JABRO演舞場-QQQの実態

第四章
著作権完全管理体制への幻想の道



著者 コマプ墨田


第一話 20世紀の亡霊

んー、また西の島の客人(ボス)と旅回りして帰ってきたら、あれ?なんか結構世間は動いてたな。持ちきりなのは、まずはお客より商売人という、島の伝統を露骨に見せちまってる例の海外盤輸入規制OK作戦の動きだわ。著作権法をちょいと読んでみると、なんじゃこりゃ、こんな随所マヌケな但し書きの為にワシラやられっぱなしってことなんかい!と泣きしか入らんのだけどね。しかし、まず法案を通過させちまった以上、責任はオヌシら国民の側にあるだろうよと言われちまえば、これまたそれっきりなんだな。ま〜ず、今日の今日まで、どういう風な但し書きが国の会合を通っておるかなんて、はっきり言って何も知らんかったのだわ。ま、そこにはストーリーがちゃんと積み上げられておるってことだったんだな。で、今日の今日になって、何でそうなるんじゃ!と思うことしきりとは言え、実は既に外堀は埋められていたのかってのも事実なんだな。たとえなぁ、「掟はマヌケ、されど掟は掟なり」だったとしてもだよ。よって、まずこの今の海外盤輸入規制の件などは、リアルにその法案通過作戦の手口実態を眼の当たりにしてるっちゅーわけで要注目+要抵抗活動参加(チクリ、アオリ、ボヤキ、デモ、情報トバシなど)だわ。世間の多くの人が「日本盤の逆輸入阻止ならかまわないですが、何か?」などと思っておるうちに、ヒソヒソ書きで仕込んどいた主軸部分をするーっと通過という手筈だからなっ。おーコワ。しかし、もうすっかりバレバレで抵抗作戦は拡大中。

しかし、お国はなぜ20世紀は終わったことに気づかぬのかな。かつてスイスイとことは運んだ。ところが、ここに来てどうもギシギシ言っとる。そりゃ、なんぞヘンな事やるヤツラがおるからでこれを排除すリャまた動く。こういう発想だな。しかし、ものごと何でもことの核心に接近する以前の、どうでもいいとこではスイスイ動くというに過ぎんのであって、動かなくなったのはステージが一段上がっちゃったんだという発想はせんのかいな。実際それが今の世界の真実だがね。

で、政府丸抱え体制での海外盤へのチョッカイの話もそうなんだが、ワシラの方のここでの分担としては、サウンド表現主義の現場の問題なんだけど。


続くつもり

(↑)

だったんだが

また別の旅から帰ってみたら、もうついてけないほど世間が変わってるので終わり。
ご愛読ありがとうございました。


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