「JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える」の全記録



当BBSは、2006年4月から始まるJASRAC新使用料規程の改訂作業に関わり、国内の音楽表現と利用の現場の実情を浮かび上がらせるための情報交流と議論の場とさせて頂きます。

注)スレッドは下から上に進行しています。
[150] レコード業界再生
Name : 墨田 --- 2006/04/24(Mon)18:39
こんな挑発的な記事が揚がってますね(笑

「CD売上回復!」というストーリーを作りたいレコード会社たち
http://xtc.bz/index.php?ID=298 (音楽配信メモ)

太字強調のこのあたりは全くその通りなんですけど、

>今まで自分たちに原盤使用料が入ってこないっていう理由で散々着メロを中心としたケータイ文化を憎み、さらにはPCで音楽を楽しむ音楽ファンを「違法コピーユーザー」と犯罪者扱いしてクソ以下の欠陥メディアであるCCCDをリリースし、そのことに対して何の反省も見せず、音楽配信サービスについてもまったく普及させる気を見せずに消費者がまったく使う気が起きないガチガチのDRMしかかけず、さらにはiTMSが入ってくるのをあからさまに妨害してきたような日本のレコード会社たちがどの口で「配信のおかげで音楽需要が喚起され、CDの売上上昇をもたらした」とか言えるんだと。

別の方向から見ると、こうも言えますね。

あれほどかたくなだった業界のみなさん、どうですか、こうなってみるとオレらがさんざん言ってきたことが完璧正解だったでしょう。オレら的にはこのあたりだと序章の半分ぐらいの話なんですけどね。でもまぁ、そちらも少しは軌道修正できてよかったですよ。と、そういう感じじゃないでしょうか(笑

[156] 祝、業界好転
Name : 墨田 --- 2006/05/01(Mon)16:27

しかし、JASRACの問題も含めていくつかのシマがまとまって流れを造りつつあるのかなという感じですねぇ。とにかく、

JASRACは改革路線を出してきてるし、

音楽業界も<<<((ネット配信のおかげ))>>>でCDの売り上げは向上したという現実の上に立って考え始めたわけだし、

大本の政府知財サイドは総合環境のバランスを重視した舵取りを強化し、それに対応する姿勢で文部科学省+文化庁も動いてる、風でもあるわけですよね。

こうなると、ここからは竹槍投石のバトルではなくて、如何に相手方に説得力を与える一発(←言論)をプレゼントするかでしょうね。とにかく、オレらが煙たがれれつつもネチネチ言ってきた通りの展開で音楽業界は好転したと言うんだから、とりあえずは聴く耳ありのはずでしょう。

[142] 環境適応なんですが
Name : 墨田 --- 2006/03/26(Sun)23:45
リンクを張る場合は2ch方式となります。
しばらく、こんな感じでお願いします。↓)

http://jam.velvet.jp/copyright.html

JASRACの問題も以前ほど嵐状態じゃなくなりましたね(笑
いや、問題意識が双方高まってきたのかもしれません。
JASRAC自主改革路線へ協力する為に情報提供も依然重要です。
情報ご意見在ったら書いてくださいね!

[124] 著作権法違反の疑いで逮捕
Name : 今和徳明 --- 2006/02/08(Wed)21:31
著作権法違反の疑いで名古屋市のライブハウス経営者逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000109-jij-soci

詳細はわかりませんが、ライヴハウスとの協議が進んでいるはずの中、
違和感があります。

お店のWebはこちら。ブログに参考意見あり。
http://world-co.net/voice.html

[126] Re:著作権法違反の疑いで逮捕
Name : 墨田 --- 2006/02/08(Wed)23:10

SWAN-BBSにその店の関係者のカキコミがあり、3000万一括支払い以外は拒否→営業停止勧告だとありますね。それで逮捕とはちょっと考えられない気がしますね。(でも、こういうタイプの店はJASRACと契約しているのかとも思ってました。)今のところ情報が不鮮明なので何とも言えませんけども、JASRACとしては社会に対して相当なアピールをやったわけですが諸刃の刃になってるでしょうね。

[127] Re:著作権法違反の疑いで逮捕
Name : 今和徳明 --- 2006/02/09(Thu)19:28

一応関連ブログ

http://blog.drecom.jp/ecolin_profile/archive/663

---------以下一部引用-----
同店は1993年11月の営業当初から生演奏をしており、同協会は一昨年までに延べ15回にわたって警告や計約1500万円の支払いを督促していた。田中容疑者はこれに応じず、2004年11月には名古屋地裁が演奏停止の仮処分を決定。同協会は昨年9月、中署に告訴していた。

田中容疑者は「まさか逮捕されるとは思わなかった」と供述しているという。同協会中部支部は「キャバレー全盛の昭和40年代ごろまでは、生演奏での摘発があったが、最近では珍しい」としている。

[128] Re:著作権法違反の疑いで逮捕
Name : 墨田 --- 2006/02/10(Fri)16:49

冷静に記事を読んでみたら(笑、仮処分の決定が2004年11月ということは、この事例もSWAN事件等一連のライブハウスJAZZ喫茶問題が始まったあたりからの係争で、それがJASRAC寄りに着実に進行した結果がこれということなんでしょうか? だとすれば、この件でも相当強硬強引な姿勢でJASRACが動いたというのは事実のように想像できます。実際SWAN事件だって今から思えばかなり戦略めいた動きでした。

このタイプの店の場合、JASRAC監理曲のシェアが相当高いようですから、裁判になるとかなり分が悪いはずです。しかし、だからと言って店側の立場など関係ないという視点からのスタートでは、JASRACは環境クラッシャーに成っちゃうだけですね。もしSWAN-BBSでの店側関係者の証言にあるように、店側の支払い方法の模索を一切受け付けない姿勢だったというのが本当ならば、JASRAC側の問題はやはり大きいことになります。

今回の事例によって、同様の未払い店は自分からJASRACに対応することに危険性を感じざるを得ないでしょうから、JASRACは目指すべき適正環境形成への大きなマイナス要因を作ったことは確かだと思います。

しかし、今回のようなかなりJASRAC管理曲に依存してる店の場合、過去分精算で減額の根拠を見い出すのはなかなか難しいです(←普通に考えて最初から払った方がいいに決まってるのではと思うのですが・・)。長期営業を続けてしまってからだと精額が莫大に成ってしまうのは確実です。そういう観点で危機意識を持った経営姿勢が出来てなかったことの問題がまず店側にあるとも言えます。

[106] JASRAC協議パート2
Name : 墨田 --- 2005/12/06(Tue)22:58
本日JASRACとの二回目の協議に出ました。今回JASRAC側はかなり具体的な方針を提示してきました。

今後は過去利用分精算に関しても店ごとの個別利用状況に対応するとのことです。店にはその為のデータを準備して欲しいとのこと。この措置は現行規程のもとでも当然とはいえ、これをトップが明言したのは素直に評価したいですね。

ところが問題点在り↓

問題点(1)
この件について詳細確認をすると、既に支払った店の分は受け付けないとも明言するので、それはおかしいと反論しました。本来もともとこの措置は現行規程のもとでも当然のことなのだから、出来ない説明を受けて信じて払ってしまった場合は、再度査定し直し、取り過ぎた分は返還するのが筋です。

問題点(2)
JAZZなどでのインプロ箇所はテーマ曲のアレンジ部分という発想で、全て管理曲として換算する(テーマ5分でインプロ20分でもJASRAC監理曲25分演奏という発想)と言うので、そんなのはおかしいとこれも強力ツッコミしました。今後の重要案件ですね、これは。

インプロの部分は演奏者の著作物で、JASRACの権利が及ぶのはJASRAC監理である場合のテーマ部分のみのはず。欧米の著作権協会ではこれは当たり前に認められているはずだと反論しました。←この件、継続案件になるので、海外著作権協会の事例など情報お寄せ下さい。JASRAC側は海外団体の事情は全然分ってないようでしたので、なるべく多くの情報を次回伝えたいと思います。ご協力お願いしますね。きちんと説明すれば分る雰囲気も案外ありますんで。

素直に評価出来ること↓

来年4月から改訂作業着手の新規定では、包括契約での最低枠60時間を更に細分して、リーズナブルな枠を拡大することも考えているとのこと。


[107] Re:JASRAC協議パート2
Name : BJ --- 2005/12/07(Wed)01:13

本日は私事の都合で参加できませんでした。すいません。
師走の忙しいなか皆様ご苦労様でした。
海外団体・・・家のPCを壊してしまい、海外の仲間の連絡が途絶えてしまいました、HPにて尋ね人してみます。
取り急ぎ ご苦労様でした。

[110] Re
Name : 墨田 --- 2005/12/07(Wed)18:59

BJさん、どうも。

BJの場合、既にやった内容全部出してくれとは言われてるわけでしょ。昨日の会合で、そういう場合JASRAC管理のものだけ一曲90円(最低枠なら)で集計して過去利用分精算終了でOKと理事レベルで話がついたので、そのあたりでそっちの担当者と話してみて下さいよ。

BJの場合過去10年分までは行かないんでしょ?たいして(まったく?)JASRACの曲やってないと言うことだし、大きな金額でなければやった分は払っちゃった方が後腐れ無いでしょう。それ精算しちゃえば、後は、カラオケの方も許可おりますよ。

支部担当者には、これからはやみくもにガンガン金を集めればそれで出世するという感じでもないんじゃないかなぁと言ってあげてね。これから一番大事なのは地域や利用者とのコミュニケーションですぜ。21世紀はそういう時代ですわ。

[113] スタンス再確認
Name : 墨田 --- 2005/12/14(Wed)23:00

JASRAC使用料規程改定に関わる協議というので、そのつもりで2回ほど出させて頂いたんですが、当事者の実情と利益に関わる協議に第三者が加わるといろいろ問題が起こりそうな気もしてきましたので、JASRACと交渉団体双方に均等な距離を取る世論サイドの立場を遵守することにしました。上記報告内容なども世論レベルで考えてみたいと思います。

[114] Re:JASRAC協議パート2
Name : 長作 --- [Web] 2005/12/15(Thu)01:25

1→前にも書きましたが、これは利用者の会内部で意見のすりあわせをしていかないと辛いと思います。たとえば、実態として、適切な周知・告知がなされていないということで、原則として店とJASRACの最初の接触から起算して新使用料規定に基づいて算定、既に支払っている分については一応の合意が成立してしまっているとはいえ、十分な規定の説明がなかった場合には、なんらかの減額措置を求め、本交渉開始時点で接触がなかった店舗については過去に遡及しない、など、会の内部で合意できる線をJASRACに提示するのが望ましい。会の参加者への優遇措置というのも、可否・善悪は別にして、JASRACにとっては加入者を増やせ、会にとっては組織が広がるという意味では利点があります。

2→アドリブ/インプロヴィゼーションについては、演奏者側の意識調査でもやってみるとどうなるかという興味はありますが、これは同一性保持とか改変とか引用とか部分使用とか、いろいろ話はややこしくなっていくと思われます。これは使用料規定の話とは別の次元になってしまう。この交渉では、管理楽曲を25分演奏するとして、それでも支払うべき使用料が実際の演奏・業態の実態のなかで現実的な額かどうかということに専念しておいたほうがよいと思われます。

[115] Re↑
Name : 墨田 --- 2005/12/15(Thu)22:13

長作さん 貴重ご意見どうもです。基本全く同意見です。そのつもりで協議当日即断反論いたしました。

>会の参加者への優遇措置というのも
↑ という意識はJASRACには無く、全利用者に一律対応のはずで、これは正しい姿勢だと思います。最大の問題は既に高額過去使用料を支払った店への対応がなんら考慮されていないということです。これにおいては、JASRAC側の視点に立っても適切ではないと思われます。なぜなら、

@既に過去利用分をJASRAC主張に即して支払った利用者こそ、JASRACの立場、著作権の重要性を理解している、JASRACにとってはこの上なく貴重な経営者である。
A この人たちは、JASRACの説明は法的に適切だと信じたからこそ厳しい条件をあえてのんだ。(個別支払いの選択権は店側にない等)
B 状況推移後、JASRACは利用現場の立場を今後考えると言っているのに、最初にJASRACの存在意義を認めたこの人たちには高額精算過剰徴収分の対処をしなかった。

もしこんなことになると、その人たちはJASRACに対して相当な不信感を持ってしまうでしょう。今後音楽現場との協調を目指す現JASRACとしては、本来はJASRAC主張を認めて高額精算に応じた経営者こそ、この上なく貴重な経営者であるのは疑う余地がないのに、その人たちの不信感を決定的にしておいて、それじゃ今後の展開は容易ではないとなりますよね。

よって、ここはもう一段踏み込んだ対処が必要なわけで、こうした視点でのフットワークこそ長期に見て正しい選択ということになるでしょう。全額返還せよという話でもなく、あくまでも過剰支払い分の返還要請があった場合に親身に対応して欲しいということですね。

JASRAC「確かに○○さんの主張は理解できます。これだけは返還するべきでしょうね。」経営者「対応ありがとうございます。今後も対話路線お願いいたします。」

の方が、世間から「一度握った金は何が何でも返さないJASRAC」などと思われるより絶対に得策です。これは間違いないです。成功する企業経営者というものはこのような発想をするのです。JASRAC側は、ここでもう一段深く判断しなければならない局面でしょう。

2のインプロの著作使用料の件については後日また。

[116] 補足
Name : 墨田 --- 2005/12/15(Thu)22:35

基本同意見というのは1についてでした。

2に関しては、長作さんのご意見ごもっともいう部分と、しかし実は新規定の包括料金設定に関して重大な要素になるとも思ってるんですよね。これは最近SWAN-BBS書いたことに関係します。(包括契約でもJASRAC管理シェアによって料金が考慮される必要がある云々、あたりです。確かにこれは相当に難儀な問題であるでしょう。自分も現状明確な方向性がつかめていませんです。)

この件いずれスレを改めて書くつもりではいます。

[104] 料金の差額
Name : 長作 --- [Web] 2005/12/06(Tue)04:46
料金の差額は妥当でないとしても、区分そのものが妥当なのか妥当でないのか、というようなところからはじめないといかんと思っているのであります。

[105] Re
Name : 墨田 --- 2005/12/06(Tue)10:57

それは同意見です。ただ、業種区分を出来るだけ簡略化した方が管理コスト削減となり総合利益(=権利者利益)として合理的ではないかという発想が、これまでのJASRACにはありませんね。もし有能な経営者がこうした状況を見るなら、こんなのは無駄な仕事を増やしているだけと判断し、即刻簡素化を図るはずですよ。市場競争の下でならとっくに消滅している構造でしょう。

[82] 質問です
Name : ド素人のリョウ --- 2005/11/14(Mon)15:58
お久しぶりです。
このBBSの主旨と若干ズレるかもしれませんが・・・
JASRACは、
著作権法の
第32条(引用)
第38条(営利を目的としない上演等)
について、どういう見解・立場をとっているのでしょうか?

音楽著作物に限らず、あらゆる著作物についても『転用・転載・掲載は著作権侵害』というような文言をよく目にしますが、著作権法の第32条や第38条は有名無実なんでしょうか?
それとも著作権者の単なる防衛策なんでしょうか?

[84] Re:質問です
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/16(Wed)12:21

このBBSは音楽現場の実情をはっきりさせてJASRACの今後の変革に情報提供するというあたりがねらいです。そのへん趣旨を明確にした方がいいですね。

JASRACの動きはいい意味で積極的になってるみたいです。

[86] Re:質問です
Name : ド素人のリョウ --- 2005/11/16(Wed)18:39

言葉を返すようで申し訳ありませんが・・・
このBBSの管理者は墨田さんですから墨田さんの趣旨に従うのは当然ですが、
先日来、Beatさん(BJさん)が話題にされているR&R喫茶・ブルース喫茶・フォーク喫茶などに対してのJASRACの見解・対応についての問題提起も著作権法の第32条と第38条と少なからず関連性があると思いますが。。。
第32条や第38条に規定されている営利というのは演奏に対してだけのなのか、演奏されてる場所・環境にまで適用されるのかは法解釈・条文解釈の問題にもなってきますので、ざっと過去の判例を調べてみましたが残念ながら見つかりませんでしたが、特に第38条の解釈・見解によっては、飲食に対してのみ営利を目的としている○○喫茶・喫茶○○での演奏は、単にサービス、例えば客に無料で水やおしぼりを提供するのと同じサービスの一環ということになるので、それに対して使用料を徴収するというのは問題であり、逆に言えば、それこそ違法性が・・・

墨田さんはJASRACと不毛で無駄な抵抗・対抗しても仕方ないから、なんとか話し合いで折り合いをつけていきたいというような柔軟な姿勢の方のようですし、ともすると穏健派、若干ですがJASRAC擁護派的な考えも持っておられるようですが、JASRACは随分と柔軟な姿勢を示していても法的な問題を後回しにすれば、当然ですが、今までと同じような問題が再燃すると思います。
現実的な問題・現実論として、使用料金の規定の見直し・徴収方法について話し合いで詰めていくのも大事だと思いますが、今までと同じような問題を再燃させないためにも法的な問題についても同時に詰めていく必要があると思いますが・・・

利用者の会がどういうものでどのように組織化されてるのか詳しく知らなくて申し訳ありませんが、利用者の会には法的な問題を提起したり、法的なことで話を詰めていくような専門家なり、精通した方は在籍されているのでしょうか?

[87] Re:質問です
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/17(Thu)02:55

現状JASRACはまず相手の話を聞きたいと言ってるわけですから、まずは店側の意見をはっきりさせることが先決ではないでしょうか。その結果うまく適正化が図れて、不満がある店が無くなった場合は問題は解決するわけですよね。そこに向かうための利用者側の発言方法の一つとしてBBSを活用しましょうという程度のことです。

自分は特にJASRACを擁護してるわけでも、穏健派でもなく、現状のJASRACの議論のやり方は適正なのだから論点をずらさず、しっかり対峙するべきだということです。もし利用者側の動きに合理性がないとなれば(世論に向けての説得力がないとなれば)、JASRACは新規定にも自分サイドに有利な要素を極力残そうと動き出す可能性がありますから、利用者側がどんどん現場の声を表明していくことは重要だと思いますね。

>今までと同じような問題を再燃させないためにも法的な問題についても同時に詰めていく必要があると思いますが・・・

これに関してはその通りだと思いますが、別BBSかブログを立てて、役割分担にした方が合理的でしょう。

>利用者の会には法的な問題を提起したり、法的なことで話を詰めていくような専門家なり、精通した方は在籍されているのでしょうか?

僕は利用者の会のメンバーではないので、会の内情について質問されても答えられないです。

[88] Re:質問です
Name : 長作 --- [Web] 2005/11/18(Fri)03:33

第32条(引用)については、歌詞や音楽についての判例はないようですが、特に音楽を別に扱う条文や判例もない訳で、歌詞や楽譜の「引用」については、32条通り権利制限があるはずです。JASRACの運用は、それを超えて厳しいものだとおれは捉えています。いままさに問題が表面化している例もあります。ただし、直接音楽喫茶やライヴハウス、演奏の使用料規定と関係がある条文ではないので、議論は別の場所が望ましいと思われます。こちらも参考に。
http://ameblo.jp/chosaku/entry-10006242872.html

38条は「営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合」ですから、音楽喫茶などではこの条項の適用を受けません。

『転用・転載・掲載は著作権侵害』といった表記については、正当な引用でない転載などは著作権侵害です。「引用を禁止します」などという表記も見かけますが、禁止されていても、正当な引用であれば法的には問題ないはずです。

[89] Re:質問です
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/18(Fri)22:34

手元に資料がないのでよく解らないけど、HP上で出している、詩・曲等(画像)どうなんのかね?俺てきには営利目的じゃないので問題なさそうだけど、必ず落とし穴があるのが規定だから。
でもそんな事言ってたらJASの音楽文化発展とはかけ離れたただの取立て屋の気がする。今の所個人の意見ですが。

[91] Re:質問です
Name : 長作 --- [Web] 2005/11/19(Sat)21:52

webのところをクリックして頂ければ、ここ3〜4日のエントリは
コード譜と歌詞の掲載をめぐっての話を書いてますので、ご参考まで。

条文および判例では「引用」は著作権者の許諾なしに可能ですが、JASRACはそう考えていないかもしれない気配です。

[92] Re:質問です
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/19(Sat)22:16

まだ、先週のLIVEに関して(JAS)提出しろのまま返答なしの状態です、来週さっそく電話してみようと思ってます。
しかし現状は支部では知らない事が多くて対応できないのが現状です。支部対応に関しては来週お楽しみに。
こんなこと書くと一生懸命に考えてんだろうな・・・あちら

[93] Re:質問です
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/21(Mon)14:06

JASRAC管理外の曲をやるのに権利者でもないJASRACに届けを出さなければならない訳はないので、これがもとで訴えられるなんてないでしょう。JASRAC管理のものの分だけ申請すれば問題ないはず。なのにJASRACがそれでは受け付けないというなら、JASRACは本来得られるはずの金も徴収できなくなるだけのこと。

また、自分の管理外の曲の届けなんかどんどん送られてきて、それが自分の管理なのかそうでないのか調べて利用者側に対応するなんてことをマジでやったっら、莫大に無駄なコストがかかるでしょう。もし、みんながJASRACの言うとおりに申請など始めたら、ライブハウスで使われている曲の大半はオリジナルだから、大方金を取れない曲ばかり書かれた申請書の中から、所々あるJASRAC管理の曲を探すという作業になってしまうね。おもしろがって故意に莫大な量を出すヤツが出てくる可能性もある。

[99] Re:質問です
Name : 長作 --- [Web] 2005/12/03(Sat)01:29

>コマプ様
こちらのサイトのどこかで業種ごとの使用料の比較について書かれたSWANさんのBBSの抜粋へのリンクがあったかと思うのですが、どこにあるかわからなくなってしまいました。リンク貼って頂けると幸いです。

[100] Re 長作さんへ
Name : 墨田 --- 2005/12/03(Sat)13:48

JASRAC側が使用料規程改正を表明した段階で、こちらもそれまでの糾弾路線は一応終了かと言うことで、そこまでの記事はリンクから外したんです。が、なんと残骸が残っておりました(爆 ↓

http://jam.velvet.jp/copyright-12.html
http://jam.velvet.jp/copyright-14.html

確かに、この問題勃発の初期に議論したことが、ここに来て川内議員事務所のリサーチと絡んで、現実的な重要性を帯びて来たかなという感じです。30年も前のマヌケな法律に基づいた体制なんか後生大事に守り抜いても(←しかも当の法律は廃止になってるというのに・・)、この先何もいいことが無いのはJASRAC改革路線側も理解しいてると思いますよ。

こちら「音楽利用者の会」支援ブログの最新情報は注目ですね。
なにせ、「国立国会図書館調査及び立法考査局」が調べてくれるんだから!

http://blog.goo.ne.jp/uv2005


[102] Re:質問です
Name : 長作 --- [Web] 2005/12/04(Sun)02:21

ありがというございます。コマプさんのいう「亡霊」よりも、
使用料規定から使用料区分の論理を引っ張り出す試みとして
比較をしてみたのですが、ちょっと他の人のも見たくなりまして。

当時の議論も有益です。

[103] 無根拠
Name : 墨田 --- 2005/12/04(Sun)16:31

自分としては、JASRACの使用料規程の高額格差区分の根拠は見いだせないというのが結論ですね。常識として妥当な料金差という程度での区分ならあり得るでしょう。現状のものは全く合理性を欠く使用料規程だと判断しています。

そのあたりこちらにまとめてあります。これはデサフィナード事件の具体内容が週刊ダイアモンドによって採り上げられた時に書いたものですが、かなり語尾が荒かったので、先ほど体裁を整え書き直しました(笑

http://jam.velvet.jp/copyright3-01..html

[96] Re
Name : 墨田 --- 2005/11/26(Sat)23:38
ライブバーくうの山本さん主体で利用者の会のサイトが出来てる模様。今後はJASRACと会とのやりとりの報告など、このサイトでやってもらえるんじゃないでしょうか。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sphere/kyogikai.html

BJさんとJASRACとのやりとりも注目だよね。全部報告しろと言われてその通りにしてるのに、検討中ちょっとまってということだけど、それなりに軌道修正を考えているのか?とも受け取れますしね。まぁ支部の方で根本的なことを決めることは出来ないでしょうから、本部の考えがどう動いてるのかです。

一般コンサートでの支払い方法は、包括でも個別でも結構利用者の便を考えたやり方になってますから、この路線で店との連携もうまくやれないものかと思いますけどね。

[97]
Name : 墨田 --- 2005/11/26(Sat)23:41

これ新スレになっちゃったけど、[95]BJさんへのレスですんで。

[95] 結果報告
Name : Beat jex --- 2005/11/25(Fri)01:14
BJです、過去請求については問題がないので(請求がないので今の所自分的に)
話を進めるにあたり、誤らなくては・・ならないのでしょうか?
NAMEに私のCDの曲名(Beat○○○)
を使ったからかな?変な書き込みがあり。すいません。
皆さん押さないでね 爆w
本題に戻りますが、リニューアルしてから、こちらから演奏する全て報告してますが、(生演奏についてはオリジナルでも全て報告して下さいとリニューアル後言われ)なんの連絡も来ません。何百万の請求が来ていたにもかかわらず。こちらから支部に連絡すると、検討中ですとの返事、今までは過去分が・・・それすら言いません。
という事は支部では解らないのではと思います。(支部では把握できない)
追伸 今夜リハしたよ、営利目的じゃなく、リハだからカバーしてみたwww
追伸 ここに・どこに・どこが?せっかく出会った音楽仲間。
HP造るのも大切です、音楽利用者の会が進んでいるなら何故もっと堂々とここに載せたり?書き込まないのでしょうか。他も見てますが自分はPCあまりわかりません、ブログとか人任せだから知らないけど。自分達以外にも書いたらいいと思います。JASRACと演奏?Lock?Blues?i-pod?Midi?個人ホームペイジBGM?カラオケ?ダンス?私的録音?路上ミュージシャン?音楽教室?DJ?・・・ 目が回ります。
追伸 全ての音楽好きな人の為に
僕は音楽が好きです←これも著作権を誰かが持ってる!?

[70] つづく
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/03(Thu)20:33
新規契約店/これはとても難しいですね、だから、うちはほっとけば・今の所来ないので。
これも考えます。
過去請求支払い済カラオケバー・ダンスホール・PC他色々あるみたいです。
使用料規定改定案についてはアメリカ他並にいければと思います。(詳しくは調べて下さい、)
戦後のジャズ?というか、俺もRocknRollHuseです。が!喫茶R&Rだとどうなの?BJだけならどうなの?その辺が問題じゃないかな。
R&R喫茶・ブルース喫茶・フォーク喫茶他あるでしょう。それが逆で喫茶OOならどうよ・・・
演奏について
俺がR&Rのセッションして、Eで(ミュージシャンでスリーコード)したらなんでも似ちゃうのよ、その辺もカバーな訳?
スタンダード=カバーは違う見解です。
戦わないと/戦わなくていいです。改正するだけです。音楽は楽しむべきです。
BJでDJ(クラブ)するので一応許可書?出したけど返答無し。
これが現状です。俺の店はリニューアルしてカラオケ&カバーしてやろうかなと思っても、許可してこないのが現状です。
それまでは、毎日電話来たのにね。
DJしようが(イベントになるのかな?)BGMでしょ、BJさんはいつからBGM流してますか?有線入れてますか?
俺は自分のレーベルの曲流してます。何か問題あり?(個人的ですいません)
つづく

[72] Re:つづく
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/03(Thu)23:10

いやぁ、どうやらJASRACの動きは速いみたいですね。そうと決まればパパッといきましょうや、みたいな感じもしてきたような?利用者の会も方針明確にしないと浮いちゃいますね。当事者なのに(爆

Beat sexさんところも、さんざんあったみたいだけど、ぶっちゃけた話でそっちの担当者にコンタクトとってみたらどうでしょう。「やってない分の包括契約なんて無しでいいんだよね?個別でやった分は払うつもりだったけどやってないんだよね」みたいなことで。

しかしBJには、今後適切契約でライブハウスとカラオケとクラブを合体させた先端の音響スペースを実現させてもらいたいね。これ新形態で面白いんじゃないですか。ライブハウスPAでカラオケやれるとかさ。

[81] Re:つづく
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/13(Sun)18:19

この前当方の支部へ電話したら、originalでもなんでも、演奏する時は全て許可書提出してくださいとのこと、で一応出したけど、当協会の管理曲ではありませんと返事が来るでしょう。郵便局とお友達?切手の無駄封筒もね。
あれだけ儲かってたら、PCでできないか聞いたら、報告書はコピーできますって、うんな事は解ってますっての ああねむ・・

[85] Re:つづく
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/16(Wed)12:36

個別支払いに関して、そのへんがかなり今後の課題でしょうね。その発想だと自分の方のコスト削減も出来ないということを、JASRAC上層に理解して貰わないとどうにもなりませんな。自分の権利が及ばないものまで管理する(←コストをかける)必要が何であるのかと・・?。

[76] 一応ここにも
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/07(Mon)17:11
http://sue.hippy.jp/modules/xhnewbb/viewforum.php?forum=1

[77] Re:一応ここにも
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/10(Thu)00:37

自分10日ほど旅回りなんで、Beat sexさんあたり、いろいろ意見書いて下さいね(笑


[73] だね
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/04(Fri)23:17
田舎はBJはライブハウスだから・・・今日もうるさいんじゃない・・
毎日LIVEしてないのにね。してもいいんだけど、メンバーが大変。
新しく試行錯誤してカラオケ入れても、なんじゃ!BJで演歌かよって!だったら通販でマイクに何か入った奴いれときゃよかった。
又カラオケも止めかな、と思ったら契約書は5年契約?そして坪数?歌わなくても取られるのだ、お金は大事だよ〜〜〜

[74] Re:だね
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/04(Fri)23:28

というか、音楽利用者の会って、総勢何名・何件になったの?
報告無し、書き込み無しじゃ、不安視されるよね。

[75] Re:だね
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/07(Mon)00:24

やっぱ、どう考えても体制入れ替わってる感じだから、BJさんとこも、そっちのJASRACと話してみた方がいいね。「いろいろ勉強してみたところBJさんのご意見も聞かせて貰ってですね・・」みたいな、そういう可能性はあるようですよ。

BJさんみたいな所から筋が通る話が出てくれば、他の店だって「いつまでもグチグチやってるより、そろそろパイプ繋いじゃった方がいいか」と成るわけでしょう。「JASRACとちゃんと話付けた方が店もよかった」という前例がちょっとづつでも出てくればJASRACだって広報になるわけだし。もし、フットワーク悪いようならまた文句言えばいいわけだし(笑


[69] ごめん客きちゃった
Name : Beat sex --- [Web] 2005/11/03(Thu)18:32
JASRACを怖がらなくていいと思うよ。音楽を好きな人?解ってる人?音楽文化発展?
そういう人が多いか解らないけど、中には形式ばったお役人みたいな人がいるけど、話し合えばいいのだし。腫れ物に触りたくないでは、本当の協議にならないよね。
不当(仮に今は)請求されたらそれに対して言った方がJas側もそれは見直そうとなるわけで・・・
音楽利用者の会はそれに向かって、先の音楽全てにおいて発展の為に動く団体にしましょう。一個人じゃなくてね。ほっとけばの人もペンネームでもいいから書き込んで下さい。
僕らは(音楽利用者の会)代表して動きます。ジャズ・ライブハウス以外にもダンスホール・カラオケ・PC/知らないとこの事例も、あちらとこちらの話し合える場にしましょう。 


[45] ここまでの経緯
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/30(Sun)16:33
このBBSが掲げるテーマに至る経緯を軽くまとめておこうと思います。

@JASRACは小規模経営のJAZZ喫茶、ライブハウス、音楽家に場所を提供する目的性が強い飲食店(不定期ライブ)等に対し、高額設定の包括契約と過去使用料を請求した。SWANなど一部は裁判に持ち込まれる。
AJAZZ喫茶SWANが「JASRAC音楽使用料規程の改正」を懇願する署名運動を開始する。
B世論も高まり、一部メディアも問題意識を持ち始める。
C民主党川内博史議員の援助を受けつつ、文化庁に署名が提出される。
D文化庁の仲介と川内事務所の援助でJASRACと「利用者の会」との協議が設定される。
EJASRACは当初の署名運動の内容通りに「使用料規定」改訂を表明する。

と、こういう展開な訳です。つまり、現在JASRACは利用者側の要請を全て聞き入れた状況なのです。もちろん、これまでの高額請求の是非(それをどうするのか、数百万も零細な店に払わせてからじゃないと新規定の適用も認めないというのでいいのかどうか?)も含めて複雑な問題はありますよ。そういう話も当然やることになるでしょう。

[48] Re:ここまでの経緯
Name : 長作 --- [Web] 2005/10/31(Mon)05:32

「数百万も零細な店に払わせてからじゃないと新規定の適用も認めない」ということになってるですか?

[52] Re:ここまでの経緯
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/31(Mon)09:14

長作さん、どうもです。

いえ、新規程の話で直接そうなっているということではありません。ただ、現徴収体制はそういう考えですよ。過去利用10年分精算してからじゃないと今後の利用は認めないというのがJASRACの基本姿勢です。このあたりも現実的なことに着眼して打開策を検討して行かなければならないということです。

現実的というのは、既存の環境を活性化させ基盤を固めることこそが改革の重点のはずなので、既存店にプレッシャーを与えて新規参入者を優遇する結果になってしまっては、たいへんまずい選択だということですね。

[56] Re:ここまでの経緯
Name : 長作 --- [Web] 2005/11/01(Tue)03:42

あああ。これは難しいすね。納得して支払いできる状態でなければ、結局いたちごっこが続いてアングラ化する危険性がある訳で、それは双方にとって利益にはならない。
ちょこっと質問させてください(BBSで公開するのが困難であれば、可能な範囲でblogのプロフィールのところのアドレスにメールでも)。

1)たとえば、新規契約店については、新規定で時効にならない分は遡及して支払う。ただし既に契約済で、現行規定で支払い済の分については返還請求しないということで足並みは揃うのでしょうか。現在係争中のものは裁判所任せ。
2)利用者の会で使用料規定改定案みたいなのは作ってるんでしょうか。

[57] Re:ここまでの経緯
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/01(Tue)20:10

新規程をどうするかの話と並行してこれが大きな過大な気がしてます。しかし、過去利用分請求に関するJASRACの着想は、ライブハウス、JAZZ喫茶、不定期ライブを行う一般飲食店、それぞれ個別の背景に関わってどれも重大な欠陥を含んでいますので、JASRAC的にも裁判で争うのはまずい選択ではないかと思ってます。

長作さん、実は僕の立場は利用者の会とは距離を置いての中立のつもりでおります。これまでは中立の立場なのに反JASRACとほぼ同値になっていたわけです(笑

それでも、おりおり利用者側の問題点も指摘しているんですよ。あまりに何も知らないで営業しているなぁ、という印象は拭えませんよね。音楽の自由というのは黙って使えることだと勘違いしてる発言を良く目にします。それで世界一難儀な著作権協会であるJASRACを納得させるなんてあり得ない話なんですけど。

1)の着眼は非常によく分りますね。どうなんでしょうね、これに関して店側の共通見解があれば話は早いでしょうけど、今のところはそれができる数で団結してはいないでしょう。

2)本来そのぐらいの具体要求で動く段階だと思ってます。個人ではいろいろ考えてみようかなと思ってます。部分案でもいいですよね。利用者の会じゃなくても、そういうのを勝手にネット上で提案してみるというのは面白いんじゃないでしょうか。 

[58] Re:ここまでの経緯
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/01(Tue)20:20

>音楽の自由というのは黙って使える事だ

僕の意見は、「ある程度の負担をすることで、ほぼこれ↑と同じ環境を全国展開できるんじゃないか?」ということなんですけども。

[60] Re:ここまでの経緯
Name : 長作 --- [Web] 2005/11/02(Wed)00:28

反JASRACではないことは察しております。長作もほぼ同じ立場のつもりです。

もう一つ、答えられるようでしたら。
通常のジャズ喫茶(レコードの使用のみ)としては、使用料規定では月額8000〜10000円程度になると思うのですが、これ自体に問題があるのでしょうか。

過去に遡って請求されること、恣意的な算定基準、非管理楽曲の割合や不定期または頻度が低い生演奏などについても包括契約が求められることなどについての問題は分かるのですが、通常のジャズ喫茶について、規定にある「5 社交場における演奏等」「業種5」の包括契約自体が問題となるのか、それともそこを逸脱した部分について問題になるのかというところがちょっと判断できないです。

対案を探る場合、週休一日程度で主として戦後のジャズ(保護期間を過ぎていないものが相当数含まれるという意味で)を店主の選曲でレコードやCDで流すような営業形態ならば、この額をある程度基準にして考えればいいのか、この額そのものを疑うところから考えなければいけないのか、というポイントとなります。

[62] Re:ここまでの経緯
Name : 長作 --- [Web] 2005/11/02(Wed)00:36

>「ある程度の負担をすることで、ほぼこれ↑と同じ環境を全国展開できるんじゃないか?」
ということを意図はどうあれある程度可能にしているのがJASRACで、その点について長作はJASRACの存在を評価しています。


[67] Re:ここまでの経緯
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/02(Wed)02:02

金額についてはどうなんでしょうね。個人意見ではその額ではまだ高い気がしますが、かといって店がやっていけないほどの金額だとは言えないかも知れませんね。金額交渉は当事者がやることなので、第三者としてはなるべく発言を避けています。でも利用者の会では考えていると思いますよ。

音楽チャージもとらずにやってるのがほとんどのJAZZ喫茶がBGM利用枠になれない根拠は特に無いですよね。(←分離する定義が今は著作権法から削除されていますので。)

古くからやってるJAZZ喫茶だと業種5で高額枠になるわけですが、新規開業の場合であれば一般BGM枠で契約して実質JAZZ喫茶に準ずる営業を行うこともやろうと思えばできます。高額枠に入れられた老舗のJAZZ喫茶は市場競争で淘汰されるリスクを背負わされているということです。

>>「ある程度の負担をすることで、ほぼこれと同じ環境(黙って音楽を使える環境)を全国展開できるんじゃないか?」
>ということを意図はどうあれある程度可能にしているのがJASRACで、その点について長作はJASRACの存在を評価しています。

もちろんJASRACが無いとこれは実現しませんね。そもそも著作権協会の仕事の本質ですよね。JASRACを環境の一部として生かすこと、そういう可能性を考えるべきでしょうね。今まではそんなことはとても出来そうもなかったわけですが、ここからは未知数です。おそらくJASRACの内部体制は急速に変革していると思います。


[68] Re:ここまでの経緯
Name : 長作 --- [Web] 2005/11/02(Wed)11:54

ああ、BGMと比較して圧倒的に高額であるという齟齬は何とかして欲しいという話もあったですな。そうかそうか。


[64] JASRACシンポジウム2005
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/02(Wed)01:35
JASRACシンポジウム2005
〜新たなコンテンツビジネスと著作権情報のあり方〜
http://www.jasrac.or.jp/culture/schedule/2005/1121.html

このサイトに掲げられた開催趣旨は興味深い内容です。JASRACの中でもネット配信部門は結構斬新に展開しているようです。実際、JASRACと契約した上での新たな可能性を見いだした配信サイトが結構発見できますよね。この分野の現状を観察すると、ライブやレコード利用の現場でも同じような進展が可能ではないのかという発想を持つわけですが・・・。


[12] 生演奏という「著作行為」の現場として
Name : 今和徳明 --- 2005/10/18(Tue)17:27
墨田さんご指摘の「管理曲を恒常的に使う店に対する配慮」ですが、
スレッドを改めました。

>ひとつ見ておかなければならないのは、逆にJASRAC管理のシェアが高
>く成らざるを得ない店が発言しづらくならないように気を使わなけれ
>ばならないと言うこともあるんですね。
(中略)
>例えばJAZZのスタンダードを中心にやる店も在るわけで、
>そういう店の音楽全体への貢献というものも重要です。
>新規定ではこうしたあたりの事情も判断材料に含んだ上で総合的により合理化される必要があります。

これに関してですが、

著作権法には、著作物の定義として「思想又は感情を創作的に表現したものであって〜」とあります。そして楽曲の「演奏」という行為はそもそも「感情を創作的に表現」する事であるといえます。

つまり演奏行為は「著作行為」としての性格を持つものであり、単に録音物を再生するだけの音楽利用とは違うという認識が必要です。JASRACも「著作権を守る」という立場に立つのならば、演奏という行為を「著作行為」としても尊重しなければならないでしょう。そして演奏にはそれが成立する「現場」が必要です。生演奏の店は「著作行為の現場」として尊重されるべきです。「音楽文化を守る」というのならばこれは必要な認識ではないでしょうか?

さらに言えば日本の音楽状況は欧米とは違います。生演奏の店は新しい音楽を、生の音楽を紹介する、そういう場を維持する、という役割を赤字を背負って担ってきたわけで、その点を評価されなければなりません。これは音楽文化に対する貢献として理解されるべきです。

そもそも音楽は生演奏されてこそ本物の音楽として成立します。管理楽曲を生演奏する店があってこそ管理楽曲の「実際の音楽」が受け手に届くのであって、作家としてもそれは本望だと思うのですが、どうでしょう?作家の立場を代理するはずのJASRACとしてもこの認識は必要と思います。

以上を考慮すれば、店の存続を危うくするような現在の高額の包括料金/遡求分請求は改めて検討されなければならないはずです。それが今回の改訂に反映されることを望みます。

[13] Re:生演奏という「著作行為」の現場として
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/18(Tue)21:03

>演奏という行為を「著作行為」としても尊重しなければならないでしょう。

この認識が無いと音楽というものはただの商品だと言うことになってしまいますよね。(勿論この側面も重要ではあります。)

>生演奏の店は新しい音楽を、生の音楽を紹介する、そういう場を維持する、という役割を赤字を背負って担ってきたわけで、その点を評価されなければなりません。

そういう考えに対して、市場社会で勝てない以上仕方がないという意見もよく目にしますね。しかし、相当厳しくてもなんとかやっていくシステムを作っているところがあるという現実も重視しなければ成りません。

現実的なことを言えば、世界のJAZZマンが来日した時やるようなライブスポットでも、JAZZである限りは経営は楽ではないと推測しますが、もしそういうスポットが「もうこんなのは出来ません」と言った場合、そこで根絶やしに成ってしまうものがあるというのは明白です。しかしJAZZは文化だと誰もが言うわけですよね(笑

それは何も有名なスポット数件の話ではなく、それこそ全国のJAZZ喫茶や小さなスポットの集合体がシーンを支えていると考えるべきでしょう。

[15] Re:生演奏という「著作行為」の現場として
Name : 今和徳明 --- 2005/10/20(Thu)00:27

>市場社会で勝てない以上仕方がないという意見

少なくともJASRACはそれを言う立場にはないはずです。

JASRACは社団法人という「営利目的でない団体」として「音楽文化を守って」いるという立場のはずです。実際、演奏管理が仕事の支部は事実上赤字部門で、これは社団法人でなければムリでしょう。

同様に「採算を度外視して」音楽文化を守るという立場はライヴハウスにも共通しているわけで、ましてや社団法人としての優遇もない民間の零細な店がそれを続けてきたわけです。

これを「経営の問題は店の自己責任」などとは、JASRACは言う立場ではないですよね。

JASRACとしても、営利目的を超えて音楽文化を守る、という立場は同じなのだから、これは理解しないといけない。本来、音楽文化を守るという意味で共通する立場にあるはずなのだから。

[16] Re
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/20(Thu)21:09

JASRACに限らず著作権協会の演奏権徴収は大変な仕事のようです。米ASCAPもこの領域で人員削減してたりとかあるようです。今後も実質JASRAC以外の団体が演奏権徴収に加わることは、国内の団体では無いでしょう。つまるところ、なんだかんだ文句を言っても、店や自主活動演奏家らはJASRACとは付き合って行くしかありません。逆に、彼らが全部経済淘汰されて、JASRAC会員の音楽家しかいなくなるなんてことも当然無いので、JASRACもこの音楽領域となんとか折り合いをつけて行くしかないと、そういう現実がまずあります(笑

JASRACの立場で言えば、個別90円徴収ごとにコマゴマ店とやりとりなんかやっていては、徴収額より経費が遙かに上回ってしまうわけで、一旦契約をとればあとは経費がほとんどかからない包括契約に何としてもしたい(しなければならない)ということだったのでしょう。

注)「だった」というのは、一悶着あった「銀河のほとり」の件で最終的に個別1曲90円は通りましたし、最近のSWAN-BBSに、JASRAC側から個別一曲での支払いを要請してきたという報告があります。大元で適正な方針が打ち出されたのではないかとも思えますね。だとすれば、(JASRAC的にフェアに言うと→)「赤字になるけど筋は通すことにしましたよ」なんでしょう。

個別一曲徴収のシステム合理策とか、店側も面倒なのだから「包括にしてしまえ」と思わせる条件をだすとか、今後はいろいろ検討することはある気がしますね。利用者側も新規定が出来上がったら話を聞きましょうだと面白みが無いですよね。「こんだけは払うから、こう使わせろ」とかね(笑

[17] Re
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/20(Thu)22:28

補足↑
個別での請求があったのは、SWANさんにではなくまったく初めてJASRACから連絡を受けた店の話です。

>微力ながら 投稿者: Anton  投稿日:10月15日(土)03時38分1秒
>ウチの方は、一曲90円×曲数を申告するように、との事だけで終わり、申告はミュージシャンの方にお願いしました。

http://6726.teacup.com/swan/bbs

[47] Re:生演奏という「著作行為」の現場として
Name : 長作 --- [Web] 2005/10/31(Mon)05:30

こんにちわ。コマプさんリンクありがとうございます

演奏はいまのところ著作物ではないです。「実演」ということで著作隣接権はありますが。JASRAC・著作権法の発想としては、作詞家と作曲家が著作権者で、演奏者はその詞曲の使用者ということになっていると思われます。ジャズ・ロック系の扱いが変なのは、そこらへんが理由でしょう。対面で話し合う機会があるときに、(できるだけ生演奏至上主義的なように取られないような配慮と共に)ロックやジャズのありようを説明する必要があるのかもしれません。

JASRACとの関係で言えば、全部スタンダードでやる店がきちんと支払うことができることが前提で交渉すべきかと。当然、非管理曲を使うことが多い店は、それ以下、になります。

演奏の著作性については、法改正が必要になります。フリス『サウンドの力』や増田『その音楽の<作者>とは誰か』などは、土台となる思考の一助となるでしょう。録音物でも、現在実演家印税はかなり抑えられています(新人だと定価の1%)。多くのファンは「歌手」を目当てに買う訳ですが、詞・曲・録音などのほうが歌う人よりも多くの利益を得ていると言うことには、もっと不満の声があがってもいいように思うのですが。

[53] Re:生演奏という「著作行為」の現場として
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/31(Mon)09:31

このあたりの問題、「楽曲の方が演奏に融合しているものととらえる考え」と「楽曲を完結した作品(=著作物)ととらえ演奏はそれを再現する方法」ととらえる考えのギャップに根ざしてるような気がします。もちろん、どちらか一方になるものなどではなく、両方の要素のバランスなんですが、こと著作物管理となると後者に着眼が偏るわけですよね。それはいたしかたないのも分るんですが、それではどこで音楽の現実環境と調整をはかるかを含まなければ、うまくいきませんよね。

[55] Re:生演奏という「著作行為」の現場として
Name : 長作 --- [Web] 2005/11/01(Tue)03:29

とはいえ、演奏の著作物性を認めるには法改正が必要で、今のjasracとの交渉ではどうしようもないというのもまた現実で。演奏の著作物性を主張し、著作権と隣接権でどこが違って、それをどう修正すべきかにもっていくのかについては、並行して考えていくと言うことにとどめておくべきでしょう。その場合、ユーザからみると、演奏者への支払い分が増える(JASRAC管理楽曲を演奏することは、いずれにしても「使用」であって、生演奏だから支払いが免除されるという理屈にはならない)。むしろ、実演と商業用レコードの使用の違いを明確にして、商業用レコードの店舗での使用についてのルールを模索するというのが現実的ではないかと思います。

[59] Re:生演奏という「著作行為」の現場として
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/02(Wed)00:27

実質的に「楽曲の方が演奏に融合しているものととらえる考え」でいてもさほど矛盾無く入り込める管理体制であればいいんじゃないでしょうか。JASRACだって仕事が楽になるわけですよね(笑

実演とレコード演奏との区分は現状でも明確ですが、高額徴収戦略を楽にするために都合良くなってるだけのことですね。SWANなど双方分離でMAX計算されています。

>生演奏だから支払いが免除されるという理屈にはならない

↑もちろんタダにする為の戦略などは不毛な結果しか生みませんよね。僕も今和さんもそこに本意があるわけではないですね。今和さんは、個別90円だとJASRACは赤字になってそれだとどうなのか?みたいな気遣いさえしてましたよね、某BBSであの時(笑

レコード演奏の場合は、基本JASRAC管理局使用が主軸に成らざるを得ませんので、シェアの問題より業種区分の不合理を見直すことが主だと思います。これはJASRACもさすがに考えてるでしょう。こんなものをだらだら維持したがために結局ロクなことが無かったと思ってないわけ無いと思います。

[61] Re:生演奏という「著作行為」の現場として
Name : 墨田 --- [Web] 2005/11/02(Wed)00:33

>業種区分の不合理を見直す

そのうえでこれですね。↓

>商業用レコードの店舗での使用についてのルールを模索する


[50] 不思議な世の中(不思議な制度・法律)
Name : ド素人のリョウ --- 2005/10/31(Mon)08:50
ほんとに不思議な世の中(不思議な制度・法律)ですねぇ。。。
著作権について色々と調べてたら、文化庁のHPの著作権G&Aの中に
『特に日本音楽著作権協会の場合は、権利の管理は信託の方法によるため、ミュージシャンは著作者ではあるが、著作権者ではないことになり、自分の曲にもかかわらず、許諾を得なければ演奏できないことになっています。したがって、プロのミュージシャンの世界では、コンサートでオリジナル曲しか演奏しないとしても、主催者は同協会と契約し使用料を支払うのが通常です』
という記述があります。
 
シンガーソングライターなどのプロのミュージシャンが自作曲を演奏する場合は、
著作者であって著作権者では無いんですねぇ・・・
権利の管理をしてもらって使用料を徴収してくれてるんだから仕方ないってことなんでしょうけど、
著作者であって著作権者では無いってのは。。。
おまけに自作曲を演奏して使用料を支払わなきゃいけないなんて・・・
アマチュアの使用者との平等性・公平性ということなんでしょうが。。。

前スレで墨田さんから
>これは状況認識がちょっと違ってると思いますよ。
現在、使用料規定を見直したいのはJASRACの方で、そのための意見提示などの協力をお願いされているのは利用者の方ですね

とありましたが、『現在、使用料規定を見直したいのはJASRACの方で』というのは当然でしょうね。
使用料の徴収が困難(行き詰まり)な状況(現状)での苦肉の防衛策としか私には思えませんが・・・
使用者側と歩み寄れば使用料の徴収も容易に出来るという手法なんでしょうが。。。
そういう手法について云々すると反感・反発を買いそうですから控えますが、
どういう手法を使おうが使用料が適正に改善されればいいじゃないかってことでしょうが、
それにしてもホントに姑息な手法・手段ですねぇ。。。

経過は、どうあれ和解すればいいってことなのかもしれませんね。

[54] Re:不思議な世の中(不思議な制度・法律)
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/31(Mon)09:41

まぁ、でかくて鈍い壁が少しづつ動くのかな?みたいな雰囲気は今あるわけなんですよ。JASRACがいかに権力横暴的に見えても、それより上の方針というものがありますからね。ここで利用者側の戦略もちょっとバージョンアップしてみる必要を感じております。


[46] JASRACシンポジウム
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/30(Sun)22:55
先ほど、発見した情報。

JASRACシンポジウム2005
新たなコンテンツビジネスと権利情報のあり方
http://www.jasrac.or.jp/culture/schedule/2005/1121.html

ここのうたい文句を読む限り、JASRAC改革路線最先端は政府知財推進のガイドラインのもと、明確な指針を持ってことにあたる覚悟はあるものと見ました。すでにネット配信に関しては利用者の理解も現れてきており、この分野は先駆的に協調体制を築き始めています。これにライブスペースでの連動がおこれば環境に数段のノリが出てくるんじゃないでしょうか。表裏一体ですから。



[38] 戦わないと・・・
Name : ド素人のリョウ --- 2005/10/30(Sun)01:41
前スレが長くなったので新スレで失礼します。

前スレの支払い拒否宣言・不払い宣言というのは、あくまでも今回の見直しで適正な使用料規定に是正されなかったら…という最悪の想定でのこと(発想)ですから。。。

『こちら(使用者サイド)は払う意思は有るから適正な使用料に見直してほしい』という意思表示をしてJASRAC側が『はい、解りました』と適正な使用料に改定するとは到底思えません。
そんな人情的なことが通用するような相手(JASRAC)じゃないでしょう・・・

それに私の知る限りでは裁判のような公の場で使用料の適正化(適正かどうかの是非)や過去にさかのぼっての常習的な使用料の徴収方法(使用料の算出方法)が争点となったことも使用料の適正化や公平性が問われるようなことは無かったんじゃないかと。。。
(以前にそういうことがあったのなら私の情報不足ということでお許しを…)

現在の高すぎる使用料が適正だとは使用者の誰一人として思ってないでしょう。。。
なのに誰一人として公の場で真っ向からの戦いを挑むことなく最終的には泣き寝入りして(権力に)説き伏せられてしまってきたというのが今までの構図だったのではないでしょうか・・・

音楽を愛する人はジャンルの別なく優しい人が多いから仕方ないかもしれませんが、戦わないと自由は勝ち取れないのと同様に音楽を愛する人も戦うべきじゃないかと。。。
(もちろん戦い方は考慮・熟慮の必要がありますが…)

分野が違う話題ですが、東京都の中学の社会科の女性教員が歴史的事実(戦争・侵略)を授業で教えたことで教壇に立てないように研修を受けさせられるという処罰を受けて(トイレに行く時も監視され)、先日、外国特派員協会の記者会見で堂々と正義を訴えてました。
普通なら泣き寝入りして権力に屈するか、教員を辞めてしまうかどちらかでしょうが、その人は公の場で堂々と自分の正当性を主張していました。
本当に立派な姿でした。

戦わないと音楽の自由は勝ち取れないんじゃないかと私個人は思っています。

※高すぎる使用料の適正化も問題ですが、わざと見て見ぬフリして過去(数年も)にさかのぼって高額の使用料を督促・請求するという姑息な徴収方法・算出方法も大問題かと・・・
最初に高額を提示しておいて、使用者側が『もう少し安くしてくれよ』と懇願、JASRAC側は『まとめて払う(一括払い)なら少し安くしてやるよ』みたいなやり取りが現場的には展開されているんじゃないでしょうか・・・
そんな姑息な商売的なやり方を支払い義務があるからといって黙認して正当化させといていいのでしょうか。。。

[39] Re:戦わないと・・・
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/30(Sun)03:20

実際の戦いはここまででもう半分終わっていて、確実に我々が勝利していますよ(笑 問題の所在は一段進んでいると思います。

だって、「当のJASRACが使用料規定を変えるから意見を聞かせてください」なってるわけですから。とりあえず根本を見直すと言ってるのに、それはあり得ないと言い返したのではもともこもないわけでして、それじゃとりあえずはテーブルに着きましょうという話だと思います。

>それに私の知る限りでは裁判のような公の場で使用料の適正化(適正かどうかの是非)や過去にさかのぼっての常習的な使用料の徴収方法(使用料の算出方法)が争点となったことも使用料の適正化や公平性が問われるようなことは無かったんじゃないかと。。。

>なのに誰一人として公の場で真っ向からの戦いを挑むことなく最終的には泣き寝入りして(権力に)説き伏せられてしまってきたというのが今までの構図だったのではないでしょうか・・・

僕らはまさにその問題提起と議論をネットでこの二年ほど進めてきたわけですけどね。SWAN-BBSで厳しい反撃にもなんとか対抗してきましたしね(爆 それと、この問題を裁判で争いたいのなら利用者側がこの趣旨で反訴すればいいのですよ。これは在りだと思いますし、勝ち目は無くもない気がします。ようは、JASRACはそんな力は相手にはない前提でやってると思います。SWANさんの場合も和解しないで最終まで争えば結果はJASRAC敗訴は十分あり得ると思ってますが、それをやるのは個人では厳しすぎるでしょう。

SWANさんやディサフィナードさんだって、裁判に関しては結局誰も助けてはくれないわけです。情報に上がってないケースでは、もう怯えきって店をたたんだところがあるそうです。これに対して、ディサフィナードさんは、現在まさに孤独の決戦を挑んでますね。こちらは道理に基づいて徹底抗戦していて、二審では画期的な逆転を勝ち取ってます。デイサフィナードさんぐらいの意志があればきっとやり抜くでしょうし、このケースに関しては完全にJASRACに法的正義はないです。

まぁ、少なくてもここまでの戦いはそれなりに善戦してますよ。問題はここから大負けしない為の具体戦略が必要だということです。それはビジョンとしては簡単なことで、JASRACに見透かされない論理を展開させ世論と政府方針の適正な支持を得ることです。

[41] Re:戦わないと・・・
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/30(Sun)03:48

>『こちら(使用者サイド)は払う意思は有るから適正な使用料に見直してほしい』という意思表示をしてJASRAC側が『はい、解りました』と適正な使用料に改定するとは到底思えません。
そんな人情的なことが通用するような相手(JASRAC)じゃないでしょう・・・

これは状況認識がちょっと違ってると思いますよ。
現在、使用料規定を見直したいのはJASRACの方で、そのための意見提示などの協力をお願いされているのは利用者の方ですね。ですから、協力などしない、言う意見など無い、とするのであれば、この件はJASRACが勝手にやってもかまわない、という意思表示になってしまいます。こちらがお願いして人情で変わる変わらないという話ではもうないんです。

規定を変えるからそっちの意見を聞かせろというのなら、こちらは初めから完璧なシステムと料金体系を提案してみせて、これでやってくださいと言えば一番いいですね。JASRACがクレームつけようもないものなら通かも知れませんよね(笑

[42] Re:戦わないと・・・
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/30(Sun)04:18

個別90円での支払いが店側の意志で出来る確認ですら、それなりの戦いだったことを忘れてはならないと思います。現在ではJASRACの方がそういう趣旨で最初から店に話をし始めているようですが、数ヶ月前まではディサフィナードさんのケースがスタンダードだったのですよ。適切な理屈を突きつければJASRACも変わるという例だと思います。まぁ、この件に関してはJASRAC側にはもともと道理も何もなかっただけのことですけども(爆


[29] 1曲90円!
Name : ド素人のリョウ --- 2005/10/29(Sat)03:46
この掲示板を改めて読み返してみたら個別使用料は1曲90円の記載が・・・
読み落としてました、すみませんでしたm(__)m

1曲90円!
ほんとビックリです!
そんなに高いなんて夢にも思ってなかったからビックリ!
せいぜい1曲あたり数円(10円未満)かと思ってましたから、
個別使用料が1曲90円だなんてビックリするやら呆れるやら・・・

フルコーラスじゃなくても、1コーラスだけ使用したとしても(歌っても)1曲90円ってことだろうから。。。
ということは、もし数曲を使ってREMIXプレイをしたら90円×使用曲数
たった数分のプレイで数百円
うわぁ〜、高けぇ〜!
庶民感覚からすれば高すぎ、庶民感覚からズレまくってる使用料規定。

JASRACに抗議する市民団体でも作って、負けるに決まってるだろうけど、JASRACの不当を糾す裁判でも起こそうかなぁ。。。
『90円裁判』っていうような強烈なキャッチフレーズを付けてマスコミを巻き込めば国民世論も高まるんじゃないかと・・・
裁判に負けても、国民に個別使用料が高すぎる(1曲90円)という認識を持ってもらえるし、なによりも個別使用料が1曲90円なんて関係者以外の大半の人(国民)は知らないから、それを国民に知ってもらえるだけでも裁判を起こす価値は充分にあるんじゃないかと。。。

もっと安い使用料にして、どんどん楽曲を使ってもらった方がJASRACにとっても著作権者(楽曲制作者)も使用者にとっても音楽振興や著作権保護の面でもトータルで考えたら遥かにいいのに・・・

殿様JASRACは、そんなこと↑も気付かないだろうし、考えも付かないだろうなぁ。。。
○○鉄道の○氏のように殿様(殿様体質)は、いずれは天罰が下って裸の王様になってしまうのは必至か。。。

なにはともあれJASRACが独占管理してるのが諸悪の根源か・・・
独占化が殿様体質に。。。

○天や○○ドアはテレビ局の乗っ取りよりJASRACの独占阻止にも名乗りを挙げてほしいなぁ。。。
そうすれば適正使用料の実現も夢じゃないんだろうけど・・・
でもJASRACは企業じゃなくて協会だから国が動かないと独占阻止は難しいだろうな(>_<)

[31] Re:1曲90円!
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/29(Sat)12:03

いや、一曲個別90円というのはライブ演奏の場合すよ。レコード演奏の場合は40円です。ライブ演奏の方は、滅多にJASRACの曲をやらない店ならそれほど負担になる金額ではないんじゃないでしょうか。しかし、JASRAC管理曲利用が多い店だとこれでは高額になってしまいますから、店側を苦しめない範囲で妥当な包括使用料というものを考えるというのがこれからの話の軸でしょう。

それに対してこちら↓は録音物の話になりますね。

>もし数曲を使ってREMIXプレイをしたら90円×使用曲数
たった数分のプレイで数百円

DJの用い方は、表現素材としてコラージュや加工をする場合が多いだろうから、こういう環境でこそ包括契約の意味がでてくるでしょう。包括契約である程度の支払いを行えば、JASARC管理の録音物からの自由な音作りが法的にも適正だという環境が維持できることになります。それでは、その額はいくらが妥当なのかという話にこれからなるだろうと言うことです。もし、リョウさんのような人たちが、「なんだその金額で自由にやれるんなら払った方がいいじゃないか」と思える規定が出来れば問題はないことになります。

ちなみに、
レコード演奏個別40円というのをJAZZ喫茶にまともに適用することで百万単位の過去使用料を作り出すというのがこれまでのJASRACの発想です。しかし、なぜ鑑賞料もとらない(=レコードをかけることで直接の商売をやってるわけではない)JAZZ喫茶が一般飲食店の条件(BGM利用)から切り離されなければならないかの根拠は現在の著作権法には無いです。あるとすればこうしたあたりに注目しながら現在整備中である著作権法等管理事業法です。よって、当然ここはJASRACも今度の改正で視野に入れてるだろうと思います。


[32] Re:1曲90円!
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/29(Sat)12:15

>もっと安い使用料にして、どんどん楽曲を使ってもらった方がJASRACにとっても著作権者(楽曲制作者)も使用者にとっても音楽振興や著作権保護の面でもトータルで考えたら遥かにいいのに・・・

まったくもってその通りです。総合環境で活性状態を維持出来ないと、回り回ってメジャー産業側の不利益を生み出してしまうということです。もう既にそのマイナス過程に十分入ってるので説得力はかなりあります。JASRAC中枢も考えているはずです。少なくても政府は意気込み見せてますから。そのへんで、どんどんぶっちゃけた話をした方がいいと思いますね。

[34] Re:1曲90円!
Name : ド素人のリョウ --- 2005/10/29(Sat)16:39

レコード演奏の場合、1曲40円!
おったまビックリです(>_<)

JASRACが今度の改正で適正な料金規定に是正するかどうか個人的には甚だ疑問です。
そんなに簡単に体質は変わらないだろうし、変えられないだろうから。。。

適正な料金規定に是正されないなら、たぶん開業したら私は使用料は払わないでしょうね。
逆にJASRACが調査とかに来る前に正々堂々と『払うつもりは有りません』と支払い拒否宣言・不払い宣言をして、訴えを起こされたら待ってましたとばかりに受けて立ちますよ。

督促や調査を担当しているJASRACの末端の現場の職員には悪いけど、『もし、アンタだったら払う?』って現場の職員に聞いてみたい。
それに『ライブ演奏1曲90円、レコード演奏1曲40円って、どう思う?』と聞いてみたい。
たぶん『そういう決まりですから・・・』などとお茶を濁す返答しか返ってこないだろうけど。。。

墨田さんの仰るとおり音楽業界は発展してるように見えるだけで実際は低迷してますからねぇ・・・
のまネコ騒動で右往左往したavexでさえCD売上は低迷の一途を辿ってて、CD売上については、浜あゆが頼みの綱で浜あゆにオンブにダッコの状態ですからね。

考えてみれば、著作権者(制作者)サイドが音楽業界の活性化のために適正な使用料に改正しろ!とJASRACに積極的に働きかければ、JASRACも考え直さない訳にはいかないんだろうけど・・・
でも著作権者(制作者)サイドがJASRACに働きかける訳ないだろうなぁ。。。

[35] Re:1曲90円!
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/29(Sat)20:37

>JASRACが今度の改正で適正な料金規定に是正するかどうか個人的には甚だ疑問です。
そんなに簡単に体質は変わらないだろうし、変えられないだろうから。。。

これまでのことを考えると確かにそういうイメージはあるんですが、当のJASRACが変えるというスタンスを示してるんですから、「だったらこうした方が良いでしょう、こんなことさえ分ってなかったんじゃないですか」などとガンガン言って行く方がいいです。ネットに書いておけばそれなりに読んでくれてるかも知れません。政府の人も結構こまめに読んでたみたいだし(w。

それでも結局上っ面だけだとなった場合には、またネチネチと文句を言えばいい訳で(爆

[36] Re:1曲90円!
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/29(Sat)20:47

>支払い拒否宣言・不払い宣言をして、訴えを起こされたら待ってましたとばかりに受けて立ちますよ。

いや、この発想は一番危険です。むしろ向うはそう言う発想で来てくれるのを待ってるぐらいの感じです。先にも書いたように相手が「支払う義務はない」というスタンスをとればJASRACはもう勝ったも同然だと思うでしょうね。よって、JASRACが根本を見直すと言ってる今こそ適正化を進めさせて「払える条件」にさせるということが重要だと思います。この期を逃さないことです。

[37] Re:1曲90円!
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/29(Sat)20:56

>考えてみれば、著作権者(制作者)サイドが音楽業界の活性化のために適正な使用料に改正しろ!とJASRACに積極的に働きかければ、JASRACも考え直さない訳にはいかないんだろうけど・・・

こういう感じの業界からの要請は水面下であるんじゃないかと思う時があります。音楽業界全体のマイナスイメージを拡大させている要因のかなり大きな部分はJASRACの体質にあるのは確かです。


[28] DJ
Name : Beat sex --- [Web] 2005/10/29(Sat)03:01
DJ=クラブですか?BGMだと思っているので(ジャスラック側から細かい説明もないので)有線だと月四千円程度、有線に加入しないで、自分の好きなCDを流すと年六千円位?コマブ〜〜この辺は詳しく知らないけど、てことは、有線に入らず、年間のBGM代で六千円の方がいいよな。
有線は怒るだろうな〜〜ってか、これぞ音楽が街から消えてく

[30] Re:DJ
Name : ド素人のリョウ --- 2005/10/29(Sat)03:59


Beat sex さん、はじめまして!

DJはBGM扱いで年間で6000円なら非常に有りがたいし助かります。
でもミュージシャンの使用料が個別の場合、1曲90円というのは納得できませんね♪

[33] Re:DJ
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/29(Sat)12:28

一般BGMの設定は保護措置の延長に過ぎません。この設定もいつまでもそのままかどうか保証はないでしょう。より積極的な利用環境を目指す立場では、この金額は材料にはならないと自分は思っています。(JAZZ喫茶音楽喫茶の場合は話が微妙でしょうね。)


[23] 教えて下さい
Name : ド素人のリョウ --- 2005/10/27(Thu)03:33
はじめまして!
著作権ド素人のリョウと申します。

早速ですが、DJがクラブでプレイする場合の著作権料についての質問なんですが、
そういう場合でも著作権料の支払い義務は発生するのでしょうか?
支払い義務が発生するので有れば、著作権料は店(クラブ)側が支払うものなのか、それともプレイするDJ側が支払うものなのか、通常(通例)では、どっちが支払うべきものなんでしょうか?

そもそもクラブって著作権料を支払っているのでしょうか?

現実的な細かいことですが、著作権料って、どう算出されるのでしょうか?

コマプ墨田さんのライブハウス問題のページも読みましたが、現実的な著作権料のことまでは解らなかったので質問させて頂きました。

追記:
著作権料って、JASRACの裁量に寄るところが大きいようで著作権料の算出って非常に曖昧ですよね。
著作権は保護しなきゃいけないのも解りますが、音楽振興に大きくブレーキをかけてるのも事実ですね。

[24] Re:教えて下さい
Name : 今和徳明 --- 2005/10/27(Thu)16:37

詳しくはJASRACに問い合わせてみることをおすすめしますが、
店舗リスト上では種目「A31」でJASRAC的にはライヴハウス等と同じ扱いです。
数年前「生レコ演奏許諾検討会」で検討課題として挙げられていて、
JASRAC的にもグレーゾーンだったのですが、
現場対応としては、DJブースがあって、かつダンスフロアがある場合は
申込書を渡して手続きの交渉をしていました。
「店が払う」という解釈です。

>そもそもクラブって著作権料を支払っているのでしょうか?

以前の朝日新聞の記事で管理率10%とありましたが
これはJASRACの自己評価なので実際はもっと少ないでしょう。

どちらにしても検討会の結論や今回の使用料規定の改訂で
状況が変わっている(今後変わる)かもしれないので
直接問い合わせることをおすすめします。

>著作権は保護しなきゃいけないのも解りますが、

現場としても理解する姿勢はあるのだから
JASRACとしても現場が納得できる説明をする必要がある、
ということを理解してください→JASRACの方

[25] Re:教えて下さい
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/27(Thu)21:20

リョウさん、どうもです。

今和さんの方が現場の実態把握されてますよね。名古屋ではDAYTRIPの一件の前にクラブ関連にも請求があって、それもネットで採り上げられていましたよね。JASRACサイドからすれば、「どのような形態であっても使用している以上は支払って欲しい」ではないでしょうか。逆にこのあたりDJやクラブ関係の方々はどう思っているのか是非聞きたいですね。

僕個人は、むしろ妥当だと思える金額と条件が設定できてるなら包括使用で契約してしまった方が、JASRAC管理のレコードの使用は合法的に完全自由ということになる訳ですから、すっきりして良いんじゃないかと思ってるんです。 この考えはライブハウスでの曲利用についても同じです。例え僅かでもJASRAC管理のものを用いている場合、「支払う」と言う基本姿勢で事に臨んだ方が良いというのが、この問題当初からの自分の考えです。「支払う義務がない」理由なんかを探し始めるとJASRACの主張には勝てない感じですね。「使っている分は払って当たり前だと思ってけど、それが出来る適正な体制が準備されていないんじゃないですか」と言う主張こそ最大の力となるんです。このことは事実なので結構理屈を通せる材料があるからです。今回のJASRACの動きはそのことを冷静謙虚に認めたと言う事だと思ってます。

このあたりのことは自分のサイトに軽く書きましたんで。
http://jam.velvet.jp/copyright.html

自分もそうですが、クラブの実情を知らない皆さん(JASRACを含む)のためにも、この後も是非ご意見聞かせて下さい。

[26] Re:教えて下さい
Name : ド素人のリョウ --- 2005/10/27(Thu)23:00

今和徳明さん、そして墨田さん、
親切丁寧に答えて下さって本当にありがとうございます。

いずれ生レコ演奏のクラブかカフェをDJ兼オーナーとしてを開業したいと考えてまして、
ずっと素朴な疑問として引っ掛かってたことでしたのでスッキリしました。

DJやクラブ関係者は、ぶっちゃけて言うと
『そんなもん払えるか!』っていうのが大半の考え方だと思います。
著作権料についての私個人の考え・意見は、払うべきものは払うのが当然、
ただし納得のいく・納得のできる内容・詳細であればっていう大前提の上でのことですが・・・

JASRACは著作権保護を盾にして著作権料を徴収しているのだから、
著作権保護の宣揚と著作権料徴収に対しての現場の理解を高めるための説明義務があるのは当然のことだと思います。
しかし、それをどれだけ実行しているかと考えると甚だ疑問です。

そもそも著作権保護・著作権料徴収って誰のため?って考えると、
楽曲制作者・楽曲提供者のためであることは至極当然のことでJASRACはJASRACのための著作権保護・著作権料徴収だと錯覚しているんじゃないかと私は思います。

一番の原因・元凶は体質にあると思います。
(今も不払い問題で揺れている某国営放送や天下り問題で揺れている某○○公団のような体質に原因・元凶があるんじゃないかと・・・)
JASRACの理事長の年収は3000万超という庶民感覚では考えられない高額所得(高額報酬)も殿様JASRACの体質の一端じゃないかと。。。
このまま体質の改善がされなければ、いずれは某国営放送や某○○公団のようにJASRACにもメスが入るんじゃないかと私は思っていますが・・・

著作権・著作権保護については、なんといっても使用者のモラル(見識・良識)が問われる・問われていると思います。
そういう著作権保護の宣揚・理解とモラルの向上という観点からもJASRACの使命・責任・義務は重大だと思います。
(殿様JASRACの体質改善を期待しているのですが、某国営放送問題のように国民世論が高まってこないと無理かな。。。)

[27] Re:教えて下さい
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/28(Fri)22:59

リョウさんのようにこれから新たに開業しようと思ってる人の場合、JASRACが改革する使用料規定が妥当な内容ならば、むしろ積極的に契約してJASRACと無意味なバトルなんかやりたくないと思ってるひとはきっとたくさん居るはずですよね。自分がライブスポットを経営する立場ならば、確実にそこを考えます。

この領域がある規模で安定している方が、権利者や音楽業界の今後にとっても有益なのは間違いないはずです。


[22] 支援ブログ
Name : 墨田 --- [Web] 2005/10/25(Tue)21:39
「音楽利用者の会」支援ブログ by 民主党エンタメ議連 が立ち上がったようです。

http://blog.goo.ne.jp/uv2005/e/1b34b075ec487ba5b7bec6e24cf4f12c


[18] BJ
Name : Beat sex --- [Web] 2005/10/21(Fri)00:56
今までしつこく来ていたジャスラックが、放っておくと連絡無しの状態だ。どうなってんのかな。色々試行錯誤してんのかな、集金方法を。あまり生意気言ってると、何処かの若手議員みたいに口を慎めと一括され、包括され、フォーカスされんのかな。
一応自分のHPにも入れたけどここはBBSなのでRSSに入れられませんでした。
動き出したので堂々と書き込みください。 長野 BJ

[19] Re
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/21(Fri)22:04

な〜んだ。BJさんだったですか(笑 こないだその話聞いた時、内心激怒でしたね。

BJさんの場合、JASRACの言い分を認めて言値で過去分を精算し、その後もやった分は個別支払いできちんと支払いもしていた。その後店ではコピー曲を禁止したから支払っていなかっただけなのに、その期間の分を○○○万円支払えと言う。これは相当に悪質でしょう。しかも、その精算を行わない限り、新規で他の利用(カラオケ)もさせないと。BJさんこそ、著作権の意義を認めて経営の実態に即す支払いを模索しやりくりしてきた、これ以上ない大事な利用者なのに、それを陥れるような行為をやるなんてねぇ。

JASRACも今後適正化を模索するというなら、この件の詳細はきちんと調査して最大の反省材料とし、BJさんにはビール券1万円分ぐらい持参して謝りに行くべきでしょうね。

注)銀河のほとり以前に個別が認められている店があったのにも驚きました。じゃぁ、銀河のほとりへの対応というのは何なの?となってしまうわけですが。

[20] Re:BJ
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/21(Fri)22:12

>今までしつこく来ていたジャスラックが、放っておくと連絡無しの状態だ。どうなってんのかな。

本部の方針は使用料規定改定ですから、これまで問題だと世間が指摘したことは、ほぼその通りでした、ということじゃないですかね。

BJさんはもともと、やった分は払うという仁義を通してるわけで、こういう人の話こそJASRAC新体制プロジェクトチーム(←あるのか?)はちゃんと聞いてもらいたい。

[21] Re:BJ
Name : Beat sex --- [Web] 2005/10/24(Mon)01:36

俺もナンバーズ当たったら、ジャスラッ子作ってガバガバ儲けようかな。金のあるとこから金取る、いじめは嫌いだし。


[14] よろしく
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/19(Wed)00:42
音楽現場の現状と世の中での意味合いとか、これからJASRACと関わるためのアイディアとか、何かありましたらぜひ書いてくださいね。直球でも変化球でもOKです。このBBSの場合、スレッド複数で話題併走でも行けますんで。


[2] シェア
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/15(Sat)22:07
一番重要なのは、音楽を利用する場所にはいろいろあって、それごとにさまざまな状況があるということ。その環境ごとの実情が深く分ってなければJASRACも適切な規定など作りようもないですね。できれば、身近な音楽環境での話題など意見書いて頂けるとありがたいです。まぁ、のんびりお待ちしております。

とりあえず、今自分が一番興味を持ってる話を書きます。

はたして、ロック系のライブハウスではJASRACの曲をやるバンドととオリジナルでやるバンドの比重はどうなってるのか?

そっちに出入りが多い連中に話を聞くと、「全部オリジナルだけの店などはないだろう、でもどちらかと言えばオリジナルでやってるバンドの方が多いはず」という意見が圧倒的に多かった。

もし、JASRACのシェアが50%を切ってるなら、筆頭著作権者(?)はJASRACではなく、オリジナルでやってるバンドの総体だよね。このあたりは相当重要なことだと思いますね。

[5] シェア その2
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/16(Sun)20:04

一曲でもJASRACの曲をやると過去使用料請求されたり包括契約させられるという半ば常識的情報があるので、このあたり微妙な話なのかも知れません。ただ、こういうことが言えるのです。

現在ライブハウスから徴収できる著作権協会はJASRACだけですが、もし団体が2つ3つと増えた場合、ライブハウスは2倍3倍と使用料を払わなければならないのか?やってる曲数が変わるわけではないからそれはあり得ないでしょう。そうなると、たとえ包括使用料と言っても、利用シェアによって変動するべきはずなんです。

あるライブハウスのオリジナルバンドのシェアが、例えば7割もあるのに、JASRACだけが全額持って行ってるという実情があるとすれば、それはおかしな話ではないか?という考え方があり得ますね。実際、現在文部科学省レベルでこれに相応する議論が行われていますよね(そう言う意味で実はタイムリーなんですが)。気になってるというのはこのあたりなんです。むしろ、現在払っている店こそ安くして貰うべきじゃないのかという考え。

[7] Re:シェア
Name : 今和徳明 --- 2005/10/17(Mon)17:31

>ロック系のライブハウスでは

とりあえず身近な話からすると、先日も友人のライヴ観に行って
4バンド対バンでアコースティックありポップ系ありプログレ系あり
と様々でしたが、コピーもカヴァーも1曲もありませんでした。
別のハードコアやってる友人の出たブッキングでもそうでした。
しいて言うなら、カヴァーで「心の旅(チューリップ)」を
パンクアレンジしているバンドを観たのが1年前。
とりあえずその1曲しか思い出せませんね。

>もし、JASRACのシェアが50%を切ってるなら、

切るのは明白ですね。
コピーバンドバンドが多い初心者バンド中心のライヴハウスで
時には50%行くかも、という可能性は否定しませんが、
中堅クラスのバンドが出るような店ならカヴァー曲あったとしても絶対に10%もやらない。
たぶん5%もない。確実に90%以上オリジナルでしょう。
ていうか限りなくオリジナル100%に近い。
それは出演者としても客としても自分の経験から言えることです。

それがわからないJASRAC職員は
「オリジナルだけでもつはずがない」なんてドシロウトなこと言うわけですが
だいたい「知っている曲やってくれないとつまんない」なんて言うシロウトは
金払ってライヴハウスなんか行きませんから。

要は、客もレベルが高いんですよ。
ライヴの際にとるアンケートなんか見ても聴き手として玄人なのがよくわかる。
テレビやFMやCDでしか音楽を聴かない層とは音楽を聴くレベルが違う。
コピー曲なんか聞きに来ているはずもなく、
そこでしか聴けないオリジナルな音楽を聴きにきている。
そういう状況がオリジナルバンドのシェアを支えているわけです。

JASRACもそこを理解してほしいものです。
音楽著作権管理という仕事をしている以上、この状況を理解してもらわなければ困ります。

そして、この現状は一朝一夕に成立したものではない。
ロック系ライヴハウスが現われたのは70年代半ば〜80年代初めと思いますが、
初めからこういう状況ではなく、アマチュアバンドがオリジナルを創るノウハウの蓄積や
それを聴く面白さの発見、共有など、音楽のやり方も聴き方も進化してきた
「ポップミュージックの現場の現代史」があるわけです。
つまりオリジナルを創る/聴くことが身近になってきた、それなりの背景があるということ。
それを理解すれば「オリジナル100%に近い」という現状が決して誇張ではないことが
JASRACにも理解できるはずです。
(これについてはスレッドを改めたほうが良いと思います)

ただ、これを考えた場合忘れてならないのは
「ということは、状況はこれからも変わり続ける」
ということです。

今回の使用料規定の改訂で、おそらくライヴハウスの管理状況は改善されると思いますが、
同時に状況に対するリサーチは継続していかないと意味がない。状況は変わるのだから。
それが今後も現場対応に反映されることを期待したいと思います。

[9] Re
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/17(Mon)19:21

今和さん、どうも。

そうですね、僕も自分が知ってる所だとそんな感じで居ます。ただ、ここはJASRAC側にもフェアに言うと、オリジナルでもJASRAC会員に成ってるミュージシャンもいたり、カバーをポリシーにやってるバンドもけっこうあったりしますから、無視できないシェアはあるのは認めざるを得ない気がします。店のキャラによって当然偏差は在りますよね。

とはいえ、全体で見た場合は、かなりJASRAC寄りに見ても50%は行かないのではというラインがあり、それが40なのか、30なのか、20なのか、みたいな話じゃないでしょうかね。

話ズレますが、ちょっと話題になってる本でライブハウスやクラブのリアルNOWを捉えた「ヒーローはいつだって君をがっかりさせる」(磯部涼)という本がありますよね。これあたり、JASRAC演奏部にはとりあえず読んどいてもらいたいですね。文章はちょっと読みにくかったけど(爆

[10] Re:シェア
Name : 今和徳明 --- 2005/10/17(Mon)21:12

>オリジナルでもJASRAC会員に成ってるミュージシャンもいたり、

そう、繁雑になるので書かなかったけど「そんなのバンドのオリジナルしかやってないよ」というライヴハウスの言い分は時としてこの部分を見落としている。「JASRAC会員≒メジャーから出したことのあるミュージシャン」はライヴハウスで自分の曲をやったとしてもJASRAC経由で著作権使用料を受け取る契約になっているから会員ミュージシャンが出ていればその部分はJASRACに支払う必要はある。またミュージシャン本人がそれをよく解ってない(事務所がそういうことを一切やっている)場合も多い。

>カバーをポリシーにやってるバンドもけっこうあったりしますから、

例えばビートルズコピー専門バンドばっかり出ている店というのがあって、逆にオリジナルやるバンドは出にくい雰囲気があります。そのあたりの“店のテイスト”を見抜くには「音楽的素養」がないとムリなんです。現場を担当する職員にはそういう素養が必要な事をJASRACには自覚してほしいですね。その素養がないと「それが40%なのか、30なのか、20なのか」となったときに判断できないわけです。判断できないと“100%でも取りっぱぐれのない包括契約を強いる”というところに戻ってしまう。

墨田さんによると、JASRACとしてもこの分野の店は“実は大変様々のあり方に別れていてデリケートな対応をする必要がある領域だ”ということに気付いている、ということですが、そのデリケートな対応のためには「音楽的素養」が必要なことをJASRACには理解して欲しいです。

そういう音楽的デリカシーを持った職員は支部に一人いるかいないか、でしょう。しかし500人の職員の中で探せば10人や20人はいると思うので、とりあえずぞういう人材を集めてチームを作って、今後の対応に当たっていただくと、話もスムーズに運ぶと思うのですが。

[11] Re:
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/17(Mon)22:32

>JASRACとしてもこの分野の店は“実は大変様々のあり方に別れていてデリケートな対応をする必要がある領域だ”ということに気付いている、

実はこれは、以前JASRAC総会で玉木宏樹さんと巻上公一さんがライブハウスの問題について質問した際のJASRAC斉藤理事という方の返答のパクリ要素があるわけですが(笑 大元の規定まで改正するという話なのだから当然そこまでの覚悟でしょうと思うわけです。

その時の総会で初めてJASRAC内に改革路線があるということが明らかになったんですよね。玉木さん巻上さんの行動は大きかったですね。

>そういう音楽的デリカシーを持った職員は支部に一人いるかいないか、でしょう。

あと本部側がテーマを変えてくれると支部のノリも変わる気がしますね(爆

補足ですが、
ひとつ見ておかなければならないのは、逆にJASRAC管理のシェアが高く成らざるを得ない店が発言しづらくならないように気を使わなければならないと言うこともあるんですね。そのあたりどういう議論の切り口が可能なのか、僕も今のところ明確ではないんです。何かしら意見が出てきてくれると、やりながら見えてくるかも知れないとは思ってます。

このあたりの整理が重要に成る気がします。例えばJAZZのスタンダードを中心にやる店も在るわけで、そういう店の音楽全体への貢献というものも重要です。新規定ではこうしたあたりの事情も判断材料に含んだ上で総合的により合理化される必要があります。こちらは今和さんがここまで話したロック系の店とはまた違う。そもそもノルマではないし。


[6] 音楽
Name : Beat sex --- 2005/10/17(Mon)15:10
日本の音楽全ての進化の為に2006 4月の新使用料規定が納得できる規定になるよう、頑張りましょう。
アメリカのような、年間1〜2万?くらいが正当なんだろうけど。俺CD二枚出してるけど(ジャスラックには登録してないけど)ジャスラックの前で大音響でゲリラライブしようかな。
その時はカバー曲もして、不特定多数の前で一曲いくら請求くるのだろう。

[8] Re
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/17(Mon)18:56

Beat sexさん、最初のレスどうもです。

JASRACは自分が限りなく全体に近い権利を握ってるかの前提で料金決めてますが、それはちょっと認識ズレてますゼ、ということ言って行く段階に入ってますよね。店側だけじゃなく出ているバンド(オリジナルバンドなら著作権者)にこそ発言権在りますから。


[1] 新たな場面で
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/15(Sat)13:47
SWANさんのBBSで、JASRACの音楽現場での問題の本質がどこにあるかの議論に加わってきたコマプ墨田です。「音楽利用者の会」との協議第一回の場で、JASRAC中枢はこの問題に本腰で対応する姿勢を示したました。そうなると、ここからは、単に反JASRAC的立場から脱却し、ミュージシャンと店とリスナーと著作権協会の適正な関係について、こちらサイドとしてもガイドラインを描きながらの攻防になりますよね。今後JASRACとの関係はどうあるべきか、店的に言えばどのような条件でいくら支払うのなら妥当だと言えるのか、演奏の場に関わるミュージシャンとリスナーは双方の関係がどうあれば望ましいのか、など、少しづつでも話がでてくればと思い、ようは行きがかり上こういうBBSをたてた次第です(笑 ご意見、問題提起などよろしくお願いいたします。

おそらくJASRACもこの件、聴く耳は持ってる状況になりましたんで。

[4] Re:新たな場面で
Name : コマプ墨田 --- [Web] 2005/10/15(Sat)22:52

スレッドごとの意見は右上「返信」をクリックしてくださいね。
と、こんな感じで最初の意見の下に繋がって行きます。レスするとスレッドがトップに上がります。







以下はBBSの過去ログ機能で抽出したものです。コメントは上述と同じですが、スレッドが解体されていてコメントの時系列順(上から下へ)に並んでいます。

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Message # 1 is from: 墨田
Time: 2005/10/15(Sat)22:52 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:新たな場面で

スレッドごとの意見は右上「返信」をクリックしてくださいね。
と、こんな感じで最初の意見の下に繋がって行きます。レスするとスレッドがトップに上がります。


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Message # 2 is from: 墨田
Time: 2005/10/15(Sat)13:47 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 新たな場面で

SWANさんのBBSで、JASRACの音楽現場での問題の本質がどこにあるかの議論に加わってきたコマプ墨田です。「音楽利用者の会」との協議第一回の場で、JASRAC中枢はこの問題に本腰で対応する姿勢を示したました。そうなると、ここからは、単に反JASRAC的立場から脱却し、ミュージシャンと店とリスナーと著作権協会の適正な関係について、こちらサイドとしてもガイドラインを描きながらの攻防になりますよね。今後JASRACとの関係はどうあるべきか、店的に言えばどのような条件でいくら支払うのなら妥当だと言えるのか、演奏の場に関わるミュージシャンとリスナーは双方の関係がどうあれば望ましいのか、など、少しづつでも話がでてくればと思い、ようは行きがかり上こういうBBSをたてた次第です(笑 ご意見、問題提起などよろしくお願いいたします。

おそらくJASRACもこの件、聴く耳は持ってる状況になりましたんで。


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Message # 3 is from: 墨田
Time: 2005/10/17(Mon)18:56 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

Beat sexさん、最初のレスどうもです。

JASRACは自分が限りなく全体に近い権利を握ってるかの前提で料金決めてますが、それはちょっと認識ズレてますゼ、ということ言って行く段階に入ってますよね。店側だけじゃなく出ているバンド(オリジナルバンドなら著作権者)にこそ発言権在りますから。


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Message # 4 is from: Beat sex
Time: 2005/10/17(Mon)15:10 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 音楽

日本の音楽全ての進化の為に2006 4月の新使用料規定が納得できる規定になるよう、頑張りましょう。
アメリカのような、年間1〜2万?くらいが正当なんだろうけど。俺CD二枚出してるけど(ジャスラックには登録してないけど)ジャスラックの前で大音響でゲリラライブしようかな。
その時はカバー曲もして、不特定多数の前で一曲いくら請求くるのだろう。


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Message # 5 is from: 墨田
Time: 2005/10/17(Mon)22:32 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:

>JASRACとしてもこの分野の店は“実は大変様々のあり方に別れていてデリケートな対応をする必要がある領域だ”ということに気付いている、

実はこれは、以前JASRAC総会で玉木宏樹さんと巻上公一さんがライブハウスの問題について質問した際のJASRAC斉藤理事という方の返答のパクリ要素があるわけですが(笑 大元の規定まで改正するという話なのだから当然そこまでの覚悟でしょうと思うわけです。

その時の総会で初めてJASRAC内に改革路線があるということが明らかになったんですよね。玉木さん巻上さんの行動は大きかったですね。

>そういう音楽的デリカシーを持った職員は支部に一人いるかいないか、でしょう。

あと本部側がテーマを変えてくれると支部のノリも変わる気がしますね(爆

補足ですが、
ひとつ見ておかなければならないのは、逆にJASRAC管理のシェアが高く成らざるを得ない店が発言しづらくならないように気を使わなければならないと言うこともあるんですね。そのあたりどういう議論の切り口が可能なのか、僕も今のところ明確ではないんです。何かしら意見が出てきてくれると、やりながら見えてくるかも知れないとは思ってます。

このあたりの整理が重要に成る気がします。例えばJAZZのスタンダードを中心にやる店も在るわけで、そういう店の音楽全体への貢献というものも重要です。新規定ではこうしたあたりの事情も判断材料に含んだ上で総合的により合理化される必要があります。こちらは今和さんがここまで話したロック系の店とはまた違う。そもそもノルマではないし。


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Message # 6 is from: 今和徳明
Time: 2005/10/17(Mon)21:12 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:シェア

>オリジナルでもJASRAC会員に成ってるミュージシャンもいたり、

そう、繁雑になるので書かなかったけど「そんなのバンドのオリジナルしかやってないよ」というライヴハウスの言い分は時としてこの部分を見落としている。「JASRAC会員≒メジャーから出したことのあるミュージシャン」はライヴハウスで自分の曲をやったとしてもJASRAC経由で著作権使用料を受け取る契約になっているから会員ミュージシャンが出ていればその部分はJASRACに支払う必要はある。またミュージシャン本人がそれをよく解ってない(事務所がそういうことを一切やっている)場合も多い。

>カバーをポリシーにやってるバンドもけっこうあったりしますから、

例えばビートルズコピー専門バンドばっかり出ている店というのがあって、逆にオリジナルやるバンドは出にくい雰囲気があります。そのあたりの“店のテイスト”を見抜くには「音楽的素養」がないとムリなんです。現場を担当する職員にはそういう素養が必要な事をJASRACには自覚してほしいですね。その素養がないと「それが40%なのか、30なのか、20なのか」となったときに判断できないわけです。判断できないと“100%でも取りっぱぐれのない包括契約を強いる”というところに戻ってしまう。

墨田さんによると、JASRACとしてもこの分野の店は“実は大変様々のあり方に別れていてデリケートな対応をする必要がある領域だ”ということに気付いている、ということですが、そのデリケートな対応のためには「音楽的素養」が必要なことをJASRACには理解して欲しいです。

そういう音楽的デリカシーを持った職員は支部に一人いるかいないか、でしょう。しかし500人の職員の中で探せば10人や20人はいると思うので、とりあえずぞういう人材を集めてチームを作って、今後の対応に当たっていただくと、話もスムーズに運ぶと思うのですが。


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Message # 7 is from: 墨田
Time: 2005/10/17(Mon)19:21 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

今和さん、どうも。

そうですね、僕も自分が知ってる所だとそんな感じで居ます。ただ、ここはJASRAC側にもフェアに言うと、オリジナルでもJASRAC会員に成ってるミュージシャンもいたり、カバーをポリシーにやってるバンドもけっこうあったりしますから、無視できないシェアはあるのは認めざるを得ない気がします。店のキャラによって当然偏差は在りますよね。

とはいえ、全体で見た場合は、かなりJASRAC寄りに見ても50%は行かないのではというラインがあり、それが40なのか、30なのか、20なのか、みたいな話じゃないでしょうかね。

話ズレますが、ちょっと話題になってる本でライブハウスやクラブのリアルNOWを捉えた「ヒーローはいつだって君をがっかりさせる」(磯部涼)という本がありますよね。これあたり、JASRAC演奏部にはとりあえず読んどいてもらいたいですね。文章はちょっと読みにくかったけど(爆


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Message # 8 is from: 今和徳明
Time: 2005/10/17(Mon)17:31 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:シェア

>ロック系のライブハウスでは

とりあえず身近な話からすると、先日も友人のライヴ観に行って
4バンド対バンでアコースティックありポップ系ありプログレ系あり
と様々でしたが、コピーもカヴァーも1曲もありませんでした。
別のハードコアやってる友人の出たブッキングでもそうでした。
しいて言うなら、カヴァーで「心の旅(チューリップ)」を
パンクアレンジしているバンドを観たのが1年前。
とりあえずその1曲しか思い出せませんね。

>もし、JASRACのシェアが50%を切ってるなら、

切るのは明白ですね。
コピーバンドバンドが多い初心者バンド中心のライヴハウスで
時には50%行くかも、という可能性は否定しませんが、
中堅クラスのバンドが出るような店ならカヴァー曲あったとしても絶対に10%もやらない。
たぶん5%もない。確実に90%以上オリジナルでしょう。
ていうか限りなくオリジナル100%に近い。
それは出演者としても客としても自分の経験から言えることです。

それがわからないJASRAC職員は
「オリジナルだけでもつはずがない」なんてドシロウトなこと言うわけですが
だいたい「知っている曲やってくれないとつまんない」なんて言うシロウトは
金払ってライヴハウスなんか行きませんから。

要は、客もレベルが高いんですよ。
ライヴの際にとるアンケートなんか見ても聴き手として玄人なのがよくわかる。
テレビやFMやCDでしか音楽を聴かない層とは音楽を聴くレベルが違う。
コピー曲なんか聞きに来ているはずもなく、
そこでしか聴けないオリジナルな音楽を聴きにきている。
そういう状況がオリジナルバンドのシェアを支えているわけです。

JASRACもそこを理解してほしいものです。
音楽著作権管理という仕事をしている以上、この状況を理解してもらわなければ困ります。

そして、この現状は一朝一夕に成立したものではない。
ロック系ライヴハウスが現われたのは70年代半ば〜80年代初めと思いますが、
初めからこういう状況ではなく、アマチュアバンドがオリジナルを創るノウハウの蓄積や
それを聴く面白さの発見、共有など、音楽のやり方も聴き方も進化してきた
「ポップミュージックの現場の現代史」があるわけです。
つまりオリジナルを創る/聴くことが身近になってきた、それなりの背景があるということ。
それを理解すれば「オリジナル100%に近い」という現状が決して誇張ではないことが
JASRACにも理解できるはずです。
(これについてはスレッドを改めたほうが良いと思います)

ただ、これを考えた場合忘れてならないのは
「ということは、状況はこれからも変わり続ける」
ということです。

今回の使用料規定の改訂で、おそらくライヴハウスの管理状況は改善されると思いますが、
同時に状況に対するリサーチは継続していかないと意味がない。状況は変わるのだから。
それが今後も現場対応に反映されることを期待したいと思います。


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Message # 9 is from: 墨田
Time: 2005/10/16(Sun)20:04 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: シェア その2

一曲でもJASRACの曲をやると過去使用料請求されたり包括契約させられるという半ば常識的情報があるので、このあたり微妙な話なのかも知れません。ただ、こういうことが言えるのです。

現在ライブハウスから徴収できる著作権協会はJASRACだけですが、もし団体が2つ3つと増えた場合、ライブハウスは2倍3倍と使用料を払わなければならないのか?やってる曲数が変わるわけではないからそれはあり得ないでしょう。そうなると、たとえ包括使用料と言っても、利用シェアによって変動するべきはずなんです。

あるライブハウスのオリジナルバンドのシェアが、例えば7割もあるのに、JASRACだけが全額持って行ってるという実情があるとすれば、それはおかしな話ではないか?という考え方があり得ますね。実際、現在文部科学省レベルでこれに相応する議論が行われていますよね(そう言う意味で実はタイムリーなんですが)。気になってるというのはこのあたりなんです。むしろ、現在払っている店こそ安くして貰うべきじゃないのかという考え。


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Message # 10 is from: 墨田
Time: 2005/10/15(Sat)22:07 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: シェア

一番重要なのは、音楽を利用する場所にはいろいろあって、それごとにさまざまな状況があるということ。その環境ごとの実情が深く分ってなければJASRACも適切な規定など作りようもないですね。できれば、身近な音楽環境での話題など意見書いて頂けるとありがたいです。まぁ、のんびりお待ちしております。

とりあえず、今自分が一番興味を持ってる話を書きます。

はたして、ロック系のライブハウスではJASRACの曲をやるバンドととオリジナルでやるバンドの比重はどうなってるのか?

そっちに出入りが多い連中に話を聞くと、「全部オリジナルだけの店などはないだろう、でもどちらかと言えばオリジナルでやってるバンドの方が多いはず」という意見が圧倒的に多かった。

もし、JASRACのシェアが50%を切ってるなら、筆頭著作権者(?)はJASRACではなく、オリジナルでやってるバンドの総体だよね。このあたりは相当重要なことだと思いますね。


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Message # 11 is from: 墨田
Time: 2005/10/19(Wed)00:42 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: よろしく

音楽現場の現状と世の中での意味合いとか、これからJASRACと関わるためのアイディアとか、何かありましたらぜひ書いてくださいね。直球でも変化球でもOKです。このBBSの場合、スレッド複数で話題併走でも行けますんで。


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Message # 12 is from: Beat sex
Time: 2005/10/24(Mon)01:36 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:BJ

俺もナンバーズ当たったら、ジャスラッ子作ってガバガバ儲けようかな。金のあるとこから金取る、いじめは嫌いだし。


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Message # 13 is from: 墨田
Time: 2005/10/21(Fri)22:12 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:BJ

>今までしつこく来ていたジャスラックが、放っておくと連絡無しの状態だ。どうなってんのかな。

本部の方針は使用料規定改定ですから、これまで問題だと世間が指摘したことは、ほぼその通りでした、ということじゃないですかね。

BJさんはもともと、やった分は払うという仁義を通してるわけで、こういう人の話こそJASRAC新体制プロジェクトチーム(←あるのか?)はちゃんと聞いてもらいたい。


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Message # 14 is from: 墨田
Time: 2005/10/21(Fri)22:04 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

な〜んだ。BJさんだったですか(笑 こないだその話聞いた時、内心激怒でしたね。

BJさんの場合、JASRACの言い分を認めて言値で過去分を精算し、その後もやった分は個別支払いできちんと支払いもしていた。その後店ではコピー曲を禁止したから支払っていなかっただけなのに、その期間の分を○○○万円支払えと言う。これは相当に悪質でしょう。しかも、その精算を行わない限り、新規で他の利用(カラオケ)もさせないと。BJさんこそ、著作権の意義を認めて経営の実態に即す支払いを模索しやりくりしてきた、これ以上ない大事な利用者なのに、それを陥れるような行為をやるなんてねぇ。

JASRACも今後適正化を模索するというなら、この件の詳細はきちんと調査して最大の反省材料とし、BJさんにはビール券1万円分ぐらい持参して謝りに行くべきでしょうね。

注)銀河のほとり以前に個別が認められている店があったのにも驚きました。じゃぁ、銀河のほとりへの対応というのは何なの?となってしまうわけですが。


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Message # 15 is from: Beat sex
Time: 2005/10/21(Fri)00:56 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: BJ

今までしつこく来ていたジャスラックが、放っておくと連絡無しの状態だ。どうなってんのかな。色々試行錯誤してんのかな、集金方法を。あまり生意気言ってると、何処かの若手議員みたいに口を慎めと一括され、包括され、フォーカスされんのかな。
一応自分のHPにも入れたけどここはBBSなのでRSSに入れられませんでした。
動き出したので堂々と書き込みください。 長野 BJ


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Message # 16 is from: 墨田
Time: 2005/10/25(Tue)21:39 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 支援ブログ

「音楽利用者の会」支援ブログ by 民主党エンタメ議連 が立ち上がったようです。

http://blog.goo.ne.jp/uv2005/e/1b34b075ec487ba5b7bec6e24cf4f12c


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Message # 17 is from: 墨田
Time: 2005/10/28(Fri)22:59 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:教えて下さい

リョウさんのようにこれから新たに開業しようと思ってる人の場合、JASRACが改革する使用料規定が妥当な内容ならば、むしろ積極的に契約してJASRACと無意味なバトルなんかやりたくないと思ってるひとはきっとたくさん居るはずですよね。自分がライブスポットを経営する立場ならば、確実にそこを考えます。

この領域がある規模で安定している方が、権利者や音楽業界の今後にとっても有益なのは間違いないはずです。


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Message # 18 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/10/27(Thu)23:00 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:教えて下さい

今和徳明さん、そして墨田さん、
親切丁寧に答えて下さって本当にありがとうございます。

いずれ生レコ演奏のクラブかカフェをDJ兼オーナーとしてを開業したいと考えてまして、
ずっと素朴な疑問として引っ掛かってたことでしたのでスッキリしました。

DJやクラブ関係者は、ぶっちゃけて言うと
『そんなもん払えるか!』っていうのが大半の考え方だと思います。
著作権料についての私個人の考え・意見は、払うべきものは払うのが当然、
ただし納得のいく・納得のできる内容・詳細であればっていう大前提の上でのことですが・・・

JASRACは著作権保護を盾にして著作権料を徴収しているのだから、
著作権保護の宣揚と著作権料徴収に対しての現場の理解を高めるための説明義務があるのは当然のことだと思います。
しかし、それをどれだけ実行しているかと考えると甚だ疑問です。

そもそも著作権保護・著作権料徴収って誰のため?って考えると、
楽曲制作者・楽曲提供者のためであることは至極当然のことでJASRACはJASRACのための著作権保護・著作権料徴収だと錯覚しているんじゃないかと私は思います。

一番の原因・元凶は体質にあると思います。
(今も不払い問題で揺れている某国営放送や天下り問題で揺れている某○○公団のような体質に原因・元凶があるんじゃないかと・・・)
JASRACの理事長の年収は3000万超という庶民感覚では考えられない高額所得(高額報酬)も殿様JASRACの体質の一端じゃないかと。。。
このまま体質の改善がされなければ、いずれは某国営放送や某○○公団のようにJASRACにもメスが入るんじゃないかと私は思っていますが・・・

著作権・著作権保護については、なんといっても使用者のモラル(見識・良識)が問われる・問われていると思います。
そういう著作権保護の宣揚・理解とモラルの向上という観点からもJASRACの使命・責任・義務は重大だと思います。
(殿様JASRACの体質改善を期待しているのですが、某国営放送問題のように国民世論が高まってこないと無理かな。。。)


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Message # 19 is from: 墨田
Time: 2005/10/27(Thu)21:20 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:教えて下さい

リョウさん、どうもです。

今和さんの方が現場の実態把握されてますよね。名古屋ではDAYTRIPの一件の前にクラブ関連にも請求があって、それもネットで採り上げられていましたよね。JASRACサイドからすれば、「どのような形態であっても使用している以上は支払って欲しい」ではないでしょうか。逆にこのあたりDJやクラブ関係の方々はどう思っているのか是非聞きたいですね。

僕個人は、むしろ妥当だと思える金額と条件が設定できてるなら包括使用で契約してしまった方が、JASRAC管理のレコードの使用は合法的に完全自由ということになる訳ですから、すっきりして良いんじゃないかと思ってるんです。 この考えはライブハウスでの曲利用についても同じです。例え僅かでもJASRAC管理のものを用いている場合、「支払う」と言う基本姿勢で事に臨んだ方が良いというのが、この問題当初からの自分の考えです。「支払う義務がない」理由なんかを探し始めるとJASRACの主張には勝てない感じですね。「使っている分は払って当たり前だと思ってけど、それが出来る適正な体制が準備されていないんじゃないですか」と言う主張こそ最大の力となるんです。このことは事実なので結構理屈を通せる材料があるからです。今回のJASRACの動きはそのことを冷静謙虚に認めたと言う事だと思ってます。

このあたりのことは自分のサイトに軽く書きましたんで。
http://jam.velvet.jp/copyright.html

自分もそうですが、クラブの実情を知らない皆さん(JASRACを含む)のためにも、この後も是非ご意見聞かせて下さい。


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Message # 20 is from: 今和徳明
Time: 2005/10/27(Thu)16:37 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:教えて下さい

詳しくはJASRACに問い合わせてみることをおすすめしますが、
店舗リスト上では種目「A31」でJASRAC的にはライヴハウス等と同じ扱いです。
数年前「生レコ演奏許諾検討会」で検討課題として挙げられていて、
JASRAC的にもグレーゾーンだったのですが、
現場対応としては、DJブースがあって、かつダンスフロアがある場合は
申込書を渡して手続きの交渉をしていました。
「店が払う」という解釈です。

>そもそもクラブって著作権料を支払っているのでしょうか?

以前の朝日新聞の記事で管理率10%とありましたが
これはJASRACの自己評価なので実際はもっと少ないでしょう。

どちらにしても検討会の結論や今回の使用料規定の改訂で
状況が変わっている(今後変わる)かもしれないので
直接問い合わせることをおすすめします。

>著作権は保護しなきゃいけないのも解りますが、

現場としても理解する姿勢はあるのだから
JASRACとしても現場が納得できる説明をする必要がある、
ということを理解してください→JASRACの方


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Message # 21 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/10/27(Thu)03:33 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 教えて下さい

はじめまして!
著作権ド素人のリョウと申します。

早速ですが、DJがクラブでプレイする場合の著作権料についての質問なんですが、
そういう場合でも著作権料の支払い義務は発生するのでしょうか?
支払い義務が発生するので有れば、著作権料は店(クラブ)側が支払うものなのか、それともプレイするDJ側が支払うものなのか、通常(通例)では、どっちが支払うべきものなんでしょうか?

そもそもクラブって著作権料を支払っているのでしょうか?

現実的な細かいことですが、著作権料って、どう算出されるのでしょうか?

コマプ墨田さんのライブハウス問題のページも読みましたが、現実的な著作権料のことまでは解らなかったので質問させて頂きました。

追記:
著作権料って、JASRACの裁量に寄るところが大きいようで著作権料の算出って非常に曖昧ですよね。
著作権は保護しなきゃいけないのも解りますが、音楽振興に大きくブレーキをかけてるのも事実ですね。


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Message # 22 is from: 墨田
Time: 2005/10/29(Sat)12:28 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:DJ

一般BGMの設定は保護措置の延長に過ぎません。この設定もいつまでもそのままかどうか保証はないでしょう。より積極的な利用環境を目指す立場では、この金額は材料にはならないと自分は思っています。(JAZZ喫茶音楽喫茶の場合は話が微妙でしょうね。)


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Message # 23 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/10/29(Sat)03:59 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:DJ


Beat sex さん、はじめまして!

DJはBGM扱いで年間で6000円なら非常に有りがたいし助かります。
でもミュージシャンの使用料が個別の場合、1曲90円というのは納得できませんね♪


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Message # 24 is from: Beat sex
Time: 2005/10/29(Sat)03:01 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: DJ

DJ=クラブですか?BGMだと思っているので(ジャスラック側から細かい説明もないので)有線だと月四千円程度、有線に加入しないで、自分の好きなCDを流すと年六千円位?コマブ〜〜この辺は詳しく知らないけど、てことは、有線に入らず、年間のBGM代で六千円の方がいいよな。
有線は怒るだろうな〜〜ってか、これぞ音楽が街から消えてく


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Message # 25 is from: 墨田
Time: 2005/10/29(Sat)20:56 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:1曲90円!

>考えてみれば、著作権者(制作者)サイドが音楽業界の活性化のために適正な使用料に改正しろ!とJASRACに積極的に働きかければ、JASRACも考え直さない訳にはいかないんだろうけど・・・

こういう感じの業界からの要請は水面下であるんじゃないかと思う時があります。音楽業界全体のマイナスイメージを拡大させている要因のかなり大きな部分はJASRACの体質にあるのは確かです。


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Message # 26 is from: 墨田
Time: 2005/10/29(Sat)20:47 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:1曲90円!

>支払い拒否宣言・不払い宣言をして、訴えを起こされたら待ってましたとばかりに受けて立ちますよ。

いや、この発想は一番危険です。むしろ向うはそう言う発想で来てくれるのを待ってるぐらいの感じです。先にも書いたように相手が「支払う義務はない」というスタンスをとればJASRACはもう勝ったも同然だと思うでしょうね。よって、JASRACが根本を見直すと言ってる今こそ適正化を進めさせて「払える条件」にさせるということが重要だと思います。この期を逃さないことです。


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Message # 27 is from: 墨田
Time: 2005/10/29(Sat)20:37 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:1曲90円!

>JASRACが今度の改正で適正な料金規定に是正するかどうか個人的には甚だ疑問です。
そんなに簡単に体質は変わらないだろうし、変えられないだろうから。。。

これまでのことを考えると確かにそういうイメージはあるんですが、当のJASRACが変えるというスタンスを示してるんですから、「だったらこうした方が良いでしょう、こんなことさえ分ってなかったんじゃないですか」などとガンガン言って行く方がいいです。ネットに書いておけばそれなりに読んでくれてるかも知れません。政府の人も結構こまめに読んでたみたいだし(w。

それでも結局上っ面だけだとなった場合には、またネチネチと文句を言えばいい訳で(爆


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Message # 28 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/10/29(Sat)16:39 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:1曲90円!

レコード演奏の場合、1曲40円!
おったまビックリです(>_<)

JASRACが今度の改正で適正な料金規定に是正するかどうか個人的には甚だ疑問です。
そんなに簡単に体質は変わらないだろうし、変えられないだろうから。。。

適正な料金規定に是正されないなら、たぶん開業したら私は使用料は払わないでしょうね。
逆にJASRACが調査とかに来る前に正々堂々と『払うつもりは有りません』と支払い拒否宣言・不払い宣言をして、訴えを起こされたら待ってましたとばかりに受けて立ちますよ。

督促や調査を担当しているJASRACの末端の現場の職員には悪いけど、『もし、アンタだったら払う?』って現場の職員に聞いてみたい。
それに『ライブ演奏1曲90円、レコード演奏1曲40円って、どう思う?』と聞いてみたい。
たぶん『そういう決まりですから・・・』などとお茶を濁す返答しか返ってこないだろうけど。。。

墨田さんの仰るとおり音楽業界は発展してるように見えるだけで実際は低迷してますからねぇ・・・
のまネコ騒動で右往左往したavexでさえCD売上は低迷の一途を辿ってて、CD売上については、浜あゆが頼みの綱で浜あゆにオンブにダッコの状態ですからね。

考えてみれば、著作権者(制作者)サイドが音楽業界の活性化のために適正な使用料に改正しろ!とJASRACに積極的に働きかければ、JASRACも考え直さない訳にはいかないんだろうけど・・・
でも著作権者(制作者)サイドがJASRACに働きかける訳ないだろうなぁ。。。


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Message # 29 is from: 墨田
Time: 2005/10/29(Sat)12:15 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:1曲90円!

>もっと安い使用料にして、どんどん楽曲を使ってもらった方がJASRACにとっても著作権者(楽曲制作者)も使用者にとっても音楽振興や著作権保護の面でもトータルで考えたら遥かにいいのに・・・

まったくもってその通りです。総合環境で活性状態を維持出来ないと、回り回ってメジャー産業側の不利益を生み出してしまうということです。もう既にそのマイナス過程に十分入ってるので説得力はかなりあります。JASRAC中枢も考えているはずです。少なくても政府は意気込み見せてますから。そのへんで、どんどんぶっちゃけた話をした方がいいと思いますね。


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Message # 30 is from: 墨田
Time: 2005/10/29(Sat)12:03 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:1曲90円!

いや、一曲個別90円というのはライブ演奏の場合すよ。レコード演奏の場合は40円です。ライブ演奏の方は、滅多にJASRACの曲をやらない店ならそれほど負担になる金額ではないんじゃないでしょうか。しかし、JASRAC管理曲利用が多い店だとこれでは高額になってしまいますから、店側を苦しめない範囲で妥当な包括使用料というものを考えるというのがこれからの話の軸でしょう。

それに対してこちら↓は録音物の話になりますね。

>もし数曲を使ってREMIXプレイをしたら90円×使用曲数
たった数分のプレイで数百円

DJの用い方は、表現素材としてコラージュや加工をする場合が多いだろうから、こういう環境でこそ包括契約の意味がでてくるでしょう。包括契約である程度の支払いを行えば、JASARC管理の録音物からの自由な音作りが法的にも適正だという環境が維持できることになります。それでは、その額はいくらが妥当なのかという話にこれからなるだろうと言うことです。もし、リョウさんのような人たちが、「なんだその金額で自由にやれるんなら払った方がいいじゃないか」と思える規定が出来れば問題はないことになります。

ちなみに、
レコード演奏個別40円というのをJAZZ喫茶にまともに適用することで百万単位の過去使用料を作り出すというのがこれまでのJASRACの発想です。しかし、なぜ鑑賞料もとらない(=レコードをかけることで直接の商売をやってるわけではない)JAZZ喫茶が一般飲食店の条件(BGM利用)から切り離されなければならないかの根拠は現在の著作権法には無いです。あるとすればこうしたあたりに注目しながら現在整備中である著作権法等管理事業法です。よって、当然ここはJASRACも今度の改正で視野に入れてるだろうと思います。




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Message # 31 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/10/29(Sat)03:46 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 1曲90円!

この掲示板を改めて読み返してみたら個別使用料は1曲90円の記載が・・・
読み落としてました、すみませんでしたm(__)m

1曲90円!
ほんとビックリです!
そんなに高いなんて夢にも思ってなかったからビックリ!
せいぜい1曲あたり数円(10円未満)かと思ってましたから、
個別使用料が1曲90円だなんてビックリするやら呆れるやら・・・

フルコーラスじゃなくても、1コーラスだけ使用したとしても(歌っても)1曲90円ってことだろうから。。。
ということは、もし数曲を使ってREMIXプレイをしたら90円×使用曲数
たった数分のプレイで数百円
うわぁ〜、高けぇ〜!
庶民感覚からすれば高すぎ、庶民感覚からズレまくってる使用料規定。

JASRACに抗議する市民団体でも作って、負けるに決まってるだろうけど、JASRACの不当を糾す裁判でも起こそうかなぁ。。。
『90円裁判』っていうような強烈なキャッチフレーズを付けてマスコミを巻き込めば国民世論も高まるんじゃないかと・・・
裁判に負けても、国民に個別使用料が高すぎる(1曲90円)という認識を持ってもらえるし、なによりも個別使用料が1曲90円なんて関係者以外の大半の人(国民)は知らないから、それを国民に知ってもらえるだけでも裁判を起こす価値は充分にあるんじゃないかと。。。

もっと安い使用料にして、どんどん楽曲を使ってもらった方がJASRACにとっても著作権者(楽曲制作者)も使用者にとっても音楽振興や著作権保護の面でもトータルで考えたら遥かにいいのに・・・

殿様JASRACは、そんなこと↑も気付かないだろうし、考えも付かないだろうなぁ。。。
○○鉄道の○氏のように殿様(殿様体質)は、いずれは天罰が下って裸の王様になってしまうのは必至か。。。

なにはともあれJASRACが独占管理してるのが諸悪の根源か・・・
独占化が殿様体質に。。。

○天や○○ドアはテレビ局の乗っ取りよりJASRACの独占阻止にも名乗りを挙げてほしいなぁ。。。
そうすれば適正使用料の実現も夢じゃないんだろうけど・・・
でもJASRACは企業じゃなくて協会だから国が動かないと独占阻止は難しいだろうな(>_<)


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Message # 32 is from: 墨田
Time: 2005/10/30(Sun)04:18 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:戦わないと・・・

個別90円での支払いが店側の意志で出来る確認ですら、それなりの戦いだったことを忘れてはならないと思います。現在ではJASRACの方がそういう趣旨で最初から店に話をし始めているようですが、数ヶ月前まではディサフィナードさんのケースがスタンダードだったのですよ。適切な理屈を突きつければJASRACも変わるという例だと思います。まぁ、この件に関してはJASRAC側にはもともと道理も何もなかっただけのことですけども(爆


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Message # 33 is from: 墨田
Time: 2005/10/30(Sun)03:48 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:戦わないと・・・

>『こちら(使用者サイド)は払う意思は有るから適正な使用料に見直してほしい』という意思表示をしてJASRAC側が『はい、解りました』と適正な使用料に改定するとは到底思えません。
そんな人情的なことが通用するような相手(JASRAC)じゃないでしょう・・・

これは状況認識がちょっと違ってると思いますよ。
現在、使用料規定を見直したいのはJASRACの方で、そのための意見提示などの協力をお願いされているのは利用者の方ですね。ですから、協力などしない、言う意見など無い、とするのであれば、この件はJASRACが勝手にやってもかまわない、という意思表示になってしまいます。こちらがお願いして人情で変わる変わらないという話ではもうないんです。

規定を変えるからそっちの意見を聞かせろというのなら、こちらは初めから完璧なシステムと料金体系を提案してみせて、これでやってくださいと言えば一番いいですね。JASRACがクレームつけようもないものなら通かも知れませんよね(笑


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Message # 34 is from: 墨田
Time: 2005/10/30(Sun)03:20 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:戦わないと・・・

実際の戦いはここまででもう半分終わっていて、確実に我々が勝利していますよ(笑 問題の所在は一段進んでいると思います。

だって、「当のJASRACが使用料規定を変えるから意見を聞かせてください」なってるわけですから。とりあえず根本を見直すと言ってるのに、それはあり得ないと言い返したのではもともこもないわけでして、それじゃとりあえずはテーブルに着きましょうという話だと思います。

>それに私の知る限りでは裁判のような公の場で使用料の適正化(適正かどうかの是非)や過去にさかのぼっての常習的な使用料の徴収方法(使用料の算出方法)が争点となったことも使用料の適正化や公平性が問われるようなことは無かったんじゃないかと。。。

>なのに誰一人として公の場で真っ向からの戦いを挑むことなく最終的には泣き寝入りして(権力に)説き伏せられてしまってきたというのが今までの構図だったのではないでしょうか・・・

僕らはまさにその問題提起と議論をネットでこの二年ほど進めてきたわけですけどね。SWAN-BBSで厳しい反撃にもなんとか対抗してきましたしね(爆 それと、この問題を裁判で争いたいのなら利用者側がこの趣旨で反訴すればいいのですよ。これは在りだと思いますし、勝ち目は無くもない気がします。ようは、JASRACはそんな力は相手にはない前提でやってると思います。SWANさんの場合も和解しないで最終まで争えば結果はJASRAC敗訴は十分あり得ると思ってますが、それをやるのは個人では厳しすぎるでしょう。

SWANさんやディサフィナードさんだって、裁判に関しては結局誰も助けてはくれないわけです。情報に上がってないケースでは、もう怯えきって店をたたんだところがあるそうです。これに対して、ディサフィナードさんは、現在まさに孤独の決戦を挑んでますね。こちらは道理に基づいて徹底抗戦していて、二審では画期的な逆転を勝ち取ってます。デイサフィナードさんぐらいの意志があればきっとやり抜くでしょうし、このケースに関しては完全にJASRACに法的正義はないです。

まぁ、少なくてもここまでの戦いはそれなりに善戦してますよ。問題はここから大負けしない為の具体戦略が必要だということです。それはビジョンとしては簡単なことで、JASRACに見透かされない論理を展開させ世論と政府方針の適正な支持を得ることです。


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Message # 35 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/10/30(Sun)01:41 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 戦わないと・・・

前スレが長くなったので新スレで失礼します。

前スレの支払い拒否宣言・不払い宣言というのは、あくまでも今回の見直しで適正な使用料規定に是正されなかったら…という最悪の想定でのこと(発想)ですから。。。

『こちら(使用者サイド)は払う意思は有るから適正な使用料に見直してほしい』という意思表示をしてJASRAC側が『はい、解りました』と適正な使用料に改定するとは到底思えません。
そんな人情的なことが通用するような相手(JASRAC)じゃないでしょう・・・

それに私の知る限りでは裁判のような公の場で使用料の適正化(適正かどうかの是非)や過去にさかのぼっての常習的な使用料の徴収方法(使用料の算出方法)が争点となったことも使用料の適正化や公平性が問われるようなことは無かったんじゃないかと。。。
(以前にそういうことがあったのなら私の情報不足ということでお許しを…)

現在の高すぎる使用料が適正だとは使用者の誰一人として思ってないでしょう。。。
なのに誰一人として公の場で真っ向からの戦いを挑むことなく最終的には泣き寝入りして(権力に)説き伏せられてしまってきたというのが今までの構図だったのではないでしょうか・・・

音楽を愛する人はジャンルの別なく優しい人が多いから仕方ないかもしれませんが、戦わないと自由は勝ち取れないのと同様に音楽を愛する人も戦うべきじゃないかと。。。
(もちろん戦い方は考慮・熟慮の必要がありますが…)

分野が違う話題ですが、東京都の中学の社会科の女性教員が歴史的事実(戦争・侵略)を授業で教えたことで教壇に立てないように研修を受けさせられるという処罰を受けて(トイレに行く時も監視され)、先日、外国特派員協会の記者会見で堂々と正義を訴えてました。
普通なら泣き寝入りして権力に屈するか、教員を辞めてしまうかどちらかでしょうが、その人は公の場で堂々と自分の正当性を主張していました。
本当に立派な姿でした。

戦わないと音楽の自由は勝ち取れないんじゃないかと私個人は思っています。

※高すぎる使用料の適正化も問題ですが、わざと見て見ぬフリして過去(数年も)にさかのぼって高額の使用料を督促・請求するという姑息な徴収方法・算出方法も大問題かと・・・
最初に高額を提示しておいて、使用者側が『もう少し安くしてくれよ』と懇願、JASRAC側は『まとめて払う(一括払い)なら少し安くしてやるよ』みたいなやり取りが現場的には展開されているんじゃないでしょうか・・・
そんな姑息な商売的なやり方を支払い義務があるからといって黙認して正当化させといていいのでしょうか。。。


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Message # 36 is from: 墨田
Time: 2005/10/30(Sun)22:55 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: JASRACシンポジウム

先ほど、発見した情報。

JASRACシンポジウム2005
新たなコンテンツビジネスと権利情報のあり方
http://www.jasrac.or.jp/culture/schedule/2005/1121.html

ここのうたい文句を読む限り、JASRAC改革路線最先端は政府知財推進のガイドラインのもと、明確な指針を持ってことにあたる覚悟はあるものと見ました。すでにネット配信に関しては利用者の理解も現れてきており、この分野は先駆的に協調体制を築き始めています。これにライブスペースでの連動がおこれば環境に数段のノリが出てくるんじゃないでしょうか。表裏一体ですから。




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Message # 37 is from: 墨田
Time: 2005/10/31(Mon)09:41 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:不思議な世の中(不思議な制度・法律)

まぁ、でかくて鈍い壁が少しづつ動くのかな?みたいな雰囲気は今あるわけなんですよ。JASRACがいかに権力横暴的に見えても、それより上の方針というものがありますからね。ここで利用者側の戦略もちょっとバージョンアップしてみる必要を感じております。


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Message # 38 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/10/31(Mon)08:50 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 不思議な世の中(不思議な制度・法律)

ほんとに不思議な世の中(不思議な制度・法律)ですねぇ。。。
著作権について色々と調べてたら、文化庁のHPの著作権G&Aの中に
『特に日本音楽著作権協会の場合は、権利の管理は信託の方法によるため、ミュージシャンは著作者ではあるが、著作権者ではないことになり、自分の曲にもかかわらず、許諾を得なければ演奏できないことになっています。したがって、プロのミュージシャンの世界では、コンサートでオリジナル曲しか演奏しないとしても、主催者は同協会と契約し使用料を支払うのが通常です』
という記述があります。
 
シンガーソングライターなどのプロのミュージシャンが自作曲を演奏する場合は、
著作者であって著作権者では無いんですねぇ・・・
権利の管理をしてもらって使用料を徴収してくれてるんだから仕方ないってことなんでしょうけど、
著作者であって著作権者では無いってのは。。。
おまけに自作曲を演奏して使用料を支払わなきゃいけないなんて・・・
アマチュアの使用者との平等性・公平性ということなんでしょうが。。。

前スレで墨田さんから
>これは状況認識がちょっと違ってると思いますよ。
現在、使用料規定を見直したいのはJASRACの方で、そのための意見提示などの協力をお願いされているのは利用者の方ですね

とありましたが、『現在、使用料規定を見直したいのはJASRACの方で』というのは当然でしょうね。
使用料の徴収が困難(行き詰まり)な状況(現状)での苦肉の防衛策としか私には思えませんが・・・
使用者側と歩み寄れば使用料の徴収も容易に出来るという手法なんでしょうが。。。
そういう手法について云々すると反感・反発を買いそうですから控えますが、
どういう手法を使おうが使用料が適正に改善されればいいじゃないかってことでしょうが、
それにしてもホントに姑息な手法・手段ですねぇ。。。

経過は、どうあれ和解すればいいってことなのかもしれませんね。


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Message # 39 is from: 墨田
Time: 2005/11/02(Wed)00:33 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:生演奏という「著作行為」の現場として

>業種区分の不合理を見直す

そのうえでこれですね。↓

>商業用レコードの店舗での使用についてのルールを模索する



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Message # 40 is from: 墨田
Time: 2005/11/02(Wed)00:27 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:生演奏という「著作行為」の現場として

実質的に「楽曲の方が演奏に融合しているものととらえる考え」でいてもさほど矛盾無く入り込める管理体制であればいいんじゃないでしょうか。JASRACだって仕事が楽になるわけですよね(笑

実演とレコード演奏との区分は現状でも明確ですが、高額徴収戦略を楽にするために都合良くなってるだけのことですね。SWANなど双方分離でMAX計算されています。

>生演奏だから支払いが免除されるという理屈にはならない

↑もちろんタダにする為の戦略などは不毛な結果しか生みませんよね。僕も今和さんもそこに本意があるわけではないですね。今和さんは、個別90円だとJASRACは赤字になってそれだとどうなのか?みたいな気遣いさえしてましたよね、某BBSであの時(笑

レコード演奏の場合は、基本JASRAC管理局使用が主軸に成らざるを得ませんので、シェアの問題より業種区分の不合理を見直すことが主だと思います。これはJASRACもさすがに考えてるでしょう。こんなものをだらだら維持したがために結局ロクなことが無かったと思ってないわけ無いと思います。


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Message # 41 is from: 長作
Time: 2005/11/01(Tue)03:29 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:生演奏という「著作行為」の現場として

とはいえ、演奏の著作物性を認めるには法改正が必要で、今のjasracとの交渉ではどうしようもないというのもまた現実で。演奏の著作物性を主張し、著作権と隣接権でどこが違って、それをどう修正すべきかにもっていくのかについては、並行して考えていくと言うことにとどめておくべきでしょう。その場合、ユーザからみると、演奏者への支払い分が増える(JASRAC管理楽曲を演奏することは、いずれにしても「使用」であって、生演奏だから支払いが免除されるという理屈にはならない)。むしろ、実演と商業用レコードの使用の違いを明確にして、商業用レコードの店舗での使用についてのルールを模索するというのが現実的ではないかと思います。



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Message # 42 is from: 墨田
Time: 2005/10/31(Mon)09:31 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:生演奏という「著作行為」の現場として

このあたりの問題、「楽曲の方が演奏に融合しているものととらえる考え」と「楽曲を完結した作品(=著作物)ととらえ演奏はそれを再現する方法」ととらえる考えのギャップに根ざしてるような気がします。もちろん、どちらか一方になるものなどではなく、両方の要素のバランスなんですが、こと著作物管理となると後者に着眼が偏るわけですよね。それはいたしかたないのも分るんですが、それではどこで音楽の現実環境と調整をはかるかを含まなければ、うまくいきませんよね。


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Message # 43 is from: 長作
Time: 2005/10/31(Mon)05:30 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:生演奏という「著作行為」の現場として

こんにちわ。コマプさんリンクありがとうございます

演奏はいまのところ著作物ではないです。「実演」ということで著作隣接権はありますが。JASRAC・著作権法の発想としては、作詞家と作曲家が著作権者で、演奏者はその詞曲の使用者ということになっていると思われます。ジャズ・ロック系の扱いが変なのは、そこらへんが理由でしょう。対面で話し合う機会があるときに、(できるだけ生演奏至上主義的なように取られないような配慮と共に)ロックやジャズのありようを説明する必要があるのかもしれません。

JASRACとの関係で言えば、全部スタンダードでやる店がきちんと支払うことができることが前提で交渉すべきかと。当然、非管理曲を使うことが多い店は、それ以下、になります。

演奏の著作性については、法改正が必要になります。フリス『サウンドの力』や増田『その音楽の<作者>とは誰か』などは、土台となる思考の一助となるでしょう。録音物でも、現在実演家印税はかなり抑えられています(新人だと定価の1%)。多くのファンは「歌手」を目当てに買う訳ですが、詞・曲・録音などのほうが歌う人よりも多くの利益を得ていると言うことには、もっと不満の声があがってもいいように思うのですが。


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Message # 44 is from: コマプ墨田
Time: 2005/10/20(Thu)22:28 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

補足↑
個別での請求があったのは、SWANさんにではなくまったく初めてJASRACから連絡を受けた店の話です。

>微力ながら 投稿者: Anton  投稿日:10月15日(土)03時38分1秒
>ウチの方は、一曲90円×曲数を申告するように、との事だけで終わり、申告はミュージシャンの方にお願いしました。

http://6726.teacup.com/swan/bbs



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Message # 45 is from: コマプ墨田
Time: 2005/10/20(Thu)21:09 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

JASRACに限らず著作権協会の演奏権徴収は大変な仕事のようです。米ASCAPもこの領域で人員削減してたりとかあるようです。今後も実質JASRAC以外の団体が演奏権徴収に加わることは、国内の団体では無いでしょう。つまるところ、なんだかんだ文句を言っても、店や自主活動演奏家らはJASRACとは付き合って行くしかありません。逆に、彼らが全部経済淘汰されて、JASRAC会員の音楽家しかいなくなるなんてことも当然無いので、JASRACもこの音楽領域となんとか折り合いをつけて行くしかないと、そういう現実がまずあります(笑

JASRACの立場で言えば、個別90円徴収ごとにコマゴマ店とやりとりなんかやっていては、徴収額より経費が遙かに上回ってしまうわけで、一旦契約をとればあとは経費がほとんどかからない包括契約に何としてもしたい(しなければならない)ということだったのでしょう。

注)「だった」というのは、一悶着あった「銀河のほとり」の件で最終的に個別1曲90円は通りましたし、最近のSWAN-BBSに、JASRAC側から個別一曲での支払いを要請してきたという報告があります。大元で適正な方針が打ち出されたのではないかとも思えますね。だとすれば、(JASRAC的にフェアに言うと→)「赤字になるけど筋は通すことにしましたよ」なんでしょう。

個別一曲徴収のシステム合理策とか、店側も面倒なのだから「包括にしてしまえ」と思わせる条件をだすとか、今後はいろいろ検討することはある気がしますね。利用者側も新規定が出来上がったら話を聞きましょうだと面白みが無いですよね。「こんだけは払うから、こう使わせろ」とかね(笑



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Message # 46 is from: 今和徳明
Time: 2005/10/20(Thu)00:27 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:生演奏という「著作行為」の現場として

>市場社会で勝てない以上仕方がないという意見

少なくともJASRACはそれを言う立場にはないはずです。

JASRACは社団法人という「営利目的でない団体」として「音楽文化を守って」いるという立場のはずです。実際、演奏管理が仕事の支部は事実上赤字部門で、これは社団法人でなければムリでしょう。

同様に「採算を度外視して」音楽文化を守るという立場はライヴハウスにも共通しているわけで、ましてや社団法人としての優遇もない民間の零細な店がそれを続けてきたわけです。

これを「経営の問題は店の自己責任」などとは、JASRACは言う立場ではないですよね。

JASRACとしても、営利目的を超えて音楽文化を守る、という立場は同じなのだから、これは理解しないといけない。本来、音楽文化を守るという意味で共通する立場にあるはずなのだから。


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Message # 47 is from: コマプ墨田
Time: 2005/10/18(Tue)21:03 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:生演奏という「著作行為」の現場として

>演奏という行為を「著作行為」としても尊重しなければならないでしょう。

この認識が無いと音楽というものはただの商品だと言うことになってしまいますよね。(勿論この側面も重要ではあります。)

>生演奏の店は新しい音楽を、生の音楽を紹介する、そういう場を維持する、という役割を赤字を背負って担ってきたわけで、その点を評価されなければなりません。

そういう考えに対して、市場社会で勝てない以上仕方がないという意見もよく目にしますね。しかし、相当厳しくてもなんとかやっていくシステムを作っているところがあるという現実も重視しなければ成りません。

現実的なことを言えば、世界のJAZZマンが来日した時やるようなライブスポットでも、JAZZである限りは経営は楽ではないと推測しますが、もしそういうスポットが「もうこんなのは出来ません」と言った場合、そこで根絶やしに成ってしまうものがあるというのは明白です。しかしJAZZは文化だと誰もが言うわけですよね(笑

それは何も有名なスポット数件の話ではなく、それこそ全国のJAZZ喫茶や小さなスポットの集合体がシーンを支えていると考えるべきでしょう。


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Message # 48 is from: 今和徳明
Time: 2005/10/18(Tue)17:27 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 生演奏という「著作行為」の現場として

墨田さんご指摘の「管理曲を恒常的に使う店に対する配慮」ですが、
スレッドを改めました。

>ひとつ見ておかなければならないのは、逆にJASRAC管理のシェアが高
>く成らざるを得ない店が発言しづらくならないように気を使わなけれ
>ばならないと言うこともあるんですね。
(中略)
>例えばJAZZのスタンダードを中心にやる店も在るわけで、
>そういう店の音楽全体への貢献というものも重要です。
>新規定ではこうしたあたりの事情も判断材料に含んだ上で総合的により合理化される必要があります。

これに関してですが、

著作権法には、著作物の定義として「思想又は感情を創作的に表現したものであって〜」とあります。そして楽曲の「演奏」という行為はそもそも「感情を創作的に表現」する事であるといえます。

つまり演奏行為は「著作行為」としての性格を持つものであり、単に録音物を再生するだけの音楽利用とは違うという認識が必要です。JASRACも「著作権を守る」という立場に立つのならば、演奏という行為を「著作行為」としても尊重しなければならないでしょう。そして演奏にはそれが成立する「現場」が必要です。生演奏の店は「著作行為の現場」として尊重されるべきです。「音楽文化を守る」というのならばこれは必要な認識ではないでしょうか?

さらに言えば日本の音楽状況は欧米とは違います。生演奏の店は新しい音楽を、生の音楽を紹介する、そういう場を維持する、という役割を赤字を背負って担ってきたわけで、その点を評価されなければなりません。これは音楽文化に対する貢献として理解されるべきです。

そもそも音楽は生演奏されてこそ本物の音楽として成立します。管理楽曲を生演奏する店があってこそ管理楽曲の「実際の音楽」が受け手に届くのであって、作家としてもそれは本望だと思うのですが、どうでしょう?作家の立場を代理するはずのJASRACとしてもこの認識は必要と思います。

以上を考慮すれば、店の存続を危うくするような現在の高額の包括料金/遡求分請求は改めて検討されなければならないはずです。それが今回の改訂に反映されることを望みます。


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Message # 49 is from: 墨田
Time: 2005/11/02(Wed)01:35 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: JASRACシンポジウム2005

JASRACシンポジウム2005
〜新たなコンテンツビジネスと著作権情報のあり方〜
http://www.jasrac.or.jp/culture/schedule/2005/1121.html

このサイトに掲げられた開催趣旨は興味深い内容です。JASRACの中でもネット配信部門は結構斬新に展開しているようです。実際、JASRACと契約した上での新たな可能性を見いだした配信サイトが結構発見できますよね。この分野の現状を観察すると、ライブやレコード利用の現場でも同じような進展が可能ではないのかという発想を持つわけですが・・・。


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Message # 50 is from: 長作
Time: 2005/11/02(Wed)11:54 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

ああ、BGMと比較して圧倒的に高額であるという齟齬は何とかして欲しいという話もあったですな。そうかそうか。



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Message # 51 is from: 墨田
Time: 2005/11/02(Wed)02:02 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

金額についてはどうなんでしょうね。個人意見ではその額ではまだ高い気がしますが、かといって店がやっていけないほどの金額だとは言えないかも知れませんね。金額交渉は当事者がやることなので、第三者としてはなるべく発言を避けています。でも利用者の会では考えていると思いますよ。

音楽チャージもとらずにやってるのがほとんどのJAZZ喫茶がBGM利用枠になれない根拠は特に無いですよね。(←分離する定義が今は著作権法から削除されていますので。)

古くからやってるJAZZ喫茶だと業種5で高額枠になるわけですが、新規開業の場合であれば一般BGM枠で契約して実質JAZZ喫茶に準ずる営業を行うこともやろうと思えばできます。高額枠に入れられた老舗のJAZZ喫茶は市場競争で淘汰されるリスクを背負わされているということです。

>>「ある程度の負担をすることで、ほぼこれと同じ環境(黙って音楽を使える環境)を全国展開できるんじゃないか?」
>ということを意図はどうあれある程度可能にしているのがJASRACで、その点について長作はJASRACの存在を評価しています。

もちろんJASRACが無いとこれは実現しませんね。そもそも著作権協会の仕事の本質ですよね。JASRACを環境の一部として生かすこと、そういう可能性を考えるべきでしょうね。今まではそんなことはとても出来そうもなかったわけですが、ここからは未知数です。おそらくJASRACの内部体制は急速に変革していると思います。




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Message # 52 is from: 長作
Time: 2005/11/02(Wed)00:36 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

>「ある程度の負担をすることで、ほぼこれ↑と同じ環境を全国展開できるんじゃないか?」
ということを意図はどうあれある程度可能にしているのがJASRACで、その点について長作はJASRACの存在を評価しています。




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Message # 53 is from: 長作
Time: 2005/11/02(Wed)00:28 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

反JASRACではないことは察しております。長作もほぼ同じ立場のつもりです。

もう一つ、答えられるようでしたら。
通常のジャズ喫茶(レコードの使用のみ)としては、使用料規定では月額8000〜10000円程度になると思うのですが、これ自体に問題があるのでしょうか。

過去に遡って請求されること、恣意的な算定基準、非管理楽曲の割合や不定期または頻度が低い生演奏などについても包括契約が求められることなどについての問題は分かるのですが、通常のジャズ喫茶について、規定にある「5 社交場における演奏等」「業種5」の包括契約自体が問題となるのか、それともそこを逸脱した部分について問題になるのかというところがちょっと判断できないです。

対案を探る場合、週休一日程度で主として戦後のジャズ(保護期間を過ぎていないものが相当数含まれるという意味で)を店主の選曲でレコードやCDで流すような営業形態ならば、この額をある程度基準にして考えればいいのか、この額そのものを疑うところから考えなければいけないのか、というポイントとなります。


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Message # 54 is from: 墨田
Time: 2005/11/01(Tue)20:20 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

>音楽の自由というのは黙って使える事だ

僕の意見は、「ある程度の負担をすることで、ほぼこれ↑と同じ環境を全国展開できるんじゃないか?」ということなんですけども。


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Message # 55 is from: 墨田
Time: 2005/11/01(Tue)20:10 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

新規程をどうするかの話と並行してこれが大きな過大な気がしてます。しかし、過去利用分請求に関するJASRACの着想は、ライブハウス、JAZZ喫茶、不定期ライブを行う一般飲食店、それぞれ個別の背景に関わってどれも重大な欠陥を含んでいますので、JASRAC的にも裁判で争うのはまずい選択ではないかと思ってます。

長作さん、実は僕の立場は利用者の会とは距離を置いての中立のつもりでおります。これまでは中立の立場なのに反JASRACとほぼ同値になっていたわけです(笑

それでも、おりおり利用者側の問題点も指摘しているんですよ。あまりに何も知らないで営業しているなぁ、という印象は拭えませんよね。音楽の自由というのは黙って使えることだと勘違いしてる発言を良く目にします。それで世界一難儀な著作権協会であるJASRACを納得させるなんてあり得ない話なんですけど。

1)の着眼は非常によく分りますね。どうなんでしょうね、これに関して店側の共通見解があれば話は早いでしょうけど、今のところはそれができる数で団結してはいないでしょう。

2)本来そのぐらいの具体要求で動く段階だと思ってます。個人ではいろいろ考えてみようかなと思ってます。部分案でもいいですよね。利用者の会じゃなくても、そういうのを勝手にネット上で提案してみるというのは面白いんじゃないでしょうか。 


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Message # 56 is from: 長作
Time: 2005/11/01(Tue)03:42 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

あああ。これは難しいすね。納得して支払いできる状態でなければ、結局いたちごっこが続いてアングラ化する危険性がある訳で、それは双方にとって利益にはならない。
ちょこっと質問させてください(BBSで公開するのが困難であれば、可能な範囲でblogのプロフィールのところのアドレスにメールでも)。

1)たとえば、新規契約店については、新規定で時効にならない分は遡及して支払う。ただし既に契約済で、現行規定で支払い済の分については返還請求しないということで足並みは揃うのでしょうか。現在係争中のものは裁判所任せ。
2)利用者の会で使用料規定改定案みたいなのは作ってるんでしょうか。


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Message # 57 is from: 墨田
Time: 2005/10/31(Mon)09:14 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

長作さん、どうもです。

いえ、新規程の話で直接そうなっているということではありません。ただ、現徴収体制はそういう考えですよ。過去利用10年分精算してからじゃないと今後の利用は認めないというのがJASRACの基本姿勢です。このあたりも現実的なことに着眼して打開策を検討して行かなければならないということです。

現実的というのは、既存の環境を活性化させ基盤を固めることこそが改革の重点のはずなので、既存店にプレッシャーを与えて新規参入者を優遇する結果になってしまっては、たいへんまずい選択だということですね。


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Message # 58 is from: 長作
Time: 2005/10/31(Mon)05:32 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:ここまでの経緯

「数百万も零細な店に払わせてからじゃないと新規定の適用も認めない」ということになってるですか?



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Message # 59 is from: 墨田
Time: 2005/10/30(Sun)16:33 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: ここまでの経緯

このBBSが掲げるテーマに至る経緯を軽くまとめておこうと思います。

@JASRACは小規模経営のJAZZ喫茶、ライブハウス、音楽家に場所を提供する目的性が強い飲食店(不定期ライブ)等に対し、高額設定の包括契約と過去使用料を請求した。SWANなど一部は裁判に持ち込まれる。
AJAZZ喫茶SWANが「JASRAC音楽使用料規程の改正」を懇願する署名運動を開始する。
B世論も高まり、一部メディアも問題意識を持ち始める。
C民主党川内博史議員の援助を受けつつ、文化庁に署名が提出される。
D文化庁の仲介と川内事務所の援助でJASRACと「利用者の会」との協議が設定される。
EJASRACは当初の署名運動の内容通りに「使用料規定」改訂を表明する。

と、こういう展開な訳です。つまり、現在JASRACは利用者側の要請を全て聞き入れた状況なのです。もちろん、これまでの高額請求の是非(それをどうするのか、数百万も零細な店に払わせてからじゃないと新規定の適用も認めないというのでいいのかどうか?)も含めて複雑な問題はありますよ。そういう話も当然やることになるでしょう。


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Message # 60 is from: Beat sex
Time: 2005/11/03(Thu)18:32 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: ごめん客きちゃった

JASRACを怖がらなくていいと思うよ。音楽を好きな人?解ってる人?音楽文化発展?
そういう人が多いか解らないけど、中には形式ばったお役人みたいな人がいるけど、話し合えばいいのだし。腫れ物に触りたくないでは、本当の協議にならないよね。
不当(仮に今は)請求されたらそれに対して言った方がJas側もそれは見直そうとなるわけで・・・
音楽利用者の会はそれに向かって、先の音楽全てにおいて発展の為に動く団体にしましょう。一個人じゃなくてね。ほっとけばの人もペンネームでもいいから書き込んで下さい。
僕らは(音楽利用者の会)代表して動きます。ジャズ・ライブハウス以外にもダンスホール・カラオケ・PC/知らないとこの事例も、あちらとこちらの話し合える場にしましょう。 


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Message # 61 is from: 墨田
Time: 2005/11/07(Mon)00:24 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:だね

やっぱ、どう考えても体制入れ替わってる感じだから、BJさんとこも、そっちのJASRACと話してみた方がいいね。「いろいろ勉強してみたところBJさんのご意見も聞かせて貰ってですね・・」みたいな、そういう可能性はあるようですよ。

BJさんみたいな所から筋が通る話が出てくれば、他の店だって「いつまでもグチグチやってるより、そろそろパイプ繋いじゃった方がいいか」と成るわけでしょう。「JASRACとちゃんと話付けた方が店もよかった」という前例がちょっとづつでも出てくればJASRACだって広報になるわけだし。もし、フットワーク悪いようならまた文句言えばいいわけだし(笑


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Message # 62 is from: Beat sex
Time: 2005/11/04(Fri)23:28 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:だね

というか、音楽利用者の会って、総勢何名・何件になったの?
報告無し、書き込み無しじゃ、不安視されるよね。


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Message # 63 is from: Beat sex
Time: 2005/11/04(Fri)23:17 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: だね

田舎はBJはライブハウスだから・・・今日もうるさいんじゃない・・
毎日LIVEしてないのにね。してもいいんだけど、メンバーが大変。
新しく試行錯誤してカラオケ入れても、なんじゃ!BJで演歌かよって!だったら通販でマイクに何か入った奴いれときゃよかった。
又カラオケも止めかな、と思ったら契約書は5年契約?そして坪数?歌わなくても取られるのだ、お金は大事だよ〜〜〜


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Message # 64 is from: 墨田
Time: 2005/11/10(Thu)00:37 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:一応ここにも

自分10日ほど旅回りなんで、Beat sexさんあたり、いろいろ意見書いて下さいね(笑


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Message # 65 is from: Beat sex
Time: 2005/11/07(Mon)17:11 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 一応ここにも

http://sue.hippy.jp/modules/xhnewbb/viewforum.php?forum=1


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Message # 66 is from: 墨田
Time: 2005/11/16(Wed)12:36 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:つづく

個別支払いに関して、そのへんがかなり今後の課題でしょうね。その発想だと自分の方のコスト削減も出来ないということを、JASRAC上層に理解して貰わないとどうにもなりませんな。自分の権利が及ばないものまで管理する(←コストをかける)必要が何であるのかと・・?。



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Message # 67 is from: Beat sex
Time: 2005/11/13(Sun)18:19 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:つづく

この前当方の支部へ電話したら、originalでもなんでも、演奏する時は全て許可書提出してくださいとのこと、で一応出したけど、当協会の管理曲ではありませんと返事が来るでしょう。郵便局とお友達?切手の無駄封筒もね。
あれだけ儲かってたら、PCでできないか聞いたら、報告書はコピーできますって、うんな事は解ってますっての ああねむ・・


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Message # 68 is from: 墨田
Time: 2005/11/03(Thu)23:10 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:つづく

いやぁ、どうやらJASRACの動きは速いみたいですね。そうと決まればパパッといきましょうや、みたいな感じもしてきたような?利用者の会も方針明確にしないと浮いちゃいますね。当事者なのに(爆

Beat sexさんところも、さんざんあったみたいだけど、ぶっちゃけた話でそっちの担当者にコンタクトとってみたらどうでしょう。「やってない分の包括契約なんて無しでいいんだよね?個別でやった分は払うつもりだったけどやってないんだよね」みたいなことで。

しかしBJには、今後適切契約でライブハウスとカラオケとクラブを合体させた先端の音響スペースを実現させてもらいたいね。これ新形態で面白いんじゃないですか。ライブハウスPAでカラオケやれるとかさ。


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Message # 69 is from: Beat sex
Time: 2005/11/03(Thu)20:33 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: つづく

新規契約店/これはとても難しいですね、だから、うちはほっとけば・今の所来ないので。
これも考えます。
過去請求支払い済カラオケバー・ダンスホール・PC他色々あるみたいです。
使用料規定改定案についてはアメリカ他並にいければと思います。(詳しくは調べて下さい、)
戦後のジャズ?というか、俺もRocknRollHuseです。が!喫茶R&Rだとどうなの?BJだけならどうなの?その辺が問題じゃないかな。
R&R喫茶・ブルース喫茶・フォーク喫茶他あるでしょう。それが逆で喫茶OOならどうよ・・・
演奏について
俺がR&Rのセッションして、Eで(ミュージシャンでスリーコード)したらなんでも似ちゃうのよ、その辺もカバーな訳?
スタンダード=カバーは違う見解です。
戦わないと/戦わなくていいです。改正するだけです。音楽は楽しむべきです。
BJでDJ(クラブ)するので一応許可書?出したけど返答無し。
これが現状です。俺の店はリニューアルしてカラオケ&カバーしてやろうかなと思っても、許可してこないのが現状です。
それまでは、毎日電話来たのにね。
DJしようが(イベントになるのかな?)BGMでしょ、BJさんはいつからBGM流してますか?有線入れてますか?
俺は自分のレーベルの曲流してます。何か問題あり?(個人的ですいません)
つづく



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Message # 70 is from: Beat jex
Time: 2005/11/25(Fri)01:14 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 結果報告

BJです、過去請求については問題がないので(請求がないので今の所自分的に)
話を進めるにあたり、誤らなくては・・ならないのでしょうか?
NAMEに私のCDの曲名(Beat○○○)
を使ったからかな?変な書き込みがあり。すいません。
皆さん押さないでね 爆w
本題に戻りますが、リニューアルしてから、こちらから演奏する全て報告してますが、(生演奏についてはオリジナルでも全て報告して下さいとリニューアル後言われ)なんの連絡も来ません。何百万の請求が来ていたにもかかわらず。こちらから支部に連絡すると、検討中ですとの返事、今までは過去分が・・・それすら言いません。
という事は支部では解らないのではと思います。(支部では把握できない)
追伸 今夜リハしたよ、営利目的じゃなく、リハだからカバーしてみたwww
追伸 ここに・どこに・どこが?せっかく出会った音楽仲間。
HP造るのも大切です、音楽利用者の会が進んでいるなら何故もっと堂々とここに載せたり?書き込まないのでしょうか。他も見てますが自分はPCあまりわかりません、ブログとか人任せだから知らないけど。自分達以外にも書いたらいいと思います。JASRACと演奏?Lock?Blues?i-pod?Midi?個人ホームペイジBGM?カラオケ?ダンス?私的録音?路上ミュージシャン?音楽教室?DJ?・・・ 目が回ります。
追伸 全ての音楽好きな人の為に
僕は音楽が好きです←これも著作権を誰かが持ってる!?


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Message # 71 is from: 墨田
Time: 2005/11/26(Sat)23:41 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: あ

これ新スレになっちゃったけど、[95]BJさんへのレスですんで。


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Message # 72 is from: 墨田
Time: 2005/11/26(Sat)23:38 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

ライブバーくうの山本さん主体で利用者の会のサイトが出来てる模様。今後はJASRACと会とのやりとりの報告など、このサイトでやってもらえるんじゃないでしょうか。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~sphere/kyogikai.html

BJさんとJASRACとのやりとりも注目だよね。全部報告しろと言われてその通りにしてるのに、検討中ちょっとまってということだけど、それなりに軌道修正を考えているのか?とも受け取れますしね。まぁ支部の方で根本的なことを決めることは出来ないでしょうから、本部の考えがどう動いてるのかです。

一般コンサートでの支払い方法は、包括でも個別でも結構利用者の便を考えたやり方になってますから、この路線で店との連携もうまくやれないものかと思いますけどね。


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Message # 73 is from: 墨田
Time: 2005/12/04(Sun)16:31 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 無根拠

自分としては、JASRACの使用料規程の高額格差区分の根拠は見いだせないというのが結論ですね。常識として妥当な料金差という程度での区分ならあり得るでしょう。現状のものは全く合理性を欠く使用料規程だと判断しています。

そのあたりこちらにまとめてあります。これはデサフィナード事件の具体内容が週刊ダイアモンドによって採り上げられた時に書いたものですが、かなり語尾が荒かったので、先ほど体裁を整え書き直しました(笑

http://jam.velvet.jp/copyright3-01..html


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Message # 74 is from: 長作
Time: 2005/12/04(Sun)02:21 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

ありがというございます。コマプさんのいう「亡霊」よりも、
使用料規定から使用料区分の論理を引っ張り出す試みとして
比較をしてみたのですが、ちょっと他の人のも見たくなりまして。

当時の議論も有益です。



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Message # 75 is from: 墨田
Time: 2005/12/03(Sat)13:48 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re 長作さんへ

JASRAC側が使用料規程改正を表明した段階で、こちらもそれまでの糾弾路線は一応終了かと言うことで、そこまでの記事はリンクから外したんです。が、なんと残骸が残っておりました(爆 ↓

http://jam.velvet.jp/copyright-12.html
http://jam.velvet.jp/copyright-14.html

確かに、この問題勃発の初期に議論したことが、ここに来て川内議員事務所のリサーチと絡んで、現実的な重要性を帯びて来たかなという感じです。30年も前のマヌケな法律に基づいた体制なんか後生大事に守り抜いても(←しかも当の法律は廃止になってるというのに・・)、この先何もいいことが無いのはJASRAC改革路線側も理解しいてると思いますよ。

こちら「音楽利用者の会」支援ブログの最新情報は注目ですね。
なにせ、「国立国会図書館調査及び立法考査局」が調べてくれるんだから!

http://blog.goo.ne.jp/uv2005




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Message # 76 is from: 長作
Time: 2005/12/03(Sat)01:29 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

>コマプ様
こちらのサイトのどこかで業種ごとの使用料の比較について書かれたSWANさんのBBSの抜粋へのリンクがあったかと思うのですが、どこにあるかわからなくなってしまいました。リンク貼って頂けると幸いです。


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Message # 77 is from: 墨田
Time: 2005/11/21(Mon)14:06 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

JASRAC管理外の曲をやるのに権利者でもないJASRACに届けを出さなければならない訳はないので、これがもとで訴えられるなんてないでしょう。JASRAC管理のものの分だけ申請すれば問題ないはず。なのにJASRACがそれでは受け付けないというなら、JASRACは本来得られるはずの金も徴収できなくなるだけのこと。

また、自分の管理外の曲の届けなんかどんどん送られてきて、それが自分の管理なのかそうでないのか調べて利用者側に対応するなんてことをマジでやったっら、莫大に無駄なコストがかかるでしょう。もし、みんながJASRACの言うとおりに申請など始めたら、ライブハウスで使われている曲の大半はオリジナルだから、大方金を取れない曲ばかり書かれた申請書の中から、所々あるJASRAC管理の曲を探すという作業になってしまうね。おもしろがって故意に莫大な量を出すヤツが出てくる可能性もある。


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Message # 78 is from: Beat sex
Time: 2005/11/19(Sat)22:16 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

まだ、先週のLIVEに関して(JAS)提出しろのまま返答なしの状態です、来週さっそく電話してみようと思ってます。
しかし現状は支部では知らない事が多くて対応できないのが現状です。支部対応に関しては来週お楽しみに。
こんなこと書くと一生懸命に考えてんだろうな・・・あちら


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Message # 79 is from: 長作
Time: 2005/11/19(Sat)21:52 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

webのところをクリックして頂ければ、ここ3〜4日のエントリは
コード譜と歌詞の掲載をめぐっての話を書いてますので、ご参考まで。

条文および判例では「引用」は著作権者の許諾なしに可能ですが、JASRACはそう考えていないかもしれない気配です。


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Message # 80 is from: Beat sex
Time: 2005/11/18(Fri)22:34 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

手元に資料がないのでよく解らないけど、HP上で出している、詩・曲等(画像)どうなんのかね?俺てきには営利目的じゃないので問題なさそうだけど、必ず落とし穴があるのが規定だから。
でもそんな事言ってたらJASの音楽文化発展とはかけ離れたただの取立て屋の気がする。今の所個人の意見ですが。


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Message # 81 is from: 長作
Time: 2005/11/18(Fri)03:33 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

第32条(引用)については、歌詞や音楽についての判例はないようですが、特に音楽を別に扱う条文や判例もない訳で、歌詞や楽譜の「引用」については、32条通り権利制限があるはずです。JASRACの運用は、それを超えて厳しいものだとおれは捉えています。いままさに問題が表面化している例もあります。ただし、直接音楽喫茶やライヴハウス、演奏の使用料規定と関係がある条文ではないので、議論は別の場所が望ましいと思われます。こちらも参考に。
http://ameblo.jp/chosaku/entry-10006242872.html

38条は「営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合」ですから、音楽喫茶などではこの条項の適用を受けません。

『転用・転載・掲載は著作権侵害』といった表記については、正当な引用でない転載などは著作権侵害です。「引用を禁止します」などという表記も見かけますが、禁止されていても、正当な引用であれば法的には問題ないはずです。


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Message # 82 is from: 墨田
Time: 2005/11/17(Thu)02:55 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

現状JASRACはまず相手の話を聞きたいと言ってるわけですから、まずは店側の意見をはっきりさせることが先決ではないでしょうか。その結果うまく適正化が図れて、不満がある店が無くなった場合は問題は解決するわけですよね。そこに向かうための利用者側の発言方法の一つとしてBBSを活用しましょうという程度のことです。

自分は特にJASRACを擁護してるわけでも、穏健派でもなく、現状のJASRACの議論のやり方は適正なのだから論点をずらさず、しっかり対峙するべきだということです。もし利用者側の動きに合理性がないとなれば(世論に向けての説得力がないとなれば)、JASRACは新規定にも自分サイドに有利な要素を極力残そうと動き出す可能性がありますから、利用者側がどんどん現場の声を表明していくことは重要だと思いますね。

>今までと同じような問題を再燃させないためにも法的な問題についても同時に詰めていく必要があると思いますが・・・

これに関してはその通りだと思いますが、別BBSかブログを立てて、役割分担にした方が合理的でしょう。

>利用者の会には法的な問題を提起したり、法的なことで話を詰めていくような専門家なり、精通した方は在籍されているのでしょうか?

僕は利用者の会のメンバーではないので、会の内情について質問されても答えられないです。


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Message # 83 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/11/16(Wed)18:39 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

言葉を返すようで申し訳ありませんが・・・
このBBSの管理者は墨田さんですから墨田さんの趣旨に従うのは当然ですが、
先日来、Beatさん(BJさん)が話題にされているR&R喫茶・ブルース喫茶・フォーク喫茶などに対してのJASRACの見解・対応についての問題提起も著作権法の第32条と第38条と少なからず関連性があると思いますが。。。
第32条や第38条に規定されている営利というのは演奏に対してだけのなのか、演奏されてる場所・環境にまで適用されるのかは法解釈・条文解釈の問題にもなってきますので、ざっと過去の判例を調べてみましたが残念ながら見つかりませんでしたが、特に第38条の解釈・見解によっては、飲食に対してのみ営利を目的としている○○喫茶・喫茶○○での演奏は、単にサービス、例えば客に無料で水やおしぼりを提供するのと同じサービスの一環ということになるので、それに対して使用料を徴収するというのは問題であり、逆に言えば、それこそ違法性が・・・

墨田さんはJASRACと不毛で無駄な抵抗・対抗しても仕方ないから、なんとか話し合いで折り合いをつけていきたいというような柔軟な姿勢の方のようですし、ともすると穏健派、若干ですがJASRAC擁護派的な考えも持っておられるようですが、JASRACは随分と柔軟な姿勢を示していても法的な問題を後回しにすれば、当然ですが、今までと同じような問題が再燃すると思います。
現実的な問題・現実論として、使用料金の規定の見直し・徴収方法について話し合いで詰めていくのも大事だと思いますが、今までと同じような問題を再燃させないためにも法的な問題についても同時に詰めていく必要があると思いますが・・・

利用者の会がどういうものでどのように組織化されてるのか詳しく知らなくて申し訳ありませんが、利用者の会には法的な問題を提起したり、法的なことで話を詰めていくような専門家なり、精通した方は在籍されているのでしょうか?


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Message # 84 is from: 墨田
Time: 2005/11/16(Wed)12:21 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:質問です

このBBSは音楽現場の実情をはっきりさせてJASRACの今後の変革に情報提供するというあたりがねらいです。そのへん趣旨を明確にした方がいいですね。

JASRACの動きはいい意味で積極的になってるみたいです。


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Message # 85 is from: ド素人のリョウ
Time: 2005/11/14(Mon)15:58 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 質問です

お久しぶりです。
このBBSの主旨と若干ズレるかもしれませんが・・・
JASRACは、
著作権法の
第32条(引用)
第38条(営利を目的としない上演等)
について、どういう見解・立場をとっているのでしょうか?

音楽著作物に限らず、あらゆる著作物についても『転用・転載・掲載は著作権侵害』というような文言をよく目にしますが、著作権法の第32条や第38条は有名無実なんでしょうか?
それとも著作権者の単なる防衛策なんでしょうか?


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Message # 86 is from: 墨田
Time: 2005/12/06(Tue)10:57 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

それは同意見です。ただ、業種区分を出来るだけ簡略化した方が管理コスト削減となり総合利益(=権利者利益)として合理的ではないかという発想が、これまでのJASRACにはありませんね。もし有能な経営者がこうした状況を見るなら、こんなのは無駄な仕事を増やしているだけと判断し、即刻簡素化を図るはずですよ。市場競争の下でならとっくに消滅している構造でしょう。


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Message # 87 is from: 長作
Time: 2005/12/06(Tue)04:46 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 料金の差額

料金の差額は妥当でないとしても、区分そのものが妥当なのか妥当でないのか、というようなところからはじめないといかんと思っているのであります。


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Message # 88 is from: 墨田
Time: 2005/12/15(Thu)22:35 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 補足

基本同意見というのは1についてでした。

2に関しては、長作さんのご意見ごもっともいう部分と、しかし実は新規定の包括料金設定に関して重大な要素になるとも思ってるんですよね。これは最近SWAN-BBS書いたことに関係します。(包括契約でもJASRAC管理シェアによって料金が考慮される必要がある云々、あたりです。確かにこれは相当に難儀な問題であるでしょう。自分も現状明確な方向性がつかめていませんです。)

この件いずれスレを改めて書くつもりではいます。



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Message # 89 is from: 墨田
Time: 2005/12/15(Thu)22:13 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re↑

長作さん 貴重ご意見どうもです。基本全く同意見です。そのつもりで協議当日即断反論いたしました。

>会の参加者への優遇措置というのも
↑ という意識はJASRACには無く、全利用者に一律対応のはずで、これは正しい姿勢だと思います。最大の問題は既に高額過去使用料を支払った店への対応がなんら考慮されていないということです。これにおいては、JASRAC側の視点に立っても適切ではないと思われます。なぜなら、

@既に過去利用分をJASRAC主張に即して支払った利用者こそ、JASRACの立場、著作権の重要性を理解している、JASRACにとってはこの上なく貴重な経営者である。
A この人たちは、JASRACの説明は法的に適切だと信じたからこそ厳しい条件をあえてのんだ。(個別支払いの選択権は店側にない等)
B 状況推移後、JASRACは利用現場の立場を今後考えると言っているのに、最初にJASRACの存在意義を認めたこの人たちには高額精算過剰徴収分の対処をしなかった。

もしこんなことになると、その人たちはJASRACに対して相当な不信感を持ってしまうでしょう。今後音楽現場との協調を目指す現JASRACとしては、本来はJASRAC主張を認めて高額精算に応じた経営者こそ、この上なく貴重な経営者であるのは疑う余地がないのに、その人たちの不信感を決定的にしておいて、それじゃ今後の展開は容易ではないとなりますよね。

よって、ここはもう一段踏み込んだ対処が必要なわけで、こうした視点でのフットワークこそ長期に見て正しい選択ということになるでしょう。全額返還せよという話でもなく、あくまでも過剰支払い分の返還要請があった場合に親身に対応して欲しいということですね。

JASRAC「確かに○○さんの主張は理解できます。これだけは返還するべきでしょうね。」経営者「対応ありがとうございます。今後も対話路線お願いいたします。」

の方が、世間から「一度握った金は何が何でも返さないJASRAC」などと思われるより絶対に得策です。これは間違いないです。成功する企業経営者というものはこのような発想をするのです。JASRAC側は、ここでもう一段深く判断しなければならない局面でしょう。

2のインプロの著作使用料の件については後日また。



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Message # 90 is from: 長作
Time: 2005/12/15(Thu)01:25 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:JASRAC協議パート2

1→前にも書きましたが、これは利用者の会内部で意見のすりあわせをしていかないと辛いと思います。たとえば、実態として、適切な周知・告知がなされていないということで、原則として店とJASRACの最初の接触から起算して新使用料規定に基づいて算定、既に支払っている分については一応の合意が成立してしまっているとはいえ、十分な規定の説明がなかった場合には、なんらかの減額措置を求め、本交渉開始時点で接触がなかった店舗については過去に遡及しない、など、会の内部で合意できる線をJASRACに提示するのが望ましい。会の参加者への優遇措置というのも、可否・善悪は別にして、JASRACにとっては加入者を増やせ、会にとっては組織が広がるという意味では利点があります。

2→アドリブ/インプロヴィゼーションについては、演奏者側の意識調査でもやってみるとどうなるかという興味はありますが、これは同一性保持とか改変とか引用とか部分使用とか、いろいろ話はややこしくなっていくと思われます。これは使用料規定の話とは別の次元になってしまう。この交渉では、管理楽曲を25分演奏するとして、それでも支払うべき使用料が実際の演奏・業態の実態のなかで現実的な額かどうかということに専念しておいたほうがよいと思われます。


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Message # 91 is from: 墨田
Time: 2005/12/14(Wed)23:00 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: スタンス再確認

JASRAC使用料規程改定に関わる協議というので、そのつもりで2回ほど出させて頂いたんですが、当事者の実情と利益に関わる協議に第三者が加わるといろいろ問題が起こりそうな気もしてきましたので、JASRACと交渉団体双方に均等な距離を取る世論サイドの立場を遵守することにしました。上記報告内容なども世論レベルで考えてみたいと思います。


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Message # 92 is from: 墨田
Time: 2005/12/07(Wed)18:59 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re

BJさん、どうも。

BJの場合、既にやった内容全部出してくれとは言われてるわけでしょ。昨日の会合で、そういう場合JASRAC管理のものだけ一曲90円(最低枠なら)で集計して過去利用分精算終了でOKと理事レベルで話がついたので、そのあたりでそっちの担当者と話してみて下さいよ。

BJの場合過去10年分までは行かないんでしょ?たいして(まったく?)JASRACの曲やってないと言うことだし、大きな金額でなければやった分は払っちゃった方が後腐れ無いでしょう。それ精算しちゃえば、後は、カラオケの方も許可おりますよ。

支部担当者には、これからはやみくもにガンガン金を集めればそれで出世するという感じでもないんじゃないかなぁと言ってあげてね。これから一番大事なのは地域や利用者とのコミュニケーションですぜ。21世紀はそういう時代ですわ。


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Message # 93 is from: BJ
Time: 2005/12/07(Wed)01:13 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:JASRAC協議パート2

本日は私事の都合で参加できませんでした。すいません。
師走の忙しいなか皆様ご苦労様でした。
海外団体・・・家のPCを壊してしまい、海外の仲間の連絡が途絶えてしまいました、HPにて尋ね人してみます。
取り急ぎ ご苦労様でした。


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Message # 94 is from: 墨田
Time: 2005/12/06(Tue)22:58 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: JASRAC協議パート2

本日JASRACとの二回目の協議に出ました。今回JASRAC側はかなり具体的な方針を提示してきました。

今後は過去利用分精算に関しても店ごとの個別利用状況に対応するとのことです。店にはその為のデータを準備して欲しいとのこと。この措置は現行規程のもとでも当然とはいえ、これをトップが明言したのは素直に評価したいですね。

ところが問題点在り↓

問題点(1)
この件について詳細確認をすると、既に支払った店の分は受け付けないとも明言するので、それはおかしいと反論しました。本来もともとこの措置は現行規程のもとでも当然のことなのだから、出来ない説明を受けて信じて払ってしまった場合は、再度査定し直し、取り過ぎた分は返還するのが筋です。

問題点(2)
JAZZなどでのインプロ箇所はテーマ曲のアレンジ部分という発想で、全て管理曲として換算する(テーマ5分でインプロ20分でもJASRAC監理曲25分演奏という発想)と言うので、そんなのはおかしいとこれも強力ツッコミしました。今後の重要案件ですね、これは。

インプロの部分は演奏者の著作物で、JASRACの権利が及ぶのはJASRAC監理である場合のテーマ部分のみのはず。欧米の著作権協会ではこれは当たり前に認められているはずだと反論しました。←この件、継続案件になるので、海外著作権協会の事例など情報お寄せ下さい。JASRAC側は海外団体の事情は全然分ってないようでしたので、なるべく多くの情報を次回伝えたいと思います。ご協力お願いしますね。きちんと説明すれば分る雰囲気も案外ありますんで。

素直に評価出来ること↓

来年4月から改訂作業着手の新規定では、包括契約での最低枠60時間を更に細分して、リーズナブルな枠を拡大することも考えているとのこと。




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Message # 95 is from: 墨田
Time: 2006/02/10(Fri)16:49 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:著作権法違反の疑いで逮捕

冷静に記事を読んでみたら(笑、仮処分の決定が2004年11月ということは、この事例もSWAN事件等一連のライブハウスJAZZ喫茶問題が始まったあたりからの係争で、それがJASRAC寄りに着実に進行した結果がこれということなんでしょうか? だとすれば、この件でも相当強硬強引な姿勢でJASRACが動いたというのは事実のように想像できます。実際SWAN事件だって今から思えばかなり戦略めいた動きでした。

このタイプの店の場合、JASRAC監理曲のシェアが相当高いようですから、裁判になるとかなり分が悪いはずです。しかし、だからと言って店側の立場など関係ないという視点からのスタートでは、JASRACは環境クラッシャーに成っちゃうだけですね。もしSWAN-BBSでの店側関係者の証言にあるように、店側の支払い方法の模索を一切受け付けない姿勢だったというのが本当ならば、JASRAC側の問題はやはり大きいことになります。

今回の事例によって、同様の未払い店は自分からJASRACに対応することに危険性を感じざるを得ないでしょうから、JASRACは目指すべき適正環境形成への大きなマイナス要因を作ったことは確かだと思います。

しかし、今回のようなかなりJASRAC管理曲に依存してる店の場合、過去分精算で減額の根拠を見い出すのはなかなか難しいです(←普通に考えて最初から払った方がいいに決まってるのではと思うのですが・・)。長期営業を続けてしまってからだと精額が莫大に成ってしまうのは確実です。そういう観点で危機意識を持った経営姿勢が出来てなかったことの問題がまず店側にあるとも言えます。


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Message # 96 is from: 今和徳明
Time: 2006/02/09(Thu)19:28 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:著作権法違反の疑いで逮捕

一応関連ブログ

http://blog.drecom.jp/ecolin_profile/archive/663

---------以下一部引用-----
同店は1993年11月の営業当初から生演奏をしており、同協会は一昨年までに延べ15回にわたって警告や計約1500万円の支払いを督促していた。田中容疑者はこれに応じず、2004年11月には名古屋地裁が演奏停止の仮処分を決定。同協会は昨年9月、中署に告訴していた。

田中容疑者は「まさか逮捕されるとは思わなかった」と供述しているという。同協会中部支部は「キャバレー全盛の昭和40年代ごろまでは、生演奏での摘発があったが、最近では珍しい」としている。


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Message # 97 is from: 墨田
Time: 2006/02/08(Wed)23:10 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: Re:著作権法違反の疑いで逮捕

SWAN-BBSにその店の関係者のカキコミがあり、3000万一括支払い以外は拒否→営業停止勧告だとありますね。それで逮捕とはちょっと考えられない気がしますね。(でも、こういうタイプの店はJASRACと契約しているのかとも思ってました。)今のところ情報が不鮮明なので何とも言えませんけども、JASRACとしては社会に対して相当なアピールをやったわけですが諸刃の刃になってるでしょうね。


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Message # 98 is from: 今和徳明
Time: 2006/02/08(Wed)21:31 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 著作権法違反の疑いで逮捕

著作権法違反の疑いで名古屋市のライブハウス経営者逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060207-00000109-jij-soci

詳細はわかりませんが、ライヴハウスとの協議が進んでいるはずの中、
違和感があります。

お店のWebはこちら。ブログに参考意見あり。
http://world-co.net/voice.html


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Message # 99 is from: 墨田
Time: 2006/03/26(Sun)23:45 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 環境適応なんですが

リンクを張る場合は2ch方式となります。
しばらく、こんな感じでお願いします。↓)

ttp://jam.velvet.jp/copyright.html

JASRACの問題も以前ほど嵐状態じゃなくなりましたね(笑
いや、問題意識が双方高まってきたのかもしれません。
JASRAC自主改革路線へ協力する為に情報提供も依然重要です。
情報ご意見在ったら書いてくださいね!



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Message # 100 is from: 墨田
Time: 2006/05/01(Mon)16:27 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: 祝、業界好転

しかし、JASRACの問題も含めていくつかのシマがまとまって流れを造りつつあるのかなという感じですねぇ。とにかく、

JASRACは改革路線を出してきてるし、

音楽業界も<<<((ネット配信のおかげ))>>>でCDの売り上げは向上したという現実の上に立って考え始めたわけだし、

大本の政府知財サイドは総合環境のバランスを重視した舵取りを強化し、それに対応する姿勢で文部科学省+文化庁も動いてる、風でもあるわけですよね。

こうなると、ここからは竹槍投石のバトルではなくて、如何に相手方に説得力を与える一発(←言論)をプレゼントするかでしょうね。とにかく、オレらが煙たがれれつつもネチネチ言ってきた通りの展開で音楽業界は好転したと言うんだから、とりあえずは聴く耳ありのはずでしょう。


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Message # 101 is from: 墨田
Time: 2006/04/24(Mon)18:39 section:JASRACの新しい使用料規程の可能性と音楽の現場を考える
Subj: レコード業界再生

こんな挑発的な記事が揚がってますね(笑

「CD売上回復!」というストーリーを作りたいレコード会社たち
ttp://xtc.bz/index.php?ID=298 (音楽配信メモ)

太字強調のこのあたりは全くその通りなんですけど、

>今まで自分たちに原盤使用料が入ってこないっていう理由で散々着メロを中心としたケータイ文化を憎み、さらにはPCで音楽を楽しむ音楽ファンを「違法コピーユーザー」と犯罪者扱いしてクソ以下の欠陥メディアであるCCCDをリリースし、そのことに対して何の反省も見せず、音楽配信サービスについてもまったく普及させる気を見せずに消費者がまったく使う気が起きないガチガチのDRMしかかけず、さらにはiTMSが入ってくるのをあからさまに妨害してきたような日本のレコード会社たちがどの口で「配信のおかげで音楽需要が喚起され、CDの売上上昇をもたらした」とか言えるんだと。

別の方向から見ると、こうも言えますね。

あれほどかたくなだった業界のみなさん、どうですか、こうなってみるとオレらがさんざん言ってきたことが完璧正解だったでしょう。オレら的にはこのあたりだと序章の半分ぐらいの話なんですけどね。でもまぁ、そちらも少しは軌道修正できてよかったですよ。と、そういう感じじゃないでしょうか(笑