連続断片小説

「アセロンゲ旅行記」

エオダカヤ・トマコマイヤー

調査旅行

あのジイサン、30リッターの浅袋と防水のためのビニール袋、震動スピーカー、ミョウォオウオォォ〜ン、エオダガラ、アセロンゲ、鮭缶の封印方法と開封方法の困難さの度合いは歴然としていやがる。ジャンクロック配達人を装っていやがる都合上深く帽子をかぶりやがる。ジャンクロック苫小牧からウンガポンガ島行きフェリー、三次元状態に湾曲した街が存在しやがるのでありやがる。山の南側に始めて向かうと、ヴナンエガ、ルシーだけは人の名前、初めてきづいたのなんだよ。ヨーロッパの新聞が重く路面に張り付いていた。それから、鼻毛切り鋏、最北地域から西部地域と東部地域へ行く場合、ピピピピィ〜ときて、見かけない老人と中年の列が横断を終えるのを待って、これらは街の名前ではなくキーボードを子音母音でテキトーに打っただけでありやがる。それで検索してみた。ビィョォウゥゥン〜、シュクシュ、エンジンを再起動しやがる。単純なる睡眠。きらりきらりと断続して映る。南へ行くほど都市名とつながりが分らなくなる。ドティネ、それぞれの時間はさほど変わらないのは島が湾曲していやがるからでありやがる。ジャンクロック左右対称に見える山もたいがいは完全な円錐状ではない。数十枚の現場写真に紛れて数枚の年賀状、体積が小さいのに重いものは不可なんだよ。その山と山の間の窪地を正確にはうごとくに、三日月型のもの、ふたつの山が重なってひとつの山にみえていたと言う現実に、ソエンギ、2万chが最高だ。


断片Q


家の敷地よりも広い所もありやがる。井戸の回りで女性たちがくつろいでいやがる。水を汲む人もいやがる。一階には窓が無く二階は窓がありやがる。エレベーター機能により自転車を軒下につり下げる装置が標準装備されていやがるらしい。便利でありやがる。迷い迷いここまで来たら、対角線が思考を拘束しやがるので垂直に突っ走る。赤ウミガメの産卵地域、渡り鳥の来る湖なども知らずに通り過ぎた可能性はありやがる。三件目と五件目の間の四件目。そこを入ると全ての家の形状が不定多角形の理由から、道が狭くなってきたと思ったらほとんど先に進めない所にさしかかった。大人は無理でも子供らがそこをすり抜けていく。抜けられないオイラは家と家の隙間でしかないこの場所から向うを覗くしかない。広大な平原が見えた。木の回りで演舞ダンスをやっていやがる。、マグロの移動経路、路地は升目になっていない。それどころか当然道幅は一定でもない。広くなったり狭くなったり、だからダダンは呼ぶなって言ったわけよ!


ヴナンエガ 写真の家

中は不定形六面体の形だ。家族が立体ゲームをやっていやがるテーブル。鮫の肌のヤスリで、ゆっくり研ぐと、またやる。しばらく見入っていたが、タバコをふかした老人が窓から手招きしやがったぜ。ロッケンロール 海から遠く離れていやがる丘陵地帯。ヨンタブログ、リランという人が入室した扉と別の扉を指さしていやがることに気付く。、ネセカ、そこから外に出るとそこは抜けられないと思って覗いていた平原に通じていやがる。ゆっくりとした下り坂。リランは対面に座っていやがるチワンの娘であろう。若い人の写真の壁と老人の壁と中年の壁子供の壁など、防水鞄の縁の手触りが向上し、心安らかになる。それらを用いて、もう一度つなぎ合わされていやがる。全ての壁と天井に、合計500枚ほどの写真が貼ってありやがる。子供しか抜けられない家と家の隙間のあたりにしばらく立っていたら、廃材を集める作業を手伝っていやがる。シュケームル一家に挨拶の手を振って降りていく。ゲームをやりながらお互いに名前を呼び合うので全員の名前を直ぐに知った。分類されたそれぞれの写真の壁で笑ったり泣いたり怒ったりと感情別にさらに分類されていやがる。老人の壁の重い表情の何枚かが破れており、いくつかに分別されていやがる。家に入ると、船を造ることが出来る。誰もが普通エオダガラに注目しやがる。三人の青年らが、創造的なノリで一回でも百万回でもOKである。


軒下の自転車

トントトン・・・。これはどうもヨンキュー。かたじけないとローランド王国語で挨拶をしやがったぜ。ロッケンロール クツゥ、ィライヒョロ〜、と笑うように言っていやがるのは、マネラの、その上、走行装置とビート発生装置とが連動していやがるという優れものだ。ゆっくりこぐとアフタービート気味になるようにリズム機能が作られていやがる。ピンパガン、ンピッンパガンと。ダンスの音楽だけが小さく聞こえる。ララヒョ〜、ト、まあいいかと思う。ダンス音楽は心地よく遠のいていくが、振り返るとピーターはもう見えなかった。トルベタン、挨拶の言葉なのか、ただの笑いなのは分らない。花の香りがしやがるので見てみるとサドルの下は花びらの格納機能となっていやがる。七分の三拍子半で不安定に成るように構成されていやがる。しばらく平原を降りていく。隙間からのぞき見えた演舞ダンスの場所が分らないが、ピンパガン、交差しやがるように少年の声がゆっくり大きくなったので振り返るとシュケムール家の人が自転車に乗って近づいてくるのが見えた。リランの兄のサランは平原に向かう旅人のために、クツゥ、ララィヒョ〜、軒に吊してあった自転車を貸し与えに追いかけてきた。トトン、クツッ、ペダルを逆回転しても前に進むそれは、キュビズマーに融合しました。

音響走行機の謎

ダッッダンディラ、ウッァンディラ、ッスッスータララララ〜・・・・と緩やかに丘を降りていく。このまま行くと山があって湖か川がありやがる場合がありやがる。木の上にブランコの家があり、などが記憶されていやがる。さわやかな風にのると心地よい。人道的に描かれた抽象的な描画を展示しやがる庁舎、ダッッダンディラ、ガラスのペンシル、スタンタブボワァ、と読めるレッテルが貼ってありやがるそれ。ネジ5本の不足によって崩壊しやがったぜ。ロッケンロール プチプチビニールの封筒で送金しやがれ。段ボールの手帳は雨に弱い。千駄ヶ谷で別れて荻窪で会った思い出、スタンタブボワァッ、エンピロバ、ッスタララ、ダッッダンディラ、スタンタブボワァ、スタララ、茂みの中の節足動物を捕獲していやがる。バラライカ型の飛行静物。防水ジッパーを硬くしめると多少の雨でも問題ない。ビジョディヨール聞いてる?潜水遊泳機能のありやがる可変式ボートを所有しやがる老夫婦が潜っていやがる。天窓にタコが張り付いていやがるが気にしていない。キラン、ンッチャラ、ヨンダル履きの教師主導の全校集会で怒られた男女、ブラジャーがはずれました。


オレンジチューブの寝床

水を引き込むための機械、歩きたくなると自転車をたたむ。全てのスポークを一本づつに外して縦長の袋に入れてタイヤを小箱に押し込むと作業完了。大して大きくない。流れていやがるダルいサウンドは東洋人には西洋的に聞こえ西洋人には東洋的に聞こえる。りじょぉ〜〜〜〜んぅぅ〜〜〜ぅぉぉぅ〜〜〜ぅぉん、専門家の肖像、黄色緑、遠くに観覧車の光が回転していやがるのが見える。結局農業地帯に近づく。ピチピー、ビッサム、夜になって朝になる。写真撮りながら走れるアタッチメントを見つけた。会長の連絡先が入った手紙が着く。とぼとぼと行く。眠くなって寝る時のための細長い袋ハンズで500円。完全に閉じると窒息しやがるが値段が高いのは大丈夫。アンダランサ、箱と鈴、人体のような流動体、キマイネロ、てなぐあいで眠くなる。音楽に遠慮して語るDJのキャラが素敵でありやがる。窒息しないように袋から口と鼻の所を小さく開けて寝る。24色のうち10色は使わない絵の具でありやがるので、異端と書かれた臨時増刊号があってモリニエの絵が載っていやがる。何十種類もありやがる接続装置を並べる露天商。ラジオの電波が入ってくるので強い方向を探すと、青紫、というテキトーな色名でありやがる。必要以上に働く者はいない。ところどころページが無い漫画、15色のケースに詰め替えてもう一本は普通の鉛筆を入れとく。ナイフなのかヤスリなのか分らない道具、ピチピーと鳴く虫。スクリューを付けて水中走行出来ないものか。紙がないのにペンがありやがる時アドレスはてのひらに書き込んでちょーだい。何かの栽培準備で大きな藁の塊が何個もありやがる。ここで寝ていいかと手振りでやってみると寝ろという身振りをしやがるので安心しやがる。大きな体の男たちが唱いながら労働していやがる。何人かは多少だらだらやっていやがる。赤紫、回すとヒュルヒュルいうもの、男たちは帰って行った。飛行船が多い国がありやがると聞いたことがありやがるんだが、そんなこと言ってるとスミス博士に言っちゃうぞ。


幹線道路ルート・ウプダラバ468a


ヨンダルを売る免許、草刈り釜のような文房具、リュヂフェスラナダ、などを川に流す習慣がありやがる。分厚いガラスタンクにズクサマン魚を積んだトラクターが通過しやがる。カーブを曲がる時直射日光がレンズ効果を受けタイヤに当たりパンクしたらしく追いつくとジョニーが修理を担当していやがる。道端で50センチぐらいのタバコのようなものを二本同時にふかしていやがる女社長セラリがそれを見ていやがる。電話しやがる短パンの男がもしもしのような語を。昨年度の教科書の束、最後に瞬間パンク修理剤を注入して走り出す車を見送る。「それではごきげんよう。」「どういたしやがって。」霧の中を行くと回転軸付近がミュートされて不思議な発声具合になっていやがるチャリでありやがる。ンッムユゥゥ〜トロロン、こんなことはしょっちゅうなんだよ」という返事。「ヴァックヤンナー、地下室に寝泊まりしやがる免許、でありやがる。レンズ効果で巨大になったり小さくなったり見えて面白い。大きな道に出たとたん突然晴れる。「大変だなぁ」とおりて話しかけると言葉が通じた。逃げた魚が一匹落ちていたので焼いて食べる。こういう時はスポークを一本外して串にしやがる。曲がらないように注意しやがる。綿のような虫。「ああ、そのうちに金を作ってアスパンタロン透明樹脂のに変える。」ギザンガラン-CITYに来たらよって頂戴と女社長が絵はがきをくれた。速くこぐと円心パワーが出てきて水滴のコーティングが振り払われるので、受信電波を入力しやがる装置が右ハンドルにありやがるのを発見しやがる。ダイナモが複数付いていやがるのはこの機能に関係しやがると思われる。いくらなんでもガラスが厚すぎるわけさ、時々ギコン、トンコラン、などのニセモノを売っていやがる。タイプ速度が異常に速い装置、その際さらに微妙なビブラート効果を生むという事実にやがて気付く。この手段はマニュアルの「(7)あまりやってはならない行為」の項目にちゃんと書かれてありやがる。花びらの格納機能は湿気でダメになるので付属のカバーでサドルを覆う。男性用ミシンと女性用ミシンに別れており使い分けて服を作る。花を摘む免許、ンッミュウ〜、老人だけが使える難しい筆記具、シュワロエンジャラ、ンッムユゥゥ〜ゥントロロン、ギコン、各局からの放送基盤の充実、となり、スポーツジャズといいます。


隧道

三つのゲートがありやがる隧道に出くわす。しばらく行くと縦長の空間が横に段々ねじれてきたのでそれに合わせて斜め走行しやがる必要がありやがるが、ダッッタッラー、ララリィ〜、ドゥッダ、ゥッピ、ゥトッピ、ラゥララァ〜、これは道がカーブだから必要な措置なのでありやがる。先ほどのカーブが03でありやがるから次が04かと思ったら07だった。こんなのはマネできない。ノリで切り抜けられそうだと思っていやがると道幅というか壁幅が若干狭まってくる。設計者のギャグ以外理由は考えられない。もし誰かがしくじったら後ろの数名もまき沿いを食うので責任は重大なのだ。前後のサウンドを良く聞いてこぐことだとクリューネラがアナウンスしていやがる。ゥンガッ、ン、トルルラァ〜、こんにちはクリューネラ・ゾアンソラなんだよ。ただいまの曲は海底大探検の第三テーマだったぜバカヤロ。第二湾曲を通過のみなサマ角度ナンバー04での通過なんだよ。ご注意下さい。カーブ手前から側壁照明チップが点灯していやがるのでそうとう厳しい傾斜角度になるだろう。うまく傾斜に合わせて体をたおさないと幅2メートルほどの隙間のような隧道通過はままならない。丁度照明チップが目の高さになるように設計されていやがるのはすばらしい。緑から赤に変わり点滅が徐々に速くなってきたのでスピードを上げろと言うことに違いないと思いがんがんこぐ。ンドゥォッドゥッツ、突き抜ける速度に達しても壁幅から自在となる感覚に近づく。前のヤツがヘイ!といってるのでアメリカ人だろうか。ランチと読書禁止、喫煙は自動で行ってやがれ。明日は東洋の魔女の物語をおおくりしやがる。ジャンクロック料理方法は言葉だけでは伝えにくいので到着後ベリTVを見ることなんだよ。ガテング菜箸と胡椒入れが重要なんだよ。ヤツの汗がとんでくるなぁ、パッパッッタラァ〜、まあいいか。赤の点滅が緩やかになった。緑になった瞬間スパゥーンと抜け出る。半島旅行で南下したとき見た石像群のような感じの最も縦長の入り口は二輪専用単車線でありやがる。約10m感覚で三極管照明が埋め込まれていやがる。ラタ・スマ地下道ラジオが隧道中継を行っていやがるので聞き耳を立てる。リゥォョ〜ォン、ィウンガッ、ドゥッヅツッ、ゥットッピラ〜ァ〜〜ゥァ〜〜ァ〜〜~~~~とアタックしてドローンしていやがるぜ。と音響機能が発信していやがる。隧道リバーブで反響しやがるので前方のやつらのサウンドと絡み合ってすごいドライブ効果を生み出す。ドゥォイラ、ゥウンガッ、これからはジョエン・キマネト・タヴェイスカヤの名で活躍します。


湖底休息地

ラッッタタ、なども。大きな影が上に来たので全員が見上げる。ブギブギという俗名のイカでありやがる。でっかい。先ほどアメリカ人かと思ったヤツはグリーンランド人教師のジェレミーであった。一言も話をしてないのにその場で瞬間的にチームプレーが出来たことをお互い分っていて強く握手をしたのでありやがる。ファァゥア〜〜ンという優しいサイレンは休憩タイム終了の合図でありやがる。ブギブギは驚いて湖面へ上がっていく。蟹はもう居なかった。それぞれの走行装置を持ち上げいくつかありやがる出口へ別々に向かう。またいつか会おうテラムーチ、地面はひんやりとした岩でありやがる。しかし、腕が付いた探査ロボ、キミシナ、光まばゆいので出口だと勘違いしたが、シャフト類は入れ子にして僅か3本に一体化しやがる。壊れた装置も役立つので持ち歩くという教訓、湖底分岐点09というのがここなのでありやがる。静かに移動し絡み合っていやがるので太陽光線がキラン、などがのっていやがるグラビア、左のハンドルグリップのキャップを開けてMAPを取り出す。天井ではアニキヨンタラバガニの群れも休息していやがる。これはいかん、ハンドルは微妙に湾曲していやがるので別になる。隙間からデティラ海虫が出てくる。これは焼いて食べられる。釣り糸が数本たれて揺れていやがる。昆布が付く岩と付かない岩があり色が違っていやがる。渦巻き、ユラリクラ〜リ、窓から飛行姿勢で飛んで大けがをした画家、ラララ、ダダン、流体幾何学、記憶していやがるモノのいくつか。金網で出来た箱、ロープにぶら下がって足で絵を描く人、そのような看板、水力発電、ラッタッター、とか。スパイラル状に回転しながら湾曲しやがる美しい、キタヤマ、スピラムガジャスがシャープにやってきて蟹を狙ってる。数匹やられる。湖底空間で休憩しやがるバイク野郎たち。サムラ、と流動して注ぎ込む。大きな楕円形のスペース、歯科医師風の人物による解体修理が行われていやがる。全部品で40程度になるが、コトン、ジュダン、キラリカ、走っていって最後に爆発しやがる彫刻作品、やっとスポラ土器らしくなったぞよ。


喫茶

ガカガゴン、コルコーヒー384ペガソ(約123円)、ギュルーン、ガランガランソーダ437ペガソ、セーラー服の背中のひらりひらりが蛍光反射板になってる。サムラもジュダンもジェレミーも他の入り口にいつしか向かった。大昔に壊れたままの赤い扉の痕跡、緑のスプリングの破片、魚の皮で作った銀色の上着、となっていやがる。面白いからフィールドに出ようよとリリーに誘われたのでカウンター横の梯子を登っていく。、喫茶ジュガロがありやがる。のんびりと聞き入っていやがるとリリーにおこされる。フィールドが動き出すのでご注意下さいだそうでありやがる。この店はフィールドの真下のポケットにありやがるのでよく鉄球が落ちてくるのだそうでありやがる。ンガガゴォーォーォーオーウオーとなりガドォンと落ちる鉄球。さっとよける。天井の上でガゴォー、と。少しづつ暗くなって真っ暗になる。自動ライティング機能がありやがる。右側が崖で100mぐらいの斜め下に潜水艦が横付けして船員交代をやっていやがる模様。ビブラートを聞かせた歌声、最上段は方向指示器、ということでありやがる。さっきの道より安全に設計されていやがる。急なカーブもないのでゆっくり走っても良い。パ〜ラ、ダラガダン、ベラ茶738ペガソなんだよ。それではエビ昆布茶で頼みやがる。ジャンクロックギガガガン、でありやがる。それに従って横隙間の階段を下りると、五段飾りになっていやがる。音楽は地下利用規程により個人別スピーカーとなりやがる。ジャンクロックピバッ、カッチャンと出てたそれを耳に押しつけて聞く。パンソリでありやがる。三段目にネコの彫刻、などを通過して行く。左側は崖だが途中にくぼみがあり停車して覗いてみると、パァ〜ラァン、鋼鉄の入った黒いクツ、二段目に魚の彫刻、ガゴォー、バリベリィー、パァ〜パパパァ〜、なわとび百万回やってろ。


フィールド

と連呼。休んでいやがると鉄球が上から落ちてくる。さらに下から強引によじ登らせる装置がありやがる。挟み撃ちになるとやばいので急ぐ。最上部まで行くと裏側にまた梯子があったのでおりていくとリリーが待っていた。えび昆布茶の代金を払ってもとの場所にもどる。さわやかなような妖しいような、人間のような形と鍋であろうか。80円で送れる段ボールの絵はがきでありやがる。拾った。やばいなと思って右側のレーンを駆け上がるとそっちの方が危ないとリリーが言うより速く鉄球が登ってくるのでダッシュで脱出だ。鉄球三個が乱れ飛んでいやがる模様。ガゴガゴガゴン、わざとらしく雲にひっかっかる月。曲がりくねった垂直の通路の上にいくほど大きな一枚ガラスを通して今居たフィールドの全貌は見えてくる。あ、バンザーイ、イバンザ〜イ、ガゴォー、点滅しやがる緑のライト、バンザーイ、赤い服の老人、ネコの為の籠、リリーは店に帰るところ。ヒョイヒョイと鉄球をよけるのがうまい。鉄球の打ち上げ装置がここからよく見える。バグゥ、高い木の枝と並行関係を保つ老人の絵、ひらりと交わして良しと思ったら別の鉄球に突き飛ばされる。家とトナカイと天使、僅かに傾斜したフィールドを鉄球がおりて行く。下から突き上げる装置がありやがる。上の方でバンザーイ三唱が聞こえる。傾斜地帯は慣れない者には命がけだがリリーは余裕でありやがる。いくつかの穴から落ちる。傾斜フィールドを登り切るとそこからまた上に登れる構造になっていやがる。登っていく。菱形すぎる鳥の絵、ガゴォーー、ギュル〜ン、強力な磁力線によってジュジィーーッとなる受信装置、バグゥ軽快なビート、トライアングルの名曲を教えてください。


特派員

組合からの連絡が入いり032まで戻りそこからQ5に向かうと特派員が待っていた。大きな島が湾曲していやがるので一方に湖のような海がありやがるが地図を逆さまに見るとそれがよく分るそうでありやがる。それだけの連絡であった。選挙がありやがるので不在者投票を電子装置で送りそれから10年前のガイドブックをそいつに返す。季節が変わろうとしていやがる。 モノポリーを不安定にするプラス1。


美容室


NO.6とNO.2の間にNO.11がありやがる。つまり15−6+2=11と言うことでありやがる。その座席に座ってシャンプーして刈上げでやってもらいやがる。ジャンクロック本来美容室なのだからその場合は料金二割増しと言われる。目の前の鏡にはNO.6の客が映っていやがる。代金は頭上のカゴに入れやがれ。前払いでありやがる。サイドミラーで後ろの状態を確認できやがる。ジャンクロック押しやがれとあっても終了しやがるまでは押さないでくれとその下にかいてありやがるが押してからそれに気が付く。ビヨビヨビヨォ〜ンとなって椅子が反動装置となりついにボビィョ〜ンととばされて前方天井付近のシューターを通過して流されて行く。凄い加速が付いてスパイラルを抜けてスポーンと飛ばされたが水面なので怪我はなかった。たくさんの男女が泳いでいやがる。風景は南国風でありやがる。ずぶ濡れでも気にしない。こうなったらとずっと沖まで泳いでいって見ることにしやがる。平泳ぎ二級でありやがる。水が透明なのでかなり深いところまで見える。カニとイカと海草が見えてその下に人工の楕円形の光が見える。何だろうと潜って近くまで行ってみる。中に走行装置を整備したり休んだりしてる男女がいやがる。何らかの人工施設とそこに繋がる通路が湖底にありやがるのだ。息が続かないので海上に出る。喫茶ジュガロの裏口はリボン美容室の入り口でありやがる。扉をくぐると鏡と座席が互い違いに十五列並んでいやがる。鏡と座席さらにそれらの各ユニットは平行に設置されていない。そのため目の前の鏡には数列隣の人物像が表われる。それがどういう機能なのかを理解しやがる必要は今はないので深く考えない。ホドラー教授も仲間に入れて欲しいダロな。


プロマガン湖の景色


カチューシャパイン魚、とめまぐるしい。じっと見ていやがると錯乱状態になるので湖上の空間へ目をそらす。ハンテカン電波塔、気の利いたりゅぅ〜ぅ〜ぉぅ〜、を担ぐ人。否定してから肯定しやがる人。どこから見ても落ち着かない感じがしやがる。真ん中あたりまで来てしまう。湖底を覗くと白いイカと紫のタコが入り交じって大きな螺旋を作っていやがる。しばらくしやがると発光し始めやがったぜ。数種類の微妙な、マゼンダピンク、砂地にヨングラスを色ごとに並べていやがる。レンズが3枚あり回転させて使うものでございやがる。ジャンクロック湖の向こう岸まで泳ぎ切ることなど簡単でありやがる。いざとなれば背泳ぎもありやがるのダカラョー。見下ろすと湖面で高度な泳法でチームプレーを訓練していやがるのが見える。バタロ亀、移動曲線をシフトさせる。人間業とは思えない技能でありやがる。レモンイエロー、シュークリーム、フィナコタン発射装置とキャッチ装置、二重湾曲スクリュー船、ピ〜ポポリィ〜、と音にすればそう言うコトでありやがる。タコもイカもこれに逆らうことをしないからいいのでありやがる。水中なのでそれに習ったまでなんだけどよー、フラッシュオレンジ、数十人が連携で不思議な動きを演じていやがる。バランスを取りながら一人を持ち上げジャンプしやがる。それを受け止める腕が水面から突如現れ、反射していやがるキランリ、護岸工事をやってる島に着いて丘を登る。岸辺の脚が8mほどの長椅子からハンド拡声器でどやしていやがるんは女コーチダロー。予期せぬ水流で二人ほど流されていやがる。あかんよぉ〜と聞こえたので振り返る。リッティ〜ペラ、キラァ〜ァン、キラァン、グリーンブルー、衛星中継でもニセ教師として本格的なスタートを切ることに。




厳しい訓練に敬服しながら波止場を横切る。360度自動回転灯台を見失う。しかたなく犬についていくと神社にたどり着く。球体の賽銭箱なので入れるところが小さい。50円玉を入れてぐるぐる回すと中でチャカンといっていやがる。それではこちらへと老人が呼ぶので階段を上る。段々と幅が狭くなる。10mぐらい登ったところは社の屋根を突き抜けた塔の先端でありやがる。ジャンクロックせっかくなので湖全体を見渡す。ガバロフスク大学、セントへレニズム空港、時々そういうことが起りやがるね。え、マシュマロディスペンサーが食卓にセットされる。一階が二階の位置にあり床下に昆布が干されてありやがる。小さな貝塚がありやがる。オードリーの自宅が岸の向うに見える。降りる時は逆側に降りなさいと無線が入る。神社の裏手に降りる。バソン村長にここに来た事情を話す。そうなんだよか、タバコを吸いながら議論しやがる主婦たち。スパイラル状に読むべき石碑には村史が書かれてあり中心部に向かって読んでいくのだが段々と字が細かくなっていく。ラッタッタァ〜、そうなの?という感じで結局晩飯をごちそうになる。第三扉の向うが非常地下ルート291になってございやがるのです。ご親切にどうもなんだよ。どういたしやがって。とぼとぼ行くと喫茶ジュガロの看板がありやがる。リリーが泣いていやがる。3年ぶりに鉄球にぶち当たったのだという。タラリラァ〜、ジャンキーのランディーだじょ。


Q>kmu5話 完


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