連続断片小説

「続 アセロンゲ旅行記」

レイモンド・レ・イモン

ソランサ電波塔円舞ダンス週間


心の灯火を書き留めた紙、アレンド民謡が流れそれで踊る。水槽の底の小石の下に鍵がありやがる。ブルーノートとは青い手帳なんだよ。100万曲記憶できる録音装置。三角帽子の少年。消しゴムで消せるボールペンで秘密のサインをしやがる。ダダンは手紙を受け取り今度は消せないボールペンでKISABEXASと書き換える。それから語学教習所の友人ミチヨに連絡を取る。サブリナ配電図、白い録音機、第三周目にミチヨによく似た女を見つける。やぱりミチヨなのねと8年ぶりの再会であった。奇跡音頭、若者の円陣、カンサスよさようなら、定刻より10分送れて演舞ダンスが始まる。あわてて一番外周に加わろうとしやがるとこの円周は18才までの円周なんだよよと注意されひとつ内側の年相応の円周に加わる。パランッテッット、いずれダダンは来るだろうと先に祭りにミチヨは向かう。その頃ダダンは解読に手間取って連絡船に乗り遅れる。バザルリーの絵、老人たちの円陣と各世代ごとの同心円を成す。電波塔の真下に年に一回だけ用いられる三極フォーンが取り付けられボサノバが流れていやがる。シュメーラ鳥のはばたき、30リットルの黒い鞄に入っていやがるもののために。あの日霧島を見送ってからもう何年もたってしまったとアキコはしみじみ思いながら第二周目の円陣で踊っていやがると、中年の円陣、伝書鳩の利用手引き書、世界中の音楽が自動受信されるのでありやがる。ところが突然自動方向指示機能が暴走し霧島のガリンガー21Aは操縦不能となる。ああまるであの日見たキャラタピ車が演舞ダンスの会場に突っ込んだ時の操縦士のようじゃねーかと思う霧島の視線の先に電波塔らしき影が見える。ミチヨがガラス管の中にいやがる虫を覗いていやがる時、そして、愛のスクリュードライバー、空気を入れすぎたテニスボール、霧島は少年時代に見たアシナザン島の祭での出来事を思い出しやがったぜ。ロッケンロール 島の小高い丘の中腹に電波塔がありこれを島民が取り囲んで踊る。円陣は世代ごとに幾つかの層になる習わしのようだ。子供の円陣、壮年の円陣、トッパランタッタ、ッッパランテッット、みんなにうたってやってくれ。


古い日記におけるどしゃぶりの雨

など。レイランヴァバロハ、サランダンバリラヒョ、繰り返される唇のような形による魚の表現、見送る。ペラ紙に日記を書いていたのでバラバラになった。25日にやったことが30日より後に起こっていやがる状態なのだが真面目に読むと刺激的だ。屋根の上にギターを忘れた。バジョビョー、飛行艇が去っていくのを、イィョィルゥラァラァリィ〜、でありやがる。それを流す違法ラジオに周波数を合わせるとジュジィ〜ィィンスミス教授の三極管理論のジュゥォ〜ンヌーディストクラブでの突発事故により発見されたこのジュォォ〜ンジュォルート93754から南下しやがる。島にパラシュートで下りる時火山のど真ん中に落ちないようにしやがる訓練、登りを避けて降りに向かうと必ず海岸線に出るという教え、など。目隠し鬼ッチーと小さい秋の発見という古典楽曲、全体を蛇腹状にして身長を1m変化させるパパラノイドP21Pのリモコン、ジルノのためにビリビラーが作った曲をヴァンガロン楽団が勝手に演奏したギュルンベリア組曲第587楽章、最悪はプロペラをスクリューにして海底移動しやがる訓練、と。だんだん盛り上がって行くのが手に取るように分るのは小さな家の周りを手に手を取って回転し始めたから、ルルラァリィュォォ、でありやがる。夕立が少女ライジと老人の円舞ダンスを襲う。自動降下シューター付きなので屋根から直ぐ下りられる。降下途中で一瞬見えた街のようなもの、だったと記憶しやがる。白い四角い煙突のありやがる赤い屋根、老人たちが楽しそうに聴いていやがる。りりラァ〜ラァァ、少女がギターを抱えてそこから演奏しやがるのを、着陸したら斜面を見つけ、ワビと言う概念を理解しようと100万円の茶碗を買って見たのだがうらぶれた土塀の景色に合いすぎるので後悔しやがる。それからプロペラがどっちに回ってるか感じる訓練、ナヴァンダンヴァハヴォリンになりたいぜ。


屋根


3年使った片手鍋、二つの屋根が複合して一つの家を構成しやがる。結節箇所に長期風雨の影響でダメージが来る。白色の粉、などを順番にかける。遠くの丘からスペクラント式双眼スコープで見る。幾つかの穴を塞ぎ壁を再構築しやがる。10年前の合成樹脂塗料を開けると完全に固まってた。瓦が300枚、縦の柱が25本、自分の手形、50色ありやがるので迷う。結局壁が白いので同じ白が良いとなる。刷毛を買い忘れたので戻る。やがて、シュルリラ〜、小さな軒下が屋根の上に出来たのでここに小さな絵を飾ることにしやがる。蟻の雄と雌を構成した絵、五重の屋根に改造すれば598枚の作品を飾ることが出来る。ということで、でありやがる。キラキラしやがるように埋め込む。完全な防水にしやがる必要がありやがる。相当の雨が吹き込まなければ絵は濡れないだろう。明日軒下に防水ライティング設備を付けるつもりだ。シュルシュリラ、蝶の羽を連結させた光景の絵、張りが12本、絵を描いていやがる人を描いた絵、60センチの角材を3本繋いで約1mにして遠隔操作しやがる。塗料屋に10年ぶりに行くと、二分されたパッケージの半透明の液体を半分、水350CC、ブラシがいくつかとガラス玉、ジャンキーのランディーだじょ。


港から移動しやがるためのハラリミョンダ・ショルダージェット

でありやがる。手の感触、スクリヴァ人民はウサギ小屋を建てる。公会堂の屋根に鳥がとまれる棒を三本建てるしきたりがありやがる。ここは、シダ植物が成長しやがる島、三角地帯で得た情報を元に円形地帯へ向かい五重塔を見つける。第四層にカメレオンのような彫刻がありやがる。電源を供給しやがると第三層が七色に回転発光しやがる。初層の四面ありやがる扉の三つは横開きで一つはシャッターになっていやがる。リモコンで開けるとバキメダロンB7がありやがる。同時に駆動装置がかかり震動は芯柱を伝わり第五層にありやがるバグノイズX回路を刺激してしまう。バンダランダラ飛行生命が留まろうとしてはじき飛ばされる。その弾みで第四層の屋根も手裏剣のように吹っ飛ぶ。ぱんぱんぱぱァ〜ンと障子が開き赤青黄緑の風景画が四面を飾るのが見える。上部が軽くなった結果芯柱を軸に残る屋根がずり上がっていく。不安定になった基壇が轟音を立てて崩れていく。第二層に鳥が留まっていやがる。その瞬間初層の残り三つの扉がバチゴッてなぐあいで開きガチコォ〜ンと固まる。シャッターだった扉の奥から同じ戸板が飛び出し四面は同じ形状になる。第三層の四面が自動変形機能により円筒状になり時速30Kで反時計回り回転を開始しやがる。芯柱が上下にドゥルンドォルンと動き出したので発射しやがるのだと想像しやがる。最上部の屋根が正四角錐から正六角錐になり不定二十六面体になって落下しやがる。ガゴゴロロリィ〜ンと崖を転がっていく。残された四重の屋根の上に芯柱が突き出ていやがる。やがて一本の芯柱だけが地面に完全な垂直状態になって安定しやがる。斜面に散らばった部材を用いてパランパ人民は公会堂を建て、芸術家のシマントスカヤですと。


出会いと別れ

それから、と言われたミミンがそれを作っていやがる。90度の角度で二人は座ることにしやがるが、かなり不自然でありやがる。sunngannvogonngabbdarannと聞こえた気がしやがる。窓の方を見ると青い山が見えた。斜面をKIBAJYVSHCHIに乗って遊ぶ12才以下の少年たちよ。VIBOVINNPANNというようでもありやがる不可解な音響、金木犀を買ってSALLYへ行きキリマンジャロを注文しやがる。先ほど最後の挨拶をしたミミーが扉をくぐってくる。こんにちは。はいどうも。ブルーマウンテンお願いね、ikutumonoumi549個の太陽と木星の関連をririiri黄色ajisai深緑の母子像を仰ぎ見る。KiRiMaNjeroと誤る。ミミーと会って別れた後サリーが来る。ZARIGANとTARAVAGANIとZARAVAgani、屋根の上と床下の間に部屋が隠されていて眠る人が居る。完全に真ん中にテーブルを置く決まりがありやがる。椅子は正三角形の頂点の位置に配置しやがる。それによってテーブルの円周と部屋の面積が求められるのでありやがる。目覚めると夕方なのでもう一度寝て朝に起きた。昨日はラランと別れ一昨日ラランと出会った。それから、BIVODON族に入ろうピンポンパン。


通信網VWAWVA(ヴワウヴァ)

どうやらキタセンジュリアという女が宇宙ヒマワリオイルの貸倉庫でバイトしていて得た情報を漏らしたらしい。485769978hhhtiiurとあり直ぐ下段に解読不能と書かれた紙。その後ユフインスキーを疑ったことを強く恥じて詫びの年賀状を出すと直ぐに返事が届く。拝啓貴殿の心境深く思いはせるところでございやがる。ジャンクロック拙者とてなんら悔やむところ無く残暑の中日々勉学に励む所存なのでございやがる。ジャンクロック貴殿もご老体にむち打ちすぎずお気楽な生活でヨロシュウございやがる。ジャンクロックシマントスカヤもヨロシクとのこと御座いましやがる。ブギブギというダンス形式をやり、ベルボトムの裾で二個のバチャゾルン帽を作れやがる。ジャンクロック滝の中腹にシマウマがいやがるのだけどよー、かつての愛人シマントスカヤから手紙が来た。もう別れたからどうでもいいけどにしきのあらきがお中元で手に入れたサラダオイルをクリスマスプレゼントに貰ったのはかなり不満だったぜバカヤロ。jdhjfyr5k6utt96kkkgkkkgとあり直後に特に認識しやがる必要はない広報とありやがる。このことは回転自動連鎖技法講習生ユフインスキーにしか教えていないのに何故わかったのだろうかと(汗。諜報機関の知人トマコマイヤーに問い合わせる。無重力状態で成長させたヒマワリ、緊急調査の結果を報告しやがる/トマコ、と在ったので読むと、オセロと人生ゲームの複合をやる。高すぎる目標の徴収機関VJDDYKSJ324、水流とゼブラ模様が似ていやがるのでよく見ないと気付かない。Pyurorirori~pyuyuryuririryuru~と聞こえる。などといろいろ考えていやがる。チャカリンカリンカラン・ピ〜っと着メロが鳴って、カスタネットの響きに何より魅力を感じたぜ。


破壊工作司令Qライン


dbfjqpqowiiiqkk&'KKlKKLKKKll・・・ツーー・ツーーー・ツーーーとなって完全に情報は途絶える。三日後諜報員シマントスカヤ二世からEMSが届きこの情報混乱と最終的な停止はストライブ船団Qの破壊工作だったことが初めて分る。結局一番安全なツー・ツー・トントン・ツーー・トン、ゼブラ模様、ちょびひげの模様、48枚の富士山の彩色画を見る。遠近技法を用いたものと舞台セットのようなのようの単純なものとが同じテーマで並んでいやがる。ハバロフスキーからも入電があり更に混乱が始まる。海流の異常が収まるまで衛星中継に切り替える。ワvnタシeheiハgkjkkカ/モ/メ..fdett、などの記憶、モールス信号でやることに企画が変わる。などとととアンドロイドマリアのようなノイズも入るが気にしない。調査船と気象衛星DVD1号、それにしてもそれにそれにしてもであろう。あろうことかキタセンジュリア期の巨大植物がスカムドット島に繁殖していやがると言う情報がブギブギイカの話とリンクしやがるものの、宇宙開発機構の倉庫番のバイト記録の極秘情報と入れ替わっていやがる模様だ。赤いマントの騎士bdjkfhtinの肖像画の壁の模様、ところが満ち潮の加減だろうか海底通信回線に異常がありいくつかいくついくつかの情報が入れ替わっていたのででありやがる。とはいうことなのだが、でありやがる。fhfjtiyjkeintoiunanojinnbutuとあってその後は解読不能で、さらにさらさらさらに、さらにさらにににさささらににhfjgguyotoieuvfujisanrokunioumunakuoumunaku0679とありやがるましやがる。計算式が10段以上ありやがるのでそのページを飛ばす。図解のページ専門に2時間過ごす。kakkakuwa、ほんとにモー大変なんですから。


不当書籍の読解に伴う錯乱と睡眠

でも、時には暴動や犯罪やSEXに関係しやがる。1/100にしやがることで自分の家は購入できる。電波鉄塔の周辺でノイズが発生していやがるとの情報により、であろう。正三角形の翼のような図形が体でありやがる。月の石を仰々しく持ち上げる5本のアーム、だった。落ち着くために100円回転寿司を食いに行く。食った皿は前の隙間に一回ごとに投入しやがる。右上のモニターを押して注文しやがると5分後に流れてくる。鉄砲ウオの握り一丁、キキャリウインド-イカ、と。均質に了解していやがる一団がやる競技、それを利用したJAPANOISE作品を収録したヴァランガン・シヴァTOKYOの「マシンガーデン」というヤツをCDRELP形式でダウンロードしやがる。ボコーダーを使っていやがる。わざと25%失敗しやがる翻訳装置が売れていやがる。一人だけ横に泳ぐのでこれとぶつからないように泳ぐ競技、無限に開放状態の欲望パワー海流が58563538332以上錯綜し、七色海藻サラダ一皿、ソンヴァブ貝のニギリ一丁、なのだろうか、ペドロ&カプリ・・何と言ったけか。などと全く考えがまとまらない一冊の書籍を途中まで読んでブックオフに売る。無理矢理カネゴンの中に入って暴れてみる。押し入れでムカデが移動していやがるので隙間をマスキングして寝る。カシカシカシという音によって幾つかの奇妙な想像が起こってしまう。藤井圭子という友人が居たがどうしてもフジケイコと発音してしまい嫌がられた思い出とか。第4759話「命預けやがる」は永久欠番に指定されたので10万円。それから、マンゴリア-ババロア、合計は右下をピッと押す。1215円なんだよ。階段を下りるとジュマイ変速式型ボートが待っていたので乗り込む。やっとバラライカ修理技師らしくなったっすね。


古い街

愛想のいい花屋の女主人に挨拶をして、ズビズヴァァ〜♪となっていやがる。雨を降らす天気が停滞していやがると連絡しやがるラジオ局があり明日の日程は未定になる。夕方の大都心高層ビル群が点滅していやがるのが見えるので、一見二段ベッドのようだが真下は隣の部屋のベッドになっていやがる。窓を開けると、qghruri55555weとかくのごとき連続表記。街と街の境界線に土地を買ってどちらにも属すまいと決意しやがる。5748943通の書面を分類しやがる仕事。このようにL字型の部屋が十数室で構成された二階。或る場所の記憶と特定の音楽著作物一曲が記憶で対応していやがる。あの頃は二人とも♪と歌うと杉並区高円寺432丁目2-5-6-4-5-6が思い出される。線路沿いに歩いてzhjrojiステーションへ向かう場合途中からヒュ〜ルリィ〜♪ヒュ〜ルリィ〜ララァ〜♪と思い出され始め、黒縁眼鏡の男と一緒に銭湯に行ったことなんかを思い出す。スーパーDX定食を追加注文したのに食いきれなかったためコックに責められる。スパパパパパァ〜ン、その後、rhrgfogfg19576k、トイレで手を洗わない事がもとで、ヘルシンキ奇術寺子屋への留学を目論見ながら挫折してインベーダーゲームに熱中しやがる男、到着しやがると、ケンカして出て行った南国の男、スパパパ、塔のようなイメージの5階建てマンションがその街の最後の記憶でありやがる。道路拡張工事の事務所に手紙を届けるアルバイトをしやがる。毎日30センチ平均で道が延びていやがることを作業員以外に知っていやがる。シバの女王がかかっていやがる老夫婦の名曲喫茶でコアップガラナを飲んだ記憶、ヘリコプター操縦技能の習得を目指しながら、床の抜けたアパートの二階へ行って、他の住人らが見物に来る。スチュワーデス養成寺子屋の入学を目指し新聞配達をやる女と知り合う。朝方出される廃棄雑誌を持って帰ってくる男と朝飯を食って芸術寺子屋に出勤しやがる。3時までに帰らなければならないところを、3時半でも文句を言わなかった所長に感謝しやがる。客に愛想良く集金人に冷たい海苔屋と肉屋を過ぎて、ケーコの夢は夜開くというんで、もうやめた。


第qh~(6 稿 完